「人材の養成・教育研究上の目的」及び
3つのポリシー

文学部 日本文化学科

人材の養成・
教育研究上の目的

日本文化学科

日本文化学科は、「言語」「文学」「思想と芸術」「社会と民俗」の4領域から日本文化について学び、その成果を様々な形で発信できる人材の育成を目的としています。
そのための教育研究上の目的として、①文化探求現場主義をモットーに、現実に即した情報を収集する能力の養成、②日本文化の学際的研究を通して、学生自らが問題を発見・追究・解決する能力の養成、③日本文化の特質を国際社会に向けて発信できる人材の育成を掲げています。

ディプロマ・ポリシー 
(卒業認定・学位授与の方針)

教養教育科目と専門科目を履修することで、広い教養と深い専門知識を修得し、社会の諸側面において自らのなかに課題をみつけ、探求していく姿勢、理論的思考と的確な判断力、社会の変容に対応できる力を身につけた人に学位を授与します。


①

「言語」「文学」「思想と芸術」「社会と民俗」の4領域から日本文化の特質について考究することによって、自らの感性を磨き、文化の継承と創造に寄与し得る能力を養います。

②

学生は所定の期間在籍し、学部学科の人材の養成・教育研究上の目的に沿って設定した教養科目と専門科目を履修して、卒業要件単位である128単位を修得することが求められます。

③

4年間の集大成として、卒業論文の作成、提出を学位授与の要件としています。卒業論文の作成においては、研究テーマに関連する文献や資料の収集、アンケート調査やインタビュー調査を行います。卒業論文を執筆することを通して、自己表現力や分析力、問題探求能力などを修得します。


具体的には、以下の通りです。


知識・理解

(1)

日本文化・異文化に関して説明することができる。

(2)

日本社会の諸現象を通時的・共時的に論じることができる。


汎用的能力

(1)

数量的に示された文化的・社会的事象を説明することができる。

(2)

ICT(情報通信技術)を用いて多様な情報から適切な情報を収集し、発信することができる。

(3)

知識や情報を利用して、問題を解決することができる。


態度・志向性

(1)

自己の権利と義務を適正に行使することができる。

(2)

社会の発展のために積極的に関与することができる。

(3)

卒業後も自律・自立して学習することができる。


総合的な学習経験と創造的思考力

(1)

これまでに獲得した知識などを活用して、課題を解決することができる。

(2)

これまでの学習体験から、自ら新たな課題を立てることができる。

カリキュラム・ポリシー 
(教育課程編成・実施の方針)

日本文化学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた「文化探究現場主義」をモットーとして、教養教育科目と専門科目の連携を図りながら、以下の教育内容と方法を取り入れた授業を実施し、教育評価を行います。

教育内容

①

日本文化の総合的理解を目指して、「言語」・「文学」・「思想と芸術」・「社会と民族」の4つの領域をもうけています。これら4つの領域ではそれぞれに、入門的な内容を扱うことで1年次から履修可能な1群の授業、発展的な内容を扱うことで2年次から履修可能な2群の授業、特に少人数で行われる専門性の高いゼミ科目を中心とすることで3年次から履修可能な3群の授業を配置して、入門的な内容から専門性の高い科目まで、学生が無理なく各学問領域を理解できるようにカリキュラムを構成しています。このようなカリキュラムによって、日本文化学科では学生が自ら学び、課題を見つけ、それを探求するとともに、その成果をまとめる力を養成します。

②

1年次と2年次は、4つの領域の中の1群と2群の授業を領域横断的に履修することで、日本文化の基礎を総合的に学習するとともに、3年次から専門的な学習・研究を行うために所属するゼミ選択の準備を行います。3年次と4年次は原則として同じゼミに所属し、同一の指導教員のもとで各領域における専門的な学習・研究を行い、4年次の最後には4年間の学習の集大成としての卒業論文の作成に取り組みます。こうした4年間の教育を通して、日本文化学科では日本文化の諸領域のなかに自ら課題を立て、それを解決できる能力を養成します。

③

書道文化に関する講義・実習科目を充実させ、学生の希望に応じて、かな、楷書、隷書、草書、篆刻などの様々な書法を修得するとともに、書道教員免許の取得を可能とする体制を整えています。また、日本語・日本文学に関する講義科目を充実させ、国語教員免許の取得を可能とするカリキュラムを設定しています。

教育方法

①

日本文化学科のモットーである文化探究現場主義に基づき、1年次には美術館や文化施設の見学、陶芸体験、そば打ち体験、雅印や香袋の作成などの体験プログラムを用意して、日本文化を実際に体験する機会を提供します。2年次には広領域特講群を活用し、茶華道、日本画の基礎の実修、ふろしきの使用法等、実践的な形での日本文化の理解を進めます。また、書道文化に関しては、基礎から応用まで、学生の希望に応じて実践的な授業を通してその技能の向上につとめます。

②

1年次より履修可能な各分野の講義では、教員による講義形態を中心にすえながらも、少人数のグループワークの活用や、学生からの質疑応答の活性化、画像や映像を利用しながら、それに対する意見の聴取などを取り入れることで、積極的なアクティブラーニングを活用し、学生の参加による双方向授業の実施と、学生の自発的な学習を促します。

③

3年次からは専門性の高いゼミに所属し、少人数による授業を行います。その中では、学生相互の活発な議論を促したり、レポーターによる発表とそれに対する批評を行う一方で、個々の学生の作成したレポートに対するきめ細かな指導を専門の教員が行うことで、卒業論文のテーマの決定と、それを作成するための能力の養成をはかります。4年次には、その集大成として卒業論文を作成します。各ゼミの教員は、卒業論文の作成の進度に応じて個々の学生に対する個別指導を行うとともに、すべてのゼミ生が参加した形での卒業論文の中間発表等を行います。

④

ゼミの研究領域に応じて、国内外における文化的諸事象の体験・調査などからなるフィールド・ワークやアンケート調査を実施します。アンケート調査によって得られたデータは統計解析ソフトを用いて分析します。そして、その結果に基づいて各ゼミで積極的な議論を行い、ゼミ生全員がそれぞれの形で日本文化の理解を深めます。

教育評価

①

日本文化を理解するために必要な知識に関しては、これを修得したかどうかを筆記試験を通してはかり、評価を行います。

②

文化的諸事象の体験や調査などアクティブラーニング系の科目に関しては、レポートや討論を通して教員が客観的に評価を行います。

③

4年間の集大成として卒業論文を提出し、主査と副査の口述試験を通して評価を行います。

アドミッション・ポリシー 
(入学者受け入れの方針)

日本文化学科では、「言語」「文学」「思想と芸術」「社会と民俗」の4つの領域から、多角的に日本文化について考え、学ぶ意欲のある学生の入学を期待しています。
また、日本文化学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるのにふさわしい、以下にあげる学生を求めます。

①

高等学校での各教科、特に国語・社会・英語についての基礎学力を有し、大学で発展的内容を学ぶ意志のある学生を求めます。

②

正確な日本語の読み書きの基礎力をもつ学生が望ましいと考えます。一例として、漢字検定準2級程度の学力を有する学生を求めます。

③

他者の話の要点を捉えてメモし、考察の材料にできる能力は、大学の講義を受ける上で必須です。さらに、身の回りの文化や現象に、「なぜ?」「どうして?」という自分なりの疑問をもち、答えを探ろうとする姿勢をもつ学生を求めます。