総合政策研究科 総合政策専攻博士前期課程
日進キャンパス研究科概要
現代社会が抱える複雑な問題の解決力の養成を目指し
複数の学問分野の研究成果や研究手法を修得できるカリキュラムを用意。
総合的な政策を立案・実行できる人材を目指すことができます。
複合領域にまたがる問題に対処できる人材を養成。
現実の問題に対応できる諸領域を学べるようにしています。
総合政策研究科の特色は、現代的な問題の解決にあたり、一つのディシプリンや学説、学問体系に固執することなく、多くの領域の学問に軸足をまたがるように置いて、幅広い視野から物事を観察・分析することにあります。目標は、高度な専門的知識を兼ね備えた、複合領域にまたがる問題に対処できる人材の養成です。
現代的な問題としては、例えば、福島第一原子力発電所事故を挙げることができます。同事故は、原子力発電そのものの是非に関する問題をはじめ、代替エネルギーに関する問題や放射性廃棄物の除去及び処分に関する問題、政府の対応方法など、さまざまな問題を我々に投げかけました。これらを解決するには、一つの学問体系に関する知識や技術だけでは到底足りず、複合領域に関わる知識と技術が求められます。
別の見方をすれば、総合政策的な研究領域というのは、ディシプリンとしてあるというよりはむしろ現実の問題の中にある既存分野を横断した学際的に取り組めるところに特徴があります。
もっとも、こうした現代社会の問題を解決したいという思いは同じでも、具体的問題となると、大学院への入学を考えている大学生、社会人、そして各国から学びにくる留学生でおのずと異なります。院生の一人ひとりが考える現実の問題、それに対応できる複合領域を準備するのはそう簡単なことではありません。しかし、それこそが総合政策研究科の使命なのです。
総合政策研究科ではどのような問題解決策を導くことができるのか、そのガイダンスとして、「総合政策概論」という科目を設置しています。これは、総合政策研究科の複数の教員の専門分野に触れることができるオムニバス形式の授業で、時事性のあるテーマを担当教員が取り上げて問題提起を行い、教員と院生とで活発に議論することで、知識の幅を広げたり、問題解決策を導くための基礎的な論理展開力を身につけることを目的にしています。
主役はもちろんみなさんです。私たち教員は、このような授業を通し、大きくは持続可能な共生社会をどう築き上げていくかという課題に対して、そして具体的にはみなさんの個別のディシプリンに沿って見出された問題を、複合的視野に置く手助けをすることで、解決への糸口を導いていきたいと考えています。
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基本情報
- 開設課程
- 博士前期課程
- 授与学位名称
- 修士(総合政策)
- 標準修業年限
- 2年
- 入学定員
- 6人
- 取得可能な資格
-
中学校教諭専修免許状(社会)
高等学校教諭専修免許状(公民)
- 特色
-
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社会人対象の授業は履修者のニーズに応じて、
フレックス時間割制を一部導入 - 社会人を対象にした、1年で修了できる特定課題研究コースを開設
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他研究科の授業科目を10単位まで履修可能
(商学研究科、経営学研究科、経済学研究科、法学研究科)
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社会人対象の授業は履修者のニーズに応じて、
専攻紹介
統合的に諸学問を生かせる力が
身に付けられるカリキュラム
多様な学問を個別的に理解することが本研究科の目的ではありません。実社会で役立つように、諸問題を統合して生かせる力が身に付けられるようにカリキュラムを工夫しています。その一つが必修科目の「総合政策概論」で、人間環境と社会システムに関する研究の中から総合性のあるテーマを取り上げ、複数分野の教員と院生とが議論し合うことで総合的な知見を養えるようにしています。
科目群は「研究基礎科目」、「研究科目」、「研究発展科目」からなり、基礎力の養成、幅広い知識・研究手法の修得、専門分野の研究をバランスよく進められるようにしています。
実務で役立つ技能と
研究能力を高める科目を設置
身に付けた専門性と知識を実務で生かせるように、「キャリア支援科目」や「研究支援科目」を設置しているのも特色です。
「キャリア支援科目」には、国際性を身につけるためのコミュニケーション英語力を養える科目があるほか、教職課程専修免許取得に資するための教育学関連の科目もあります。
「研究支援科目」には、自らが関心を持った課題についてフィールド調査したり、収集したデータの解析を行うなどの活動を通じて、調査・分析・評価方法といった研究手法を身に付けられるようにしています。
社会人のための1年で修了可能な
特定課題研究コースも開設
地方自治体職員や民間企業の会社員が、職場で抱える課題について研究できる「特定課題研究コース」を設けています。修士論文の作成に代わって特定課題研究レポートを提出し、優れた成果をあげた場合、1年で修了することができます。
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研究テーマ・教員紹介
- 研究テーマ
- ビッグデータ時代の政策評価手法の
開発と実践
- 教員名
-
石橋 健一 教員情報はこちらISHIBASHI Kenichi
- 職位・学位
- 教授
- 主な担当科目
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情報・メディア研究、社会情報論
ICTの進化により、様々な分野にてIT機器が利用されるようになった。一方で、ICTの進化は、個人のプライバシーをも商品とすることも可能になるなど、危険性も内包している。そこで、ICTの進化と人々の幸せ、社会の安全・安心が実現可能となるための方策について、ICT技術の進展を踏まえて考察を行う。
- 研究テーマ
- 視覚イメージ理論の深求
- 教員名
-
岩田 和男 教員情報はこちらIWATA Kazuo
- 職位・学位
- 客員教授
- 主な担当科目
-
社会・文化研究、超域文化論
現代の映像・言語文化をめぐる諸問題の解決には、分野と地域の両方にまたがる超域的視点に基づく幅広い関心が不可欠である。本授業のねらいは、かかるグローバリゼーションと固有の地域文化が複雑に絡み合う状況の基礎に流れている潮流を、さまざまな問題意識から総合的に把握しようとするものである。
- 研究テーマ
- 国際関係論・日本・アプローチ
- 教員名
-
杉山 知子 教員情報はこちらSUGIYAMA Tomoko
- 職位・学位
- 教授
- 主な担当科目
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国際・地域研究、国際関係論
履修学生に対しては、国際関係論に関する専門知識の修得、先行研究を批判的に検討し、自らの分析的視点を踏まえた論文作成ができるように指導をしていきたいと思います。
春学期は国際関係理論の分析の方法、アプローチに関する文献を講読し、秋学期は履修者の問題意識に基づき、関連する文献の講読、さらには履修者の研究報告を通じて、論文の完成度を高めて行ってもらえればと思います。
- 研究テーマ
- 自治体データ分析
- 教員名
-
中村 悦大 教員情報はこちらNAKAMURA Etsuhiro
- 職位・学位
- 教授
- 主な担当科目
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政治・行政研究、現代行政論
日本の行政組織と行政管理の手法について諸外国との比較を交えながら理解・考察する。
- 研究テーマ
- 現代日本の選挙と政治過程の実証分析
- 教員名
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森 正 教員情報はこちらMORI Tadashi
- 職位・学位
- 教授
- 主な担当科目
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政治・行政研究、現代政治論
現代の政治現象、特に現代日本の政治過程を対象とした実証的な分析を目的とした修士論文の作成を指導する。春学期は分析の方法、アプローチに関する文献を購読する。秋学期は履修者の問題意識に基づき、関連する文献の購読、さらに履修者の研究報告を通じて、論文の完成度を高めて行ってもらえばと思います。
- 研究テーマ
- 環境評価のための因果関係を探る
- 教員名
-
森下 英治 教員情報はこちらMORISHITA Hideharu
- 職位・学位
- 教授
- 主な担当科目
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経済・環境研究、環境計画論
政策や計画策定プロセスにおいて合意の形成された計画を進めるために、民主的で科学的なアプローチは不可避である。
本演習では、実在する環境関連の社会問題を取り上げ、現地調査と各種モデルの活用や新しいモデルの開発を行い、空間的情報分析による評価を行い政策・計画の提言を行う。
現実の問題を解決するためには定量的な情報だけでなく定性的な情報も合意形成のために必要であるため、両者が共存した情報分析・提供が行える手法を研究し、政策ツールを開発することも目的とする。
- 研究テーマ
- Seminar for Interdisciplinary Global and Area Studies
- 教員名
-
山旗 張星允 教員情報はこちらYAMAHATA Chosein
- 職位・学位
- 教授
- 主な担当科目
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国際・地域研究、国際開発論
The demands in different forms and functions of safeguarding humanity across the globe are the real mission to be carried out by the international community. This seminar is enabling students to build capacities suitable for them to pursue such functions. They are tooled with reading materials for social science, global, regional and area studies to digest on the topics and use those as a springboard for learning how to discover and analyze important issues.
- 研究テーマ
- 正義の探求
- 教員名
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小城 拓理 教員情報はこちらKOZYOU Takumichi
- 職位・学位
- 准教授
- 主な担当科目
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社会・文化研究、人間文化論
第二次世界大戦後、ロールズの登場により政治哲学の研究が活況を呈するようになった。この授業ではテキストの講読を通じて、春学期は功利主義とリベラリズムを、秋学期はリバタリアニズムと共同体主義を比較検討し、自分なりに考える力を養成する。
- 研究テーマ
- 社会階層・家族・ライフコース
- 教員名
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鈴木 佳代 教員情報はこちらSUZUKI Kayo
- 職位・学位
- 教授
- 主な担当科目
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社会・文化研究、福祉社会論
少子高齢化と多様化が進む現代社会を支えるしくみのひとつが、福祉国家による社会福祉サービスの提供です。この科目では、マクロレベルにおいては持続可能なより良い社会システムの構築を、ミクロレベルにおいてはより健康的な生き方の保障をめざし、社会福祉の歴史的発展や理念、具体的な制度やサービスについて学びます。さらに、異なる特徴を持つ5つの国の再分配制度について学び、より望ましい社会のありかたを模索します。
- 研究テーマ
- 社会心理学の観点からの対人・集団行動の探求
- 教員名
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太幡 直也 教員情報はこちらTABATA Naoya
- 職位・学位
- 教授
- 主な担当科目
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人間関係研究、対人・集団行動論
人間の心理や対人行動の法則を実証的に明らかにする、社会心理学の観点から、修士論文作成を指導する。
社会心理学に関する実証研究を実施し、完成度の高い論文を作成することを目指す。
- 研究テーマ
- 金融システムと金融政策に関する研究
- 教員名
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三浦 一輝 教員情報はこちらMIURA Kazuki
- 職位・学位
- 准教授
- 主な担当科目
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経済政策論
経済政策のメカニズムや効果を考察、検証するための経済理論と統計手法の基礎を修得する。主に日本の金融や財政、競争などに関する政策をとりあげる。実際の経済政策について、データを用いた分析をおこないながら理解する。
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- 外国人留学生で出願を希望される方は、公益財団法人日本国際教育支援協会と独立行政法人国際交流基金が実施する「日本語能力試験(N1)」に合格した者、またはそれに準ずる日本語能力を有する者(日本語で授業を実施する場合)であること。