愛知学院大学

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文学研究科(甲) 博士学位授与式が執り行われました(10/2)

学術・研究

10月2日、学長室にて山本智子氏の博士学位授与式が執り行われました。
詳細につきましては、下記をご覧ください。

【学位論文詳細】
山本智子氏は、平成27年、本学文学研究科歴史学専攻博士後期課程満期退学。
博士論文は、「中世東濃窯の研究」で、現在の岐阜県多治見市・可児市・土岐市を中心に、12世紀初めから15世紀後半にかけて操業した、東濃窯に関する最新の考古学的研究である。発掘調査の成果を集成することにより、東濃窯製品の編年を行い、窯構造を類型化するとともに変遷を明らかにし、窯跡の分布状況を考察することにより生産構造の解明を試み、当時の生産者が、東濃地域を移動しつつ生産を行った非農業民であったとした。また、東濃窯製品の流通状況を検討することにより、中世東濃窯は、常に在地の需要に応じて生産した地域密着型の窯業地であったとし、このような生産・流通の在り方は、中世瀬戸窯や常滑窯とは大きく異なっており、日本列島における中世窯の研究に一石を投じたものと評価できる。
(主査 文学部歴史学科 藤澤 良祐 教授)

【授与式の様子】
 

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