教員紹介
歴史学専攻
文学研究科
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教員名 | 研究テーマ | 主な担当科目 |
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松薗 斉 教授 | 日本中世の政治と文化 | 日本史研究Ⅰ(文化史研究) 従来からの天皇・貴族の日記・記録の研究に加えて、近年は、中世の宮家の問題、宮廷の女房・女官、絵巻物などの絵画、生活文化に関心を持っている。 |
福島 金治 教授 | 日本中世の社会・経済と地域形成のありかた | 日本史研究(Ⅱ)(社会経済史研究) 室町時代から戦国時代に移っていく様相を、幕府や守護の機能の変化と相互規定の関係について考察し、当該期の国人や村落のあり方の変化などに着目して、その内容を検討することにしたい。 |
中川 すがね 教授 | 日本近世の貨幣経済と社会 | 日本史研究(Ⅲ)-1(政治史研究) 近世の多様な史料を講読することで、近世と政治と社会の多様性と変化のあり方を明らかにする。 |
後藤 致人 教授 | 近現代日本の政治構造 | 日本史研究(Ⅲ)-2(政治史研究) 日本近世後期から近現代について、政治史を中心に講義する。ただ、思想史や文化史なども織り交ぜながら進め、受講者ー人ひとりの日本近現代史のイメージをより豊かにしていけるように努力していきたい。また、日本近現代史の研究史を意識し、現在何が課題であるのか、理解できるようにしたい。春学期では、幕末維新期から日露戦争・大正デモクラシーを経て、昭和初期までを範囲にして議論を展開していきたい。秋学期では、昭和戦前期の政治構造、そして戦後の政治構造を中心に論じる。 |
松下 憲一 教授 | ユーラシア東部における遊牧民の研究 | 東洋史研究(Ⅰ)(文化史研究) ユーラシア東部における遊牧民の歴史・社会・文化について、最新の研究動向をふまえつつ考察する。とくに中国王朝との関係について、史料をもとに分析していく。 |
中村 敦子 教授 | 中世英仏貴族社会の動向-オルデリクス・ヴィタリスから読む | 西洋史研究(Ⅰ)(文化史研究) 中世西欧国家の特徴について、ブリテン島とフランスを例に考察する。研究史上の問題点や、古代から中世への変化といった関連するテーマも視野にいれつつ、研究文献や史料を丁寧に読み、実際に分析しながら考える。 |
松井 真子 教授 | オスマン帝国の対ヨーロッパ関係:「条約の書」を読む | イスラム圏史研究 中東イスラム圏とヨーロッパとの関係を、オスマン帝国時代を事例として考察する。オスマン帝国の君主からヨーロッパ諸国の君主に恵与された「条約の書」に関する英語文献や英訳条文を輪読し、両世界の関係の諸相と変遷を具体的に把握できるようにする。 |
加藤 一郎 教授 | 古墳時代の考古学、文化財の歴史 | 考古学研究(Ⅱ)(歴史考古学研究) 古墳時代は日本列島における国家形成段階とされるが、その古墳時代について古墳から出土する器物(埴輪、鏡など)などの分析をもとにして研究している。また、近世から近代にかけて登場した好古家とよばれる人々や、そうした人々が作成した文書類に描かれた文化財についても研究している。講義ではこうした現在関心をもってすすめている研究について取り上げていきたい。 |
長井 謙治 准教授 | 先史考古学研究の学説史 | 考古学研究(Ⅰ)(先史考古学研究) 大学院修士課程の歴史文化領域が目指す教育方針は、少子高齢化社会、経済格差により疲弊・弱体化する地域の現状に対して、自らが「遺産相続者」として主体的に問題解決に立ち向かう実行力・応用力のある人材を育成することにある。このため本授業もこれを意識した授業内容構成となる。授業内容は、旧石器・縄文時代に関わる研究文献の講読を通して学説を整理する。学部で身につけた先史考古学的知識の基礎力を各自が確認し、さらに高度な研究へと昇華するための応用力を実践する。 |
広中 一成 准教授 | 中国を中心とした東アジア近現代史 | 東洋史研究(Ⅱ)(社会経済史研究) 本講義では、アヘン戦争以降の中国をはじめとした東アジアに起きた諸問題を関連史料や学術研究をもとに考察していく。現代中国語のテキストも用いるため、受講者は基礎的な中国語の読解能力があると望ましい。 |
門間 卓也 准教授 | 近現代東欧史(ナショナリズム/ファシズム研究) | 西洋史研究Ⅱ(政治経済史研究) 19世紀後半以降の東欧社会で展開した国家形成を巡る「抵抗」の諸相について扱う。併せてその歴史的文脈を生成した「帝国主義」の展開に注目しながら、ヨーロッパで育まれた「近代性」という概念が、いかなる具体的実践を導いたか検討する。 |