開講年度2023
開講学科経営学科 2013年度以降入学
科目名中小企業事例研究
担当教員林 伸彦
学期曜日時限秋学期 火曜日 2時限
チームコードmurinku
科目区分選択
授業形態講義
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーM331-238-24
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
M-DP3-2 自ら事業を企画・運営できる能力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
現実の中小企業経営の実践を成長企業の事例を通して学びます
授業の概要
 中小企業は保有する経営資源が相対的に少なく、大手との競争に敗れ淘汰される存在と思われるかもしれません。しかし日本経済のなかで大企業と中小企業が併存し、数のうえでは中小企業が圧倒的な地位を占めています。さらに中小企業には大企業をしのぐほどの利益率をあげたり、業界トップシェアをほこる企業も少なくありません。それはなぜでしょうか?
 ひと口に中小企業と言っても置かれた環境も保有する経営資源も異なります。したがって成長のための経営や戦略も様々です。事例を教材として学ぶ意義がここにあります。本講義では、原則として毎回1社ずつ成長中小企業の事例を取り上げ、経営分析(戦略分析)を行います。方法は、配布された資料(雑誌2頁程度)を読み、ワークシートに従って成功要因を抽出するというものです。この作業を通じて、自らの手で中小企業成功のヒントを見つけていきます。なお。取り上げる事例は毎年度すべて更新します。
授業の到達
目標
 春学期の「中小企業経営論」では、いわば理論的に整理された中小企業経営の枠組みを理解しました。本講義は、その応用編と位置づけられます。実際の中小企業の経営はひとつの枠組みではおさまらないほど多様であり、独自性を持っています。しかし、違いを強調するだけでは学問にはなりません。それぞれが独特な経営をしていながらも、そこに何か共通するものを探し出すことが、本講義の目標となります。具体的な形として、いくつかの事例に共通する成功要因をまとめて、最後にレポートとして提出します。それは言い換えれば、事例を踏まえて自身の中小企業経営論の枠組み、理論を作り上げるということです。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
毎回の提出課題に対しては、全体の場で適切と思われるものについて随時コメントを加えます。授業全体の講評と評価を終えてのコメントについては、成績発表後にTeamsにて送信します。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
該当しません
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1授業ガイダンス
 ○授業方針・運営方法等について説明します
【予習】シラバスを読み、講義内容をあらかじめ把握する。「中小企業経営論」を既習の場合は、そのときのノート等を見直しておくとよい。(90)
【復習】講義の全体について、整理・確認する(90)
2【中小企業事例分析1】
 事例の資料を精読し、ワークシートに従って内容をまとめる。
【地域中小企業の研究1】
 DVDで紹介された地元中小企業の事例についての自身の考えを記述する。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(90)
【復習】授業で取り上げた事例について、ウェブサイトを見るなどさらに詳しい情報を集める(90)
3【中小企業事例分析2】
 事例の資料を精読し、ワークシートに従って内容をまとめる。
【地域中小企業の研究2】
 DVDで紹介された地元中小企業の事例についての自身の考えを記述する。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(90)
【復習】授業で取り上げた事例について、ウェブサイトを見るなどさらに詳しい情報を集める(90)
4【中小企業事例分析3】
 事例の資料を精読し、ワークシートに従って内容をまとめる。
【地域中小企業の研究3】
 DVDで紹介された地元中小企業の事例についての自身の考えを記述する。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(60)
【復習】授業で取り上げた事例について、ウェブサイトを見るなどさらに詳しい情報を集める(60)
5【中小企業事例分析4】
 事例の資料を精読し、ワークシートに従って内容をまとめる。
【地域中小企業の研究4】
 DVDで紹介された地元中小企業の事例についての自身の考えを記述する。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(90)
【復習】授業で取り上げた事例について、ウェブサイトを見るなどさらに詳しい情報を集める(90)
6【中小企業事例分析5】
 事例の資料を精読し、ワークシートに従って内容をまとめる。
【地域中小企業の研究5】
 DVDで紹介された地元中小企業の事例についての自身の考えを記述する。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(90)
【復習】授業で取り上げた事例について、ウェブサイトを見るなどさらに詳しい情報を集める(90)
7【中小企業事例分析6】
 事例の資料を精読し、ワークシートに従って内容をまとめる。
【地域中小企業の研究6】
 DVDで紹介された地元中小企業の事例についての自身の考えを記述する。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(90)
【復習】授業で取り上げた事例について、ウェブサイトを見るなどさらに詳しい情報を集める(90)
8【中小企業事例分析7】
 事例の資料を精読し、ワークシートに従って内容をまとめる。
【地域中小企業の研究7】
 DVDで紹介された地元中小企業の事例についての自身の考えを記述する。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(90)
【復習】授業で取り上げた事例について、ウェブサイトを見るなどさらに詳しい情報を集める(90)
9【中小企業事例分析8】
 事例の資料を精読し、ワークシートに従って内容をまとめる。
【地域中小企業の研究8】
 DVDで紹介された地元中小企業の事例についての自身の考えを記述する。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(90)
【復習】授業で取り上げた事例について、ウェブサイトを見るなどさらに詳しい情報を集める(90)
10【中小企業事例分析9】
 事例の資料を精読し、ワークシートに従って内容をまとめる。
【地域中小企業の研究9】
 DVDで紹介された地元中小企業の事例についての自身の考えを記述する。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(90)
【復習】授業で取り上げた事例について、ウェブサイトを見るなどさらに詳しい情報を集める(90)
11【中小企業事例分析10】
 事例の資料を精読し、ワークシートに従って内容をまとめる。
【地域中小企業の研究10】
 DVDで紹介された地元中小企業の事例についての自身の考えを記述する。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(90)
【復習】授業で取り上げた事例について、ウェブサイトを見るなどさらに詳しい情報を集める(90)
12【中小企業事例分析11】
 事例の資料を精読し、ワークシートに従って内容をまとめる。
【地域中小企業の研究11】
 DVDで紹介された地元中小企業の事例についての自身の考えを記述する。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(90)
【復習】授業で取り上げた事例について、ウェブサイトを見るなどさらに詳しい情報を集める(90)
13【中小企業事例分析12】
 事例の資料を精読し、ワークシートに従って内容をまとめる。
【地域中小企業の研究12】
 DVDで紹介された地元中小企業の事例についての自身の考えを記述する。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(90)
【復習】授業で取り上げた事例について、ウェブサイトを見るなどさらに詳しい情報を集める(90)
14【中小企業事例分析13】
 事例のDVDを視聴し、ワークシートに従って内容をまとめる。
【地域中小企業の研究13】
 DVDで紹介された地元中小企業の事例についての自身の考えを記述する。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(90)
【復習】授業で取り上げた事例について、ウェブサイトを見るなどさらに詳しい情報を集める(90)
15期末レポートの作成
 これまでの資料、ワークシートをすべて使用して、中小企業が成功するために必要なポイント(戦略等)をワークシートに従ってまとめる。
【予習】1週間の新聞のなかから中小企業にかかわる記事を見つけて読んでおく(90)
【復習】作成したレポートの内容を振り返り、あらためて中小企業経営の要諦を自身のなかで整理する(90)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
平常点90%毎回の授業内容は2つに分かれます。まず最初に地元中小企業の事例を映像で視聴し、コメントや質問等をまとめます。次に事例の資料を読み、その成功要因をワークシートにまとめます。それぞれ書いたものを提出してもらい、評価対象とします。さらに受講姿勢(遅刻、途中退出、私語等は減点)を加味して平常点とします。
期末レポート10%最後の授業で、それまで学んできた事例をもとに中小企業の成功要因をワークシートを使って整理し理解を深めます。これを期末レポートとして評価します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『毎回、資料を配布します』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『雑誌「調査月報」』日本政策金融公庫アガルスタワー8階経営管理研究所資料室所蔵
2.『雑誌「戦略経営者」』TKCアガルスタワー8階経営管理研究所資料室所蔵
3.『雑誌「日経ビジネス」(週刊)』日経BP社図書館情報センター所蔵
4.『 』  
参考URL
質疑応答
研究室番号:2814(名城公園キャンパス・アガルスタワー8階)
オフィスアワー:火曜昼休み
質疑応答についてはオフィスアワー以外の曜日・時間帯でも、時間があれば随時対応いたします。研究室を訪ねてみてください。
備考
 ○大幅な遅刻、授業中の私語・モバイル機器の操作・入退室等は厳禁とします。机上にはノート、筆記用具などの授業に必要なもの以外は置かないようにしてください。
 ○適正な教室管理のため、ならびにコロナウィルス感染対策のため、座席指定を行います。
 ○授業内での取り組み内容をもとに評価をしますので、欠席が多いために不合格になることも少なくありません。部活や就活などで欠席が見込まれる学生は注意してください。
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更新日付2023/02/01 11:00:26