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企業からの視点で社会を見据える

地域経済を一層発展させるために、「3つの目」で物事を見る力を身につける

高度成長期の日本は、アメリカやヨーロッパの技術を基に高品質で割安な製品を大量生産することで、世界中の人々から評価されてきました。しかし、過去数十年における日本経済は、製品の価格低下やコスト競争に直面しており、従来のようにうまく機能しなくなってきているのが現実です。このように取り巻く経済状況は非常に厳しいですが、中部圏は世界に冠たる自動車産業を中心とした高い技術を持つ製造業が集結し、今後は航空機、宇宙産業、医療機器産業の発展も見込まれています。特に航空産業は、ボーイング787の量産本格化や機体開発が控えており、地域経済を大きくけん引する産業になることが期待されています。これらのものづくりの技術は一朝一夕にできるものではありません。自信を持ってさらに磨くことを忘れなければ、ここから再び経済成長に向けた発展への一歩を踏み出すことができると信じています。

将来を担う学生の皆さんには、鳥の目、虫の目、魚の目の「3つの目」で物事を考えてほしいと思います。鳥の目は大空から経済全体を眺めるマクロの視点であり、虫の目はミクロの視点から、企業や個人といったレベルできめ細かく観察します。そして魚の目は潮流の視点。経済の流れの変化をいち早く察知し、その変化にどう対応するかの確かな目を持つことを意味します。視点を柔軟に変化させれば、社会と時代のニーズがはっきり見えてきます。これを忘れないでください。

中部圏の行政が期待する人材とは?

十六銀行 元頭取 堀江博海
1948年生まれ。愛知学院大学法学部を卒業後、1970年に同銀行へ入行。取締役・常務取締役・専務取締役・11代目頭取を歴任。また、中部経済連合会・農商工連携特別委員会で委員長を務める。農林水産業と商工業の連携による農林水産業および関連したビジネスの振興支援を目的とした活動に参与。