2026年度春季愛知学院大学文学部博物館展示のご案内
2026年度春季愛知学院大学文学部博物館展示
テーマ | 公演プログラムで辿る文化交流:舞台芸術と美しい本 |
期 間 | 5月25日(月)~29日(金)10:00~16:00 |
特別展示 | オープンキャンパス期間中 5月30日(土)、7月31日(金)、8月1日(土)10:00~14:30 |
会 場 | 愛知学院大学日進キャンパス3号館4階文学部博物館展示室 (3号館1階 丸善売店斜め前のエレベーターを利用) ※入場無料 |
展示担当 問い合わせ先 | 文学部英語英米文化学科 松崎 博 Mail:hiroshim@dpc.agu.ac.jp Tel:(0561)-73-1111㈹ |
概要
日本のバレエの本格的な受容は、帝国劇場が舞踊教師として招聘したG・V・ローシーの1912年の来日に始まる。
本年の春季展示では、彼が妻と共に参加した帝劇の公演プログラムを手始めに、様々な舞踊関係の珍しい公演プログラム等をご覧いただく。
ローシーの薫陶を受けた本邦初のバレエダンサーのひとり澤モリノが出演した公演解説書や彼女を起用した絵葉書、ローシーが振付を担当した松井須磨子主演『サロメ』(本邦初演)が含まれている公演プログラム(1913)、我が国のバレエ上演史上特筆すべき『白鳥の湖』全幕本邦初演プログラム(1946、舞台美術は藤田嗣治)、セルゲイ・ディアギレフ主宰のバレエ・リュス(ロシアバレエ団)最後の男性スターにして彼の晩年の若き愛人、パリ・オペラ座のバレエ・マスターを長く務めたセルジュ・リファール来日公演(1952)や欧米におけるバレエ・リュスとその後継団体の公演プログラム、川端康成が高く評価し、彼の『舞姫』(1951)なかにも言及があり、近年研究が進んでいる朝鮮半島出身のダンサー崔承喜を扱った雑誌記事や公演プログラム、三島由紀夫が週刊誌に寄稿したバレエ評、彼が台本を手掛けたバレエ作品『ミランダ』(1968)の広告チラシ。
名古屋の団体による初期のバレエ公演、1949年の中京バレエ研究所の第一回公演プログラム等。
また、本年は我が国初の国際的オペラ歌手 三浦環の没後80年にあたる。
彼女が1911年に帝劇でマスカーニ作『カヴァレリア・ルスティカーナ』抜粋(イタリアオペラの本邦初公演・当時は柴田姓)を歌った際のプログラム、1937年に大阪の中之島公会堂で行われた三浦主演による彼女自身の日本語訳を使用したプッチーニ作『蝶々夫人』の公演プログラムを展示。
加えて、本年は同作曲家の遺作『トゥーランドット』初演100周年にあたるため、ミラノ・スカラ座での初演でカラフ役を担当し「誰も寝てはならぬ」を創唱したミゲル・フレータの帝劇でのリサイタルのプログラム(1929)なども展示。
日本におけるバレエ・リュスの受容に大きな影響を与えたのは、第一書房刊の我が国の音楽評論家の草分け大田黒元雄による『露西亜舞踏』(1926)。
豪華な造本で一世を風靡した、この書肆が世に送り出した美しい各種の本、例えば我が国のその後の現代詩に大きな影響を与えた堀口大學の訳詩集『月下の一群』初版本(1925)等も展示。
