出席や成績管理をみなさんはどのようにしていますか?「そりゃ、名簿を片手にいつもチェックしとるに決まっとるがね(名古屋弁)!」とおっしゃる先生、私もそんなことをしている時期がありましたけど、学期末になると出席点、テストの点数、平常点を考慮しつつ成績をだしますよね?それも名簿上にすべて管理ですか?ま、それならそれでもいいんです(笑)。それが苦にならなければ、この先は読む必要がないですから、YouTubeでお気に入りの映像でも見てください。
でもですね、管理すべき授業と学生数が多ければどうしますか?あるいはです。その大切な名簿の上に飲みかけのコーヒーがこぼれたり、あるいはその上をゴキブリが這いつくばって、運よくそこにあなたの振り下ろしたスリッパが命中して、名簿がゴキブリの最後の地となったら。。。かな〜り怖い話ですよね。
もうすこしリアルな話をしましょう。欠席がちな学生がそろそろ単位のことが気になって「先生、私、何回休んでますか?」と聞きます。あるいは、中間テストをやった後に、「先生、学期末試験で何点取れば単位もらえますか?」という質問もあります。もちろん、名簿上の欠席を記した罰とか斜線の数を数えることが気にならない先生はそれでもいいんです。あるいは、テストは何が何でも60点以上なければ単位ややらん!という先生もいいんです。この先は必要ないですから、ニコニコ動画でも楽しんでください。
最近は評価基準の明確化って言われていますので、シラバスには試験やテストの評価比重、出席の割合等を明記しなければならなくなりましたね。ということは、学生にも出席やテストの得点に応じてどのような評価になるか明確に表示する必要が出てきました。また学生への指導力も問われる時代ですので、出席や点数に応じて個別に対応して指導する必要もあります。
そんなときに、学生達の出席状況や点数、単位取得の可能性について即時に対応できればいいとおもいませんか?「そりゃそうだ、そのとおり!」って思う人だけ、続きを読んでください。そう思わない人は、Podcastでも見ていましょう。
具体的な方法です。私がやっているのは、学生の出席・得点情報をエクセルで作成し、それをiPod touchに転送して、授業のたびにそれを更新しています。iPod Touchがゲームマシンだなんておもってはいけません。あれはパソコン相当のガジェットです。様々なソフトをインストールすることができ、SpreadSheetというソフトをインストールすればエクセルのデータをそのまま編集できます。私はいつも持ち歩くシステムノートにiPod touchを二台とりつけて、一台は教材再生専用、もう一台を学生の管理専用として使っています。
エクセルのデータには学生名と学籍番号を記載して、授業の日付を入れて、出席なら1、欠席なら0、遅刻なら0.5と入力します。で、出席合計を記載するセルをつくり、学生名の隣に表示します。それだけでは芸がないので別に行ってきた授業の回数が表示されるセルを作成し、各学生の出席回数合計を授業の合計回数で割ります。そると学生の出席率が表示されるのです。またcountifという関数を使用して、0の回数を表示するようにすると欠席回数も表示できます。If関数をつかって、欠席の回数がたとえば3になったら、「警告」なんて表示を自動的にするようにもできます。文字で表示すると面倒ですので、サンプルのファイルを下に貼付けておきます。ダウンロードして適当にアレンジして使ってください。ただし、完璧なものじゃないので、使用は自己責任で。
このエクセルファイルを今度はiPod Touchに転送して使うのです。これで手許にいつでも学生の成績データがありますから、出席や点数、さらに点数のシミュレーションも可能です。あと何点取ったら、単位が取れるという指導もできるわけです。学生には明示的な目標も持たせた方が学習しますから、具体的な指導ができます。
おあとがよろしいようで。。。。。