「理論だけでは終わらない」―創業140年の化粧品メーカーに挑む学生たち
愛知学院大学経営学部 藤原ゼミナールの3年生は,創業140年,「人と地球の美しい未来を創る」をパーパスに掲げる株式会社桃谷順天館(本社:大阪府大阪市)を訪問し,ビジネスプレゼンテーションを実施した。
本プロジェクトでは,学生たちが同社の課題発見から消費者調査,データ分析,提案内容の構築までを主体的に進めてきた。学生たちは複数のグループに分かれ,商品ラベルデザインの改善提案,新商品企画,SNSを活用したプロモーション戦略など,多角的な視点からマーケティング提案を行った。各提案は,因子分析や共分散構造分析などの統計的手法を活用し,消費者調査データに基づく実証的分析を踏まえて構築された。単なるアイデア提案に留まらず,「なぜその施策が有効なのか」をデータから論理的に導出した点が,本プロジェクトの大きな特徴である。
当日は,第一線で活躍される同社社員の方々を前に,緊張感のある雰囲気の中でプレゼンテーションが行われた。学生たちは,マーケティング理論と分析結果を結びつけながら,説得力のある説明を展開した。一方で,ここに至るまでの道のりは決して平坦なものではなかった。「分析結果をどのように伝えるか」「消費者視点とはどういうことか」といった課題に直面し,議論や修正を何度も重ねながら試行錯誤を続けてきた。そうした過程を経て完成した提案に対して,社員の方々からは「数値分析に基づいており説得力がある」「実務でも活用可能性が高い」といった評価が寄せられ,学生たちにとって大きな達成感と自信につながった。
この経験を通じて,学生たちはマーケティング理論や統計分析が実社会でどのように活用されるのかを実践的に学ぶ貴重な機会となった。









