愛知学院大学

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フードロス×子ども食堂=「たべっこ」をフードパントリー形式で開催(11/14)

EVENT

「たべっこ」プロジェクトは、経営学部のゼミ活動の一環として「フードロス問題」を研究したい学生と「子ども食堂」に関心がある学生の別々のアイデアが結び付いて始まりました。フードロスは、余った食材を活用したいという話。一方の「子ども食堂」の課題は、食材の確保。これらのテーマをつなげれば、双方の問題が解決するのではとの発想から「フードロス×子ども食堂」の取り組みとなりました。参加した子供たちにフードロスの話ができれば「食育」も実現できます。

第3回目となった今回は11月14日に通常通り開催予定でしたが、新型コロナウイルスの感染再拡大を受け急きょフードパントリー形式で実施。提供いただいた食品に加え、子供たちが持ち帰って食べられるよう、炊き込みご飯、から揚げ、エビフライ、なばなのお浸し、大学芋を事前調理し、お弁当として配布しました。ゼミメンバーの知り合いからいただいた手作りマスクも併せて配布され、真心のこもったフードパントリーになりました。

【学生のコメント】
 実際に自分達で子ども食堂を開こうと決めたものの、最初は何から手を付けたらいいかもわからず不安でした。また、コロナの影響で思うように活動できず苦労しました。ですが、その期間は他の子ども食堂のお手伝いをさせて頂き、運営方法を教えて貰ったり、取材をして様々な人と繋がることができました。その結果、多くの人に協力頂いて「たべっこ」を開催することができました。子ども達の笑顔を見ることができ、この活動をして良かったと思います。今回はフードパントリーによる開催となりましたが、今後も続けていきたいです。

【林幹人教授コメント】
 情報やコミュニケーションという点から見るとこのプロジェクトは「食べられるのに使われない食品の情報」と「子ども食堂のために食材が必要という情報」をつなぐ活動です。情報をつなぐというとSNSの活用などが思い浮かびますが、実際はそれほど簡単ではありません。フードロスを減らしたい企業にとって処分される食品は、元々は大切な商品。社会のために活かされる確信が持てなければ渡せません。そこで必要となるのが「信頼」です。学生たちは協力いただけそうな人や企業を直接訪ねて思いを伝え「信頼」を得ることができたからこそ実現できたと思います。

■産経ニュース
https://www.sankei.com/economy/news/201116/prl2011160697-n1.html

■朝日新聞デジタル&M
https://www.asahi.com/and_M/pressrelease/pre_19443187/

■東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/ud/pressrelease/5fb255837765616133540000

■全私学新聞

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※全私学新聞掲載記事

入試センター入試広報課