受け身(受動態)

受け身というのは「何かによって~される」という意味です。ある動作を行う場合に「動作主」がメインになるときには「誰々が~を...する」という形を取りますが、ある動作を受ける対象(被害者のようなもの)がメインになるときには受け身を使います。また「誰がするかわからない場合」にも受け身は使われます。

受け身の形は「be動詞+動詞の過去分詞」です。この場合、動詞はどんな動詞でも良いのではありません。動詞には自動詞と他動詞がありますが、他動詞だけが受け身を作ることができるのです。他動詞というのは動作主と動作の対象があって初めて成立する行為を伝えるものです。従って、動作の対象がメインになる受け身はこの動詞でなければならないのです。

☆byはいつでもあるのか?

受け身は「by 動作主」を伴う場合があります。

例文:The PC was used by the students.

しかし、動作主が不特定であったり、言わなくても理解される場合、あるいは意図的に言いたくない場合に省かれることがあります。

☆受け身の文は医学系や理化学系の文に多用される傾向があるようです。