開講年度2015
科目名外国書演習Ⅱ
(全)開講学科法律学科 2007-2012年度入学
現代社会法学科 2007-2012年度入学
開講種別通年
対象学年4年
担当者石田 倫識
単位数4
曜日・時限通年 火曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
イギリスの刑事司法制度
科目のねらい
(1)イギリスの刑事司法制度に関する知識を得させる。

(2)比較法的知見を得ることで、我が国の刑事司法制度を客観的に把握し、批判的に分析・検討する能力を涵養する。
到達目標
 この授業では、法律に関する英語でかかれた文献を受講者のみなさんで輪読していきたいと考えています。

 英語に苦手意識を持っている人は多いと思います。私自身がまさにそうでした。しかし、こつこつ積み重ねれば、すぐにスラスラとまではいかなくても、必ず読めるようになります。目標は30頁弱のテキストを読破することです。短いテキストですが、一冊の本を自力で翻訳したという経験は、必ず皆さんの自信につながるものと思います。

 これまでのような受験対策としての英語学習ではありません。「せっかく大学にいるのだから、少し英語も勉強してみよう」という気持ちが出てきたら、ぜひ授業に参加してみてください。英語を学びたいという意欲さえあれば、現段階での英語の能力は一切問いません。この授業を通して、英語への抵抗感が解消されれば、それで目標達成です。

 「英語が読めたらいいな」と思っている人は大勢いるはずです。その気持ちさえあれば、ちゃんとスタートラインには立っています。ぜひ授業に参加してみてください。もちろん、外国語を読むということは大変な作業ですし、読めるようになるまでには、相当な努力を要求されるのは事実です。しかし、外国語がそれなりのスピードで読めるというのは、なかなか気持ちのよいものです。皆さんも、ぜひ英語に挑戦してみてください。まずはテキスト(いずれも30頁弱)を読破することを目標にしましょう!
授業の内容・
計画
 各自で事前にテキストを翻訳してきてもらいます(予習の範囲は、受講者の英語力を踏まえながら、無理のない範囲で指定していきます)。授業では、必要に応じて、英文法や法律用語の説明を行ったうえで、①日本の刑事司法制度とどこがどのように異なっているのか、②なぜイギリスではそのような制度が採用されているのか等について、受講者と議論・検討していきます。なお、担当者(石田)は、昨年、在外研究の機会を与えられ、一年間、イギリスに留学しておりましたので、留学中の経験やイギリスでの日常、文化の違いの話題なども織り交ぜながら授業を進めていきたいと思っています。使用テキストや今後のスケジュール等に関しても、授業のなかで、受講者と相談しながら、決めていきます(受講者のニーズや英語力を踏まえながら、臨機応変に進めていきます)。

 この授業は、(1)英語に苦手意識はあるけど、英語が少しでも読めるようになりたいという学生、(2)海外留学や語学研修(下記のHP参照)に関心があるという学生、(3)外国の刑事司法制度にも興味があるという学生などにお勧めします。なお、本年度はイギリス法の文献を輪読する予定ですので、(4)イギリス英語に関心のある学生にもお勧めします。
 
評価方法
(基準等)
 毎回の課題提出(60%)及び授業への参加態度(40%)で成績評価を行います。
授業外の学修
(予習・復習)
毎回の授業後に、次回までの予習範囲を指定します。基本的には、テキストを翻訳する作業になりますが、ただ翻訳するのではなく、書かれている内容を自分なりに理解したうえで、日本語として意味の分かる翻訳をするように心がけてください。法律専門用語については、下記の参考書に掲げた辞典を参照してください。
教科書・
参考書
テキストは、最終的には参加者の話し合いで決定します。文献が決まれば、コピーを配布しますので、購入の必要はありません。なお、法律用語辞典としては、田中英夫(編)『英米法辞典』、小山貞夫(編)『英米法律語辞典』など、その他の関連文献として、新幡大実『イギリスの司法制度』(東信堂、2009年)等があります。
参照URL
1.愛知学院大学・国際交流センター本学が提携している海外の大学への語学研修について
2.法学部の教員紹介担当教員の自己紹介
質疑応答
授業後及びオフィス・アワー(月2限)に、研究室(6510室)にて、質問等を受け付けています。私が研究室に在室している間であれば、上記時間外でも、随時、質問等を受け付けます。
備考
(1)科目の性質上、少人数制形式をとっていますので、選抜試験を行います。原則として、試験の受験者以外は履修できませんので、必ず受験してください。

(2)選抜試験は、3月16日(月)10時30分~11時00分、12時00分~14時00分の間に、6号館5階の6510研究室で行います。上記時間帯で、各自、都合の良い時間帯に受験してください(所要時間10分程度)。なお、当日、受験できない場合は、必ず事前にメール(t-ishida@kyudai.jp)でご連絡下さい。
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更新日付2015/02/12 12:15:29