本学では、日進キャンパスにおいて養蜂事業を昨年に続き今年も実施しました。
花粉交配を担うポリネーター（送粉者）として非常に重要な役割を持っているミツバチの巣箱を約50万平方メートルで緑豊かな日進キャンパスに設置し、大学周辺の緑化、生態系の維持を目的に株式会社竹内養蜂との共同事業として行います。

取り組み2年目となる今年は、巣箱2箱（5月26日より1箱追加）を4月から6月の約2ヶ月設置したところ、昨年の採蜜量約20kgに対して、2倍を超える約50㎏のハチミツを採蜜することができました。

キャンパス内には養蜂に適した樹木が11,000本以上あることもあって本学で採蜜したハチミツは様々な種類の花からの多くの栄養を含んでいるため、濃度が濃く、甘い味わいが特徴となっています。

２年目となる今年も、昨年を大幅に越えるハチミツが採蜜できたことは、日進キャンパスが養蜂に適した環境であることの証でもあり、大学周辺の緑化や生態系の維持に貢献しています。

これらの活動はSDGs達成目標の「2.飢餓をゼロに」「13.気候変動に具体的な対策を」「15.陸の豊かさも守ろう」につながるものとして、今後も実施していきます。
また、採蜜したハチミツは精製企業や醸造企業とのコラボをし、はちみつ酒の生産を予定しています。

地産地消を促し地域活性化につなげる商品の開発をめざしたいと考えており、養蜂と同時に将来的には地域の人々に愛される愛知学院ブランドの「AGU Bee Project」となるよう育てていくこととしています。

採蜜日　　：　第1回　2022年5月26日・第2回　2022年6月13日
設置期間　：　2022年4月27日～6月13日
設置業者　：　竹内養蜂園　４代目代表　竹内慧太（協定先）
設置物　　：　西洋ミツバチ用巣箱×2箱（5月26日より1箱追加）
採蜜量　　：　約50kg（第1回…約20kg　第2回…約30kg）

総務部総務課

◆巣箱から板を取り出す（専用器具で蜂をはたく）

◆蜜包丁で密蓋の削除作業（白部分が蜜蓋）

◆巣箱から採取した蜜を分離させる

◆採取した蜜の不純物ろ過作業