方法
実験参加者 .
視覚機能に異常のない心理学を専攻する大学生◯名(男:女 = △:□)でとする.
刺激と条件
斜線の長さを30mmと一定とし,内角が異なる(30゚,45゚,60゚,120゚)4つの錯視図形を用いる.従って4条件の実験となる.
手続き
はじめに観察距離(参加者の眼と刺激図版の距離)をできるだけ同じにするために,刺激図版の提示位置を目から60cmの位置に固定する.本実験では変化刺激の長さを5mmずつ段階的に変化させる極限法にて測定を行う.測定の際,実験者は変化刺激が標準刺激よりも明らかに長く見える位置から開始する下降系列,反対に明らかに短く見える位置から開始する上昇系列のいずれかの系列にて実施した.実験者が刺激図版を持ち,標準刺激に比べ変化刺激が「長い(+)」,「短い(−)」の2件法にて判断するよう実験参加者に教示する.そして提示した変化刺激に対していずれの判断がされたのかを記録用紙に記録する.また同時に,条件よってどのように見え方が異なったのかなど参加者の内省報告3も記録する.なお上昇系列の試行において連続して「長い」(一方,下降系列の場合は「短い」)と判断された場合,その時点で当該試行を終了し次試行に移行する.
各条件につき上昇系列を4回,下降系列を4回,計8回測定を繰り返す.その際,標準刺激が左にある場合と,その逆の場合の両方を行うため,条件数×8回の測定を行う.なお,条件の実施順序は,順序効果を防ぐために実験参加者によってカウンターバランスをとる.