開講年度 2023 開講学科 2020年度法学部法律学科 科目名 民法Ⅰ（総則） 担当教員 神田　桂 学期曜日時限 秋学期 金曜日 ４時限 チームコード 59hi3jq 科目区分 選択 授業形態 講義 対象学年 １年 単位数 2 科目ナンバー J131-216-02 関連性が高い ディプロマ・ポリシー J-DP2　法律学の体系的知識　◎ J-DP4-1　事実を客観的に把握する能力　◎ J-DP4-2　体系的・論理的に思考する能力　◎ J-DP4-3　物事を公正に判断する能力　◎ J-DP5-1　法の精神の理解　◎ J-DP5-2　社会的責任の自覚　◎ キャンパス 名城公園キャンパス 担当教員の実務経験 テーマ 日常生活や様々な取引に共通する民法のルールを学ぶ 授業の概要 民法典の第一編「総則」の後半部分のうち、第5章「法律行為」第1節「総則」・第2節「意思表示」・第3節「代理」（90条～118条）、第7章「時効」（144条～174条）を扱います。 授業では、なるべく身近な具体例を示しつつ、重要な論点、判例・学説等について紹介していきます。 「総則」は、民法全体に共通するルールであり、特に第二編「物権」、第三編「債権」を学ぶためには「総則」の知識が欠かせません。今後の学修のためにも、1年生のうちにしっかり履修してください。 授業の到達 目標 ・日常生活と民法条文との関わりについて理解する。 ・授業範囲の民法条文につき、基本的な法律用語・論点、判例・学説について体系的知識を得る。 ・授業範囲に関する事例問題について、法的な側面から、問題の所在・適用条文・解決方法を考察し、論理的な文章で表現することができる。 課題 （定期試験 ・レポート試験 ・授業内試験など）の フィードバック方法 小テストの一部については、授業内で解説します。 成績発表日以降に授業講評を送信します。 使用言語 日本語 実務経験をいかした教育内容 なし 授業計画 回数 授業スケジュール 授業時間外学習・時間(分) 1 ガイダンス 法律行為と意思表示 【予習】シラバスを読み授業内容を把握する（90） 【復習】重要な用語、概念・考え方等について、配布レジュメ、テキスト等を確認する（60）、確認課題を実施する（30） 2 法律行為の解釈 法律行為の有効要件 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、確認課題を実施する（30） 3 公序良俗 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、確認課題を実施する（30） 4 意思表示とは 心裡留保 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、確認課題を実施する（30） 5 虚偽表示 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、確認課題を実施する（30） 6 錯誤 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、確認課題を実施する（30） 7 詐欺と強迫 消費者契約法・特定商取引法 小テスト① 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、小テスト①を実施する（30） 8 代理とは 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、確認課題を実施する（30） 9 有権代理 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、確認課題を実施する（30） 10 広義の無権代理 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、確認課題を実施する（30） 11 表見代理 小テスト② 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、小テスト②を実施する（30） 12 時効制度とは 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、確認課題を実施する（30） 13 取得時効・消滅時効 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、確認課題を実施する（30） 14 完成猶予および更新 時効の完成と援用・放棄 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、確認課題を実施する（30） 15 全体のまとめ・質疑応答 小テスト③ 【予習】配布レジュメを参照し、該当する民法条文、テキスト、参考文献を読む（90） 【復習】民法条文、テキスト、配布レジュメ等を確認する（60）、小テスト③を実施する（30） 試験実施方法 定期試験＝1 レポート＝2 その他＝3 1 評価方法 評価方法 割合 評価基準 小テスト①～③ ※第7回、第11回、第15回実施予定 60％ 重要な用語、条文の要件・効果について、関連する判例・学説の知識を伴って理解し、運用できる。 定期試験 40％ 重要な用語、条文の要件・効果、関連する判例・学説等について理解した上で、法的三段論法に基づいて論述できる。 テキスト 書名 著者 出版社 価格 ISBNコード 備考 1. 『新プリメール民法1民法入門・総則［第3版］』 中田邦博ほか 法律文化社 2,800円＋税 4589042312 参考書 　　・ 参考資料 書名 著者 出版社 価格 ISBNコード 備考 1. 『民法①総則　判例30！』 原田昌和ほか 有斐閣 1,600円＋税 464113782X 重要判例のまとめ・解説 参考ＵＲＬ 質疑応答 オフィスアワー：金曜3限 備考 (1)受講計画にかかわる情報 この講義は「民事法入門」で学ぶ知識については習得済みであることを前提とします。またこの講義で扱う内容は、「民法Ⅱ（物権）」、「民法Ⅲ（債権）」、」「民法Ⅳ（契約）」、「民法Ⅴ（担保物権）」を学ぶための前提知識となります。今後の学修のためにも、1年生のうちにしっかり履修してください。 (2)受講のルールに関する情報 受講生は、六法・教科書・配布レジュメなどを利用して予習・復習してください。授業時には毎回六法を必ず持参してください。 画像 ファイル 更新日付 2023/02/02 11:08:55