開講年度2023
開講学科2021年度心身科学研究科心理学専攻博士前期課程
科目名精神生理学特論(基礎) 講義
担当教員榊原 雅人
学期曜日時限秋学期 金曜日 2時限
チームコード
科目区分
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバー
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
ストレスの精神生理学とバイオフィードバックの効果
授業の概要
日常生活における情動経験(ストレス)はさまざまな生体反応を引き起こし、時に病的な状態を引き起こすことさえある。近年、オペラント条件づけの原理を利用して生体反応をコントロールし(バイオフィードバック法・ニューロフィードバック法)、ストレスや病的状態を回復に導いていこうとする学問領域(応用心理生理学)が盛んになりつつある。 
 本講義では、神経生理学の基礎的知識を踏まえた上で自律神経活動を取り上げ、電気生理学な観点から主に心拍変動の特徴について解説する。これらに加えて、このような生体情報をコントロールすることによって生まれる臨床的効果(不安の低減やうつ状態の回復など)について学習することをねらいとする。
 
授業の到達
目標
講義の到達目標は、ストレスと自律神経活動の関連性、ストレスによって引き起こされた心身症状に対するバイオフィードバックの効果を説明できるようになることである。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績公表の際に講評を行う。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1講義の概要説明予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
2ストレスと心理生理的問題の関連1(自律神経と内分泌反応)予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
3ストレスと心理生理的問題の関連2(広範囲調節系の働き)予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
4ストレスと心理生理的問題の関連3(大脳辺縁系と前頭前野)予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
5うつ病の薬理予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
6うつ病への心理生理学的介入(文献研究)予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
7PTSDへの心理生理学的介入(文献研究)予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
8睡眠障害への心理生理学的介入(文献研究)予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
9心拍変動と自律神経活動1(HF成分と呼吸性不整脈)予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
10心拍変動と自律神経活動2(LF成分と圧受容体反射)予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
11心拍変動バイオフィードバック1(技法の背景)予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
12心拍変動バイオフィードバック2(実施手順)予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
13心拍変動バイオフィードバック3(作用機序)予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
14自律神経機能とホメオスタシス予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
15まとめ予習:関連の情報を調べておくこと(120)
復習:講義で扱った文献などについて復習しておくこと(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
講義への取り組みについて評価100%シラバスに明記したことを達成できたかどうか
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『特に指定なし』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『特に指定なし』
参考URL
質疑応答
講義内容に関わる質疑応答は講義終了時あるいは講義の冒頭で行う。また、オフィスアワーでも受け付ける。
備考
「エビデンスに基づいた心理療法」、「ストレスによる心身の障害およびその緩和」について強い関心のあることが望ましい。この講義は実習を通した学習に重点を置いているため、欠席する際は必ず担当者に連絡すること。
画像
ファイル
更新日付2023/01/31 18:20:11