愛知学院大学

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2023年度教育優秀賞の表彰式を実施しました

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2023年12月6日(水)本学日進キャンパスにおいて、2023年度の教育優秀賞の表彰式を執り行いました。

教育優秀賞の目的は、本学の「教育理念・目的」、学部(教養部含む)、短期大学部、大学院研究科の「人材養成・教育研究上の目的」を達成するために、教育活動において優れた業績を挙げた教員を表彰することにより、教育活動のより一層の充実を図ることにあります。

第3回目の表彰となる今回は、学部(教養部含む)、短期大学部、大学院研究科から2022年度の教育活動に関わる候補者を募り、選考委員会での厳正な審議を経て、以下の3名の教員に教育優秀賞を授与しました。

健康科学部の下村 教授は、既習科目において学修した知識を活用した演習と、その演習の事後課題としてのレポート課題を適切に組み合わせることにより、学生の主体的な学習への取り組みを引き出すアクティブラーニングを展開しました。これにより、学生が授業外での学習習慣を身に付け、その後の科目の学修にも積極的に取り組んでいくという効果を生み出し、さらには健康科学科養護教諭コースの教員採用試験合格者数増加にも寄与しました。

歯学部の杉田 准教授は、各種 Web コンテンツ活用するという独自の教育方法を生み出し、高い教育効果を実現しました。また、国家試験対策においては、Forms を利用した口腔病理学に関連する独自の問題や国家試験の過去問を400日間毎日出題し、その正答率に基づいた適切な解説を行うと共に、誤答した学生に対してTeamsのチャットを通して個別的な解説を行うなどする手厚いサポートを積極的に行いました。これらは、昨年度の歯科医師国家試験での口腔病理関連問題の正答率が全国平均を大幅に上回る成果に繋がっています。これらにより、歯学教育の向上と学生の成績向上に貢献しました。

法学部の尋木 准教授は、学生のニーズに応じた授業形態をとりながら、多様な視点から時事問題を考えさせる授業を展開しました。講義では時事問題を素材に、新聞、地図、写真、動画などを効果的に用いて、学生の関心と集中力を引き出しながら、多角的な視座から専門的検討を加えて、教育効果を向上させました。演習でも研究成果を積極的に学外で発表する機会を設けるなどして、学生の意欲を喚起しました。これらの試みを通して、学生が視野を広げ、調査・発表を通じて主体的に学修し、社会性をも涵養していく教育を実現しました。

これらの事例については後日、全学FD活動の一環として講演等を行う予定としています。

【受賞者】

所属学部 氏 名
健康科学部 下村 淳子 教授
歯学部 杉田 好彦 准教授
法学部 尋木 真也 准教授

 

(左から)下村 淳子 教授(健康科学部)、杉田 好彦 准教授(歯学部)

尋木 真也 准教授(法学部)

 

大学教学改革推進企画室