開講年度2023
開講学科法律学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
2020年度法学部現代社会法学科
2020年度法学部法律学科
科目名専門演習Ⅱ
担当教員佐藤 啓子
学期曜日時限通年 水曜日 2時限
チームコード4bwmj85
科目区分選択
授業形態演習
対象学年4年
単位数4
科目ナンバーW432-842-18
J432-842-18
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
J-DP1-1 社会に関する知識 ◎
J-DP2 法律学の体系的知識 ◎
J-DP3-2 コミュニケーション能力 ◎
J-DP3-3 チームワーク力 ◎
J-DP3-4 文章作成能力 ◎
J-DP4-1 事実を客観的に把握する能力 ◎
J-DP4-2 体系的・論理的に思考する能力 ◎
J-DP4-3 物事を公正に判断する能力 ◎
W-DP1-1 社会に関する知識 ◎
W-DP2 法律学の体系的知識 ◎
W-DP3-2 コミュニケーション能力 ◎
W-DP3-3 チームワーク力 ◎
W-DP3-4 文章作成能力 ◎
W-DP4-1 事実を客観的に把握する能力 ◎
W-DP4-2 体系的・論理的に思考する能力 ◎
W-DP4-3 物事を公正に判断する能力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
判例を通じて民法を学ぶ(物権編)
授業の概要
 このゼミでは、教科書で基礎知識を復習したあと、判例集を使ってその部分に関する裁判例(特に最高裁判例)を読むことで、民法総則とその周辺にある分野の知識、および判例の読み方を学びます。法律と実際の紛争とのかかわりの多様性を実感することになります。そのためレベルはJの民法ⅡやWの民法Ⅱよりも高くなります。法律文献の基本的な扱い方もあわせて学習します。
 なお、授業時間外学修・時間の欄は、原則的に少人数の場合について記載しています。多人数の場合には、一人1回は判例又は教科書を報告してもらいます。授業後に、Formsを使って授業を聞いていたか、理解できていたかのチェックを行います。授業スケジュールは、受講人数に関わらず変わりません。
授業の到達
目標
1 法律的な知識を習得すること。法律的な思考ができること。(要件への当てはめ、条文の趣旨の考察、効果に対する理解など)
2 最高裁判所民集判例集の判例を見て、どのような順番で読むかわかること(ページ通りではありません)。法律文献の扱い方の基礎がわかること。
3 判決文を見て、当事者が争っているポイントと、裁判官が判決を書くときに着目した点を読み取れること。
4 1~3をレジュメや課題で文章として表現できること。(わかるけど書けないという人が多いのであえて別項目にしてあります)
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
報告について、良い点悪い点などは授業中に講評します。質問の答えはすぐ行います。Formsの課題についてのフィードバックは年度末になる予定です。
使用言語
日本語で行います。
実務経験をいかした教育内容
特にありません。
授業計画(春)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1この授業の進め方、自己紹介など予習::教科書や判例集をそろえる。この授業の概要や到達目標を理解する。(60分)
宿題:報告に当たった回の前には、報告の準備をする(240分)
2物権とは(以下、数字が書いていない回は教科書の解説、数字がある回は『民法2物権 判例30!』の裁判例を指す)予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
3物権の効力予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
401 物権的請求権の内容予習:判例に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:判例の読み方と、論点の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
502 物権的請求権の相手方予習:読み方の復習、判例に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:判例の読み方と、論点の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
6物権変動の基礎予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
703 所有権移転の時期予習:読み方の復習、判例に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:判例の読み方と、論点の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
8登記の効力予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
9不動産物権変動と対抗1 物権変動の対象予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
10不動産物権と対抗2 対抗とは予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
1105 詐欺による取消と登記予習:読み方の復習、判例に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:判例の読み方と、論点の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
12対抗できる第三者とは予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
1307 不法占有者は第三者か予習:読み方の復習、判例に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:判例の読み方と、論点の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
1408 背信的悪意者予習:読み方の復習、判例に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:判例の読み方と、論点の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
15ここまでのまとめ予習:ここまでの授業で習った法律用語と判例の学習。定義の確認、例の理解など。(60分)
復習:授業で出てきた法律用語と判例理論の総ざらい(60分)
試験実施方法(春)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法(春)
評価方法割合評価基準
Formsで出された課題をはじめとする提出物計40%Formsを通じて質問に答えます。その回の授業を理解したか、または授業を聞いていたか、が評価基準です。各回の総計を40%に計算し直します。
発言内容計30%授業中の発言と、指名されたときの答えが的確かを評価します。各回の合計を30%に計算し直します。
報告30%報告を求めた場合には、内容を理解してほかのゼミ生が理解できるように報告できたか(説明、レジュメなど適切か)。自力で理解できなかった場合、事前に私に質問してきたかどうかも含みます。
報告を年1回にする可能性があるため、評価は通年で行います。もし人数が多すぎて報告を求めなかった場合には、上の2項目に15%ずつ振り分けます。
授業計画(秋)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1動産物権変動について予習::指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
報告担当の前には準備(240分)
2即時取得について予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
311 占有改定と即時取得予習:読み方の復習、判例に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:判例の読み方と、論点の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
4占有権について予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
509 時効取得と登記予習:読み方の復習、判例に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:判例の読み方と、論点の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
614 金銭所有権予習:読み方の復習、判例に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:判例の読み方と、論点の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
7所有権について予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
812 隣地通行権予習:読み方の復習、判例に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:判例の読み方と、論点の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
9添付について予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
1013 建物増改築と付合予習:読み方の復習、判例に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:判例の読み方と、論点の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
11共有予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
12法改正と15共有者間明渡請求予習:読み方の復習、判例に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所の予習。(60分)
復習:判例の読み方と、論点の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
13地上権について予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
14地役権と入会権について予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所の予習。(60分)
復習:授業で習った内容の学習。漢字、定義の確認、例の理解など。(60分)
15全体のまとめ予習:ここまでの授業で習った法律用語と判例の学習。定義の確認、例の理解など。(60分)
復習:授業で出てきた法律用語と判例理論の総ざらい(60分)
試験実施方法(秋)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法(秋)
評価方法割合評価基準
Formsで出された課題をはじめとする提出物計40%Formsを通じて質問に答えます。その回の授業を理解したか、または授業を聞いていたか、が評価基準です。各回の総計を40%に計算し直します。
発言内容計30%授業中の発言と、指名されたときの答えが的確かを評価します。各回の合計を30%に計算し直します。
報告30%報告を求めた場合には、内容を理解してほかのゼミ生が理解できるように報告できたか(説明、レジュメなど適切か)。自力で理解できなかった場合、事前に私に質問してきたかどうかも含みます。
報告を年1回にする可能性があるため、評価は通年で行います。もし人数が多すぎて報告を求めなかった場合には、上の2項目に15%ずつ振り分けます。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『民法Ⅱ 物権第3版』石田剛ほか有斐閣2800円+税978-4-641179424324/0977/2
2.『民法2物権 判例30! (\START UP/シリーズ)』水津太郎ほか有斐閣1600円+税978-4-641137851324/01015/2
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『判決文(授業で配布)』
参考URL
1.特になし
質疑応答
オフィスアワーに、研究室にて面談します。また授業の前後に質問を受けます。
空き時間にTeamsのチャットを通じてまたは面談で質問することも可能です。ただし、オフィスアワー以外には、事前にTeamsのチャットかメール(sato@dpc.agu.ac.jp)で時間を打ち合わせした方がスムーズです。
質疑ではない単純な連絡は、原則的にTeamsのチャットを経由してください。
備考
(1) 受講生にかかわる情報
民法の関係科目を履修済または履修中であることが望まれます。具体的には、両学科ともに民事法入門・民法Ⅰ・民法Ⅱ。
(2) 受講のルールに関する情報
・開始のチャイムまでに着席しておくこと。出席することは当然の前提で、欠席・公欠は計5回までとし、遅刻と無断体質は欠席扱いとします。秋に配布した紹介を参照。
・授業中の私語は禁止します。
・授業中のゲーム機・スマホ等の操作は、支持された時間・用途のみ可とします。違反した者は平常点を減点します。
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更新日付2023/01/31 14:20:50