m書くことで見栄を張る方法もいくつかありますが、そのどれもが新聞を持ち歩くほどのインパクトはありません。なかなか他人が認めてくれるような目立つ方法がないのです(もっともあとで述べる電子メールやホームページの作成は別 ですが)。しかしさりげなく、でも「どうだーーーーーっ!」ってな方法もなくはないのです。これからご紹介するスケジュールを英語ですべて書くというのもその一つなのです。
mみなさんは手元に手帳とか、スケジュール帳とか、あるいはPDA[1]をお持ちですよね?(なに?持ってない?あっ、そう、出口はこちらです)。
そのなかでも予定表あるいはスケジュールを使わない人はいないはず。また誰かと打ち合わせなどをするときにはその予定表を見ながら、あるいは見せながら話をすることもよくあることです。原則として他人のスケジュールは見ないものですが、打ち合わせの時にはお互いに手帳をのぞいたり、見えたりすることがあります。そんなときに英語しか記入されていないものを見たら周囲の人たちは驚くはずです。
mそこでこの予定表をすべて英語で表記しましょう。え?そんなの難しすぎるって?大丈夫です。だって、考えてもみてください。スケジュールに書くことってそんなに大したことはないでしょう。たとえば、誰かに会う、会議をする、どこかに行く、飲みに行く、ユーザーグループの例会に行く(笑)、不倫相手とラブホに行く(。_*\バキッ)などです。だいたい記入する内容は決まっているものです。それをみんな英語で書き込みましょう。なお、英語見栄講座の読者のみなさんの手帳はもちろん、日本語が書いてあってはいけません。すべて英語表記のものを使うようにしましょう。ましてや大安、先勝、仏滅などと書かれているものはぜーーったい!!使ってはいけません。英語以外に使用を認められるのはフランス語表記のものだけです[2]。
m日本語でもそうですが、予定表に文章の形で記入することはありません。ingをつけた動詞とその関連表現だけでいいのです。 次のその具体的な書き方です。
Seeing ____ at Nagoya Station. で構いません。どうせ時間は予定表に示されているはずですから、わざわざ時間を書き込むことはないでしょう?たとえば佐々木と市役所で会うという約束なら Seeing Sasaki at City Hallでいいのです。なお、会う場所が「駅から3つ目の交差点を左に曲がって二件目のビルの3階の居酒屋」などという複雑な場合は英語にするのは止めましょう。単にSeeing ___と人の名前だけにしておきます。あとの情報はどこか他のページに日本語で書いておくか、あるいはPDAの場合なら詳細なコメントをも会議の種類を書き込みたければ、たとえば、お客さんとの打ち合わせなどの場合は、Meeting with a clientでよいのです。あるいはお客さんの佐藤さんとのうちあわせならば、Meeting with Mr. Satoでいいでしょう。あとは佐藤さんがどんな人だったからさっきのコメント欄を使用するか、別 のページに記載です。ただし手帳で別のページに記載をするひとは※などで印をつけてわかるようにしないと困りますよ(笑)。なお、もっと格好を付けたい人はmeetingの部分にいろいろと形容詞をつけるとグレードアップできます。たとえば役員会ならboard meeting, 委員会ならcommitee meeting, 部会ならdivision meeting, 教授会ならfacultly meetingなどとなります。
これはGo _____で結構ですね。簡単です。なお「出張」という場合ですが、Business trip to N. Y.などのようにすればいいでしょう。なお、このように土地の名前を書くときはそのまま書くと格好が付かないものもあります。たとえば「有馬温泉」なんてそのままArima Onsenって書いてもつまらないのでA. O.とかって書いておきましょう。知らない人が見たら何のことだかわかりませんし、もし聞かれたら、「アメリカの都市や州の名前はアルファベットを省略して、書くのが普通 なんだ。ほらロサンジェルスをL.Aって言うでしょう?」といっておきましょう。それだけで相手はあなたがアメリカに出張に行くと思いこみます。別 にあなたは気にする必要はありません。だって「アメリカに行く」とは一言も言っていないのですから。もし「アメリカに行くんですか?」って聞かれたら、「あ!、ごめん、携帯が鳴った」とうそを言って、携帯をもって話すフリをしその場から立ち去りましょう。そのほか、自分でも適当に行き先にアルファベットを当てはめて記入すると格好がいいですね。新宿ならS.J.、渋谷ならS.Y.、銀座ならG.Zとかね。
単にParty with _____ で誰それと飲み会の意味になりますし、あるいはBeer with _____とやってもいいでしょう。例会ならMonthly meetingとなります。
バイト:part time jobですが、これも長いので、P.T.J などの記載をするとかっこいいなあ(別 にそんなことは英語では言わないけど(笑))。
買い物:Shopping to ...... 嘘でもいいから「三越」「高島屋」「松坂屋」(名古屋の場合)
その他、みなさんの業界によって特有の行事やイベントがあるとおもいます。それらを英語で表記するのは難しいという場合ですが、そのときには仕方がないので、そのままの言葉をローマ字で表記しましょう。どうせ他人は細かくは見ませんし、たとえ見られても堂々と「この言葉を表現する英語がないんだよねえ。ほら、『弁当』[3]や『カラオケ』って言葉も今やそのまま英語で使われているくらいだからねえ。」と言ってください。いいですか、堂々と胸を張って言うんですよ。ちょっとでも恥ずかしげにすると英語が分かっていないことがばれしまいますから。
註
[1] PDA: Personal Digital Assistanceの略。その昔(爆笑)、AppleのCEO (Chief Executive Officer)だったジョン・スカリーが作ったとされる言葉。いわゆる電子手帳のようなものを指し示す言葉。
[2] フランス語表記のもの:must des CartierやLouis Vuittonといったブランド店ならフランス語表記のメモリフィルが購入できます。ただし高いですぞ〜!