Global Communication グローバル・コミュニケーション

地域の魅力を伝える。

G7伊勢志摩サミット 外国語案内ボランティア

2016年5月26日、27日に開催された 「G7伊勢志摩サミット」。各国から首脳や大臣などの要人はもちろん、報道関係者も多数来日しました。その人々をおもてなしの心で歓迎するために、活躍したのが外国語案内ボランティア。愛知学院大学の学生たちも積極的に参加しました。うち5人は、中部国際空港の学生ボランティアチームの一員として交通・観光案内にチャレンジ。5月20日から8日間、伊勢志摩や東海エリアのPRブースを担当し、大学で培った英語力を活かして地域の魅力を発信しました。

コミュニケーションの多様性を実感。

学生時代に広い世界を見ておきたいと思い、3年次、交換留学でオーストラリアへ。そのときサポートしてくださった国際交流センターの職員の方に紹介されて、この外国語案内ボランティアに参加しました。外国人記者の方々を空港で歓迎するにあたり、地元・三重県や東海エリアの伝統文化を勉強。地域や日本の魅力をもっと知り、自国について語れるようになることが、グローバル社会では大切だと思いました。また、さまざまな国の方々と交流し、会話中のリアクションや感情の伝え方の違いを実感。コミュニケーションの多様性を学ぶ貴重な機会になりました。

心身科学部 心理学科
中尾 萌里さん(三重県・私立高田高校出身)

日本語教師という夢に向かって前進!

外国語案内ボランティアで一番印象に残っているのが、PRブースで行った「名前を漢字で書く」イベントです。外国人記者のジェームスさんの場合は、“慈英夢寿”。漢字の意味を英語で説明すると、弾けるように笑い、その喜ぶ姿を見ることができて私も嬉しくなりました。こうした経験を通して「日本文化を世界に広く伝えたい!」という想い、「海外で日本語教師になりたい!」という夢がさらに大きく膨らみました。この夏から、交換留学生としてオーストラリアで学びます。長期留学は2度目。アカデミックな英語力を磨き、「日本と世界をつなぐ人」をめざします。

文学部 グローバル英語学科
永嶋 景都さん(名古屋市立名東高校出身)

世界に通用するホスピタリティを学ぶ!

航空業界で働きたいと考えている私にとって、将来の目標に一歩近づくチャンスだ―そう思い、外国語案内ボランティアに参加。浴衣や折り紙など、日本の伝統工芸を紹介しました。さらに空港内で目的地にたどり着けず、困っていた方々にも英語で積極的に話しかけ、道案内。笑顔で感謝していただき、胸が熱くなりました。国際社会で役立つ英語力を鍛え、日本ならではのおもてなしも学ぶことができたと思います。今後は、アメリカへの交換留学、ゼミでのホスピタリティの研究に力を注ぐ予定です。夢に向かって行動を起こし続け、世界中の人々との出会いを楽しみたいと思います。

文学部 グローバル英語学科
硲 沙也佳さん(アメリカ・フランクリン高校出身)

日本や世界各国の文化をもっと知りたい。

海と山に囲まれた美しい景色、おいしい郷土食など、地元・伊勢の魅力を世界の人に伝えたい。それが今回の活動にチャレンジした原動力です。空港では、カナダの法務大臣や大使館の方、さまざまな国の記者の方々に伊勢観光をPR。留学で伸ばした英語力を発揮し、「英語が活かせる仕事に就きたい!」という気持ちが強くなりました。その目標を果たすために今後頑張りたいのは、ゼミでの異文化理解に関する研究です。日本や韓国などアジア各国の文化を中心に知識を深めます。この学びは、将来、世界の多様な人と互いに尊重し合いながら働く上で、大きな支えになると信じています。

文学部 グローバル英語学科
金本 磨弥さん(三重県立宇治山田商業高校出身)

世界中の人々の笑顔を引き出すには?

このボランティアに参加した理由は、日本にいながらにして英語コミュニケーション力を鍛える絶好の機会だと思ったから。実際に、いろんな国の方々に東海エリアの名産品を紹介しながら英語での雑談も楽しみ、もっと世界や日本のことを知りたい、伝え合う力を高めたいと大きな刺激を受けました。また、仲間とともにPRブースを運営し、 「人にどう喜んでもらうのか」 「人をどう呼び込むのか」というイベント企画についても学びました。こうした経験を活かして、卒業後、食品関係の企業に就職し、国内外に日本食の魅力を発信していきたい。今、新たな目標に向かって走り始めています。

文学部 グローバル英語学科
露久保 百笑さん(愛知県立瀬戸高校出身)