愛知学院大学

学長挨拶

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引田 弘道
学長 引田 弘道

愛知学院大学は、建学の精神である「行学一体」「報恩感謝」を基盤として、自分の可能性に挑戦し、協働の場で主体的に活躍できる人材の育成を目標としています。
本学での学びにより、知識・技術の習得と、人格と教養の高揚に努め、周囲への感謝を忘れず、共によりよい社会の実現に尽力できる人となる教育を目指しています。

1876(明治9)年開設の「曹洞宗専門学支校」を前身として、1953(昭和28)年に開学した愛知学院大学。70年の歴史を有し、中部圏の伝統ある大学として知られる本学は、社会の変化に対応した教育研究活動を推進し、時代が求める人材の育成に取り組んできました。長い歴史を通して本学に受け継がれてきたのは、人間性を重視する仏教精神です。曹洞宗の宗門関係学校である本学は、禅の思想を基とした「行学一体」の人格形成に努めて、「報恩感謝」の生活のできる社会人を育成することを建学の精神としています。

本学が創設以来、一貫して取り組んできたのは、禅の教えに基づく「人間教育」です。それは一人ひとりの学生と真剣に向き合い、可能性を導き出す教育です。人には数字のみでは表せない本質的な能力がそれぞれに備わっています。その能力に対する自覚を促し、やる気を引き出し、確かな成長へと導くことが、本学の果たすべき役割だと考えています。

本学は現在、文・心理・健康科学・商・経営・経済・法・総合政策・薬・歯の10学部16学科と、短期大学部1学科、大学院9研究科に学生総数約11,000名を有し、中部地区でも有数の規模と充実した内容を誇っています。2013年には中部経済を担う人材育成の要請に応え、経済学部を新設しました。さらに、2022年には、心理学の知見を強みとして、幅広い分野で活躍できる人材を育てる心理学部が増設されました。また、2023年には、心身科学部を改組した健康科学部が新たに誕生しました。このように、時代の要請に応える積極的な姿勢をもって、本学は新たな展開を図っています。

2014年より名城公園キャンパスが開校しました。名古屋城の東側に位置し、都心ながら緑豊かな環境で、商学部、経営学部、経済学部、法学部の学生が1年次より学んでいます。従来の楠元キャンパス・末盛キャンパス・日進キャンパスに、新たに名城公園キャンパスを加えることにより、本学は4キャンパスをもつ一大総合大学へと躍進を続けております。

一方、より高度な教育研究が求められる社会の要請に応え、大学院の充実にも努めています。高度な専門職業人の育成や社会人の再学習など、大学院に求められる新たなニーズにも積極的に対応しています。また、社会人教育や、生涯学習に対応した公開講座や開放講座など地域貢献にも積極的に取り組んでいます。さらには、産業界、官公庁、他大学などと積極的に交流を深め、より一層教育研究活動を充実させております。中部圏において教育と課外活動の両面で中心的な役割を果たし続けてきた、愛知学院大学。本学はこれからも時代の要請に応え、社会に求められる大学像を追求していきます。