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行政からの視点で 社会を見据える

物事に対しての辛抱強さが地域を、世界を変えるきっかけとなる

さまざまな人がいて、それぞれの個性がある中で、「リーダーはこうあるべきだ」と定義はできないのですが、やはり人間として求められるのは「我慢強い人」であると思います。私が愛知県知事時代に、ある企業の方に「社員として欲しい人材はどのような人物か」と伺ったことがあります。まず、あいさつができる人、次に人の話が聞ける人、そして最後に我慢強い人。この3つの要素でした。あいさつは、「おはよう」「お疲れさま」の一般的なものだけではなく、何かをしてもらったときに感謝ができるか。また、礼状などを書いて感謝の意を表せられるか。相手に対してきちんと伝えられる人であるかどうかです。そして、人の話を聞くこと。自分の意見を持ち、周囲に発信することも大切ですが、まずは話を聞く姿勢を持たないと、相手は心を開いてくれません。一方的ですと、わがままになってしまいますから。当たり前のことですが、人の話を聞くことはとても大切なことです。そしてキーポイントとなるのが我慢強さ。昔は日本人の美徳でもあった我慢や辛抱ですが、現代はすぐにあきらめたり、途中で投げ出す人が多くなっています。しかし、どんなことでも物事を辛抱強く成し遂げる人こそ、企業が求める人であり、リーダーとしての素質があるのではないでしょうか。

中部圏の行政が 期待する人材とは?

元愛知県知事 神田真秋
1951年生まれ。中央大学法学部卒業後、弁護士開業。1989年から一宮市長を3期9年務め、1999年からは愛知県知事として、中部国際空港(セントレア)開港、あいちトリエンナーレの開催などに尽力し、2011年任期満了をもって勇退。現在、愛知芸術文化センター総長・日本赤十字社愛知県支部支部長・愛知県国際交流協会会長・愛知県スケート連盟会長などを務める。