開講年度2023
開講学科2023年度経営学部経営学科
科目名アントレプレナーシップ入門
担当教員油井 毅
学期曜日時限秋学期 火曜日 5時限
チームコードkwjg5i3
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーM131-738-04
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
製品・サービス開発を通じたアントレプレナーシップの醸成
授業の概要
本授業ではユーザーの困りごとなど様々な情報を活用し、製品・サービス開発を通して、自ら新しい何かを生み出せる起業家のような精神(アントレプレナーシップ)を学びます。「内から湧き出る関心(内発的使命感)」と「外からの手掛かり」の対話から、物事を進める上で推進力となる問いを見つける重要性を理解します。さらにイノベーションの手法として注目されているデザイン思考による製品・サービス開発をチームで行います。デザイン思考とは、ユーザーの問題を見つけるところから始め、その解決策を生み出し、価値を届ける手法です。ユーザー視点による製品・サービス等を発表したのちは、新規事業、起業などに必要な知識について、皆さんと議論を深め、横断的な知識の必要性を理解します。
授業の到達
目標
1.問いを見つける重要性を理解する
2.デザイン思考を説明できる
3.チームで働く力を身につける
4.新規事業、起業などに必要な横断的な知識の必要性を理解する
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日後に講義連絡にて講評を送ります。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
学生ベンチャーを3社設立した経験のある教員が、理論と実務の対話を目的とした講義を行います。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1イントロダクション、チームビルディング
授業のすすめ方、評価方法について説明し、取り組むテーマを提示し、多様性のあるチームを形成する。
[予習]シラバスを参照し、授業の概要や到達目標などを一通り把握する。(60分)
[復習]シラバスと照合しながら授業全体の流れを確認する。(120分)
2問いを見つける①
ゴールデンサークルの理論を説明し、これまで使命感を持って行動に移した経験を発表する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]ゴールデンサークルの理論を復習する。(90分)
3問いを見つける②
自分を洗い出し、マンダラチャートを作成する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]マンダラチャートの内容を確認する。(90分)
4問いを見つける③
社会起点(SDGs)、市場起点、技術起点、人間起点のイノベーションの概観を理解する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]問いのデザインの概要を確認する。(90分)
5デザイン思考概論
デザイン思考の基礎のインプットを行う。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]オズボーンのチェックリスト等、アイデア創出を支援するツールを確認する。(90分)
6共感①
インタビューとラピッドプロトタイピングを実践する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]インサイトを引き出すインタビュー方法を確認する。(90分)
7共感②
観察工学の理論、共感マップの作成方法を説明する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(30分)
[復習]課題として学外にフィールドワークに出かける。(150分)
8共感③
ペルソナを設定し、共感マップを作成する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]共感のフェーズで得た情報をまとめる。(90分)
9問題定義とアイデア創出①
共感マップから本質的な問題をとらえ、その問題を解決するアイデアを発散する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]問題定義する意義を確認する。(90分)
10アイデア創出②
発散したアイデアを収束し、試作の準備を行う。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]チームのベストのアイデアの内容を確認する。(90分)
11試作とテスト(評価、検証)
チームのベストのアイデアを具体化し、他のチームへの発表を通じて、評価、検証、改善を行う。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(30分)
[復習]他チームからの評価の内容を行う。(150分)
12中間発表[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(30分)
[復習]修正箇所の確認を行う。(150分)
13最終プレゼンテーション準備
最終プレゼンテーションの練習、準備を行う。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(30分)
[復習]最終プレゼンテーション資料の修正を行う。(150分)
14最終プレゼンテーション[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(30分)
[復習]最終プレゼンテーションでの質問、コメントの内容を確認する。(150分)
15振り返り
新規事業、起業などに必要な知識に関して、2年生以降に学ぶ授業科目を参照にしながら、チームで議論を行い、まとめ、共有する。
[予習]履修要綱を確認し、2年生以降で履修できる科目を調べる。(30分)
[復習]デザイン思考5ステップと製品・サービスのプロセスを確認する。(150分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
グループワーク、デザイン思考の評価80デザイン思考のプロセスと最終プレゼンの内容を評価する
授業貢献度20議論の積極性を評価する
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『0から1を生み出すデザイン思考の教科書』油井毅泉文堂1980978-4-7930-0468-1
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『デザイン思考が世界を変える』ティム・ブラウン著、千葉敏生訳早川書房22334150504075
2.『エンジニアのためのデザイン思考入門』 齊藤滋規他 翔泳社27284798153850
参考URL
質疑応答
メールで事前に連絡いただき、オフィスアワーに研究室へお越しください。
備考
アントレプレナーシップは「既存の常識に縛られず革新的なアイデアや価値を生み出す力」と言われています。決して、経営者や起業のみを目指すものではありません。当たり前を疑い、自ら問いを見つけ、その解決に向けて主体的に行動していくような気持ちの変化を期待しています。
画像
ファイル
更新日付2023/01/13 15:34:57