開講年度2023
開講学科経済学科 2013年度以降入学
2020年度経済学部経済学科
科目名現代産業論B
担当教員近藤 智
学期曜日時限秋学期 火曜日 5時限
チームコードb69o8mj
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーE231-234-08
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
E-DP3-1 応用的分析力 ◎ E-DP3-2 問題解決力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
技術革新等に伴う産業構造の変化とその経済・社会・生活への影響
授業の概要
 現代産業論Aでは、経済における分業の役割や現代日本経済における産業間の取引関係(産業連関)といった静態的側面を取り上げた。現代産業論Bでは、技術革新等に伴う産業構造の変化とその経済・社会・生活への影響といった動態的側面を取り上げる。また、現代の産業と産業構造にまさに変革を促している最中のICT、IoT・ロボット・AI・データ活用等の技術と、それらが今後の経済・社会・生活に与えうる影響についても考察する。

 本講義の後半では、3つの課題を課す。これらの課題に関して、受講生は、授業内容と自身が探した文献・資料を基にして考察する。そのうえで、指定するレポートを提出する。

 なお、本講義では各種資料の閲覧、データのダウンロード、それらを使ったエクセルによる分析、映像資料の視聴などでほぼ毎回パソコンを利用する。そのため、コンピュータ室で授業を行う。
授業の到達
目標
(1)産業革命以来の産業構造変化とその要因について説明できる。
(2)戦後日本の産業構造変化とその経済・社会・生活への影響について説明できる。
(3)現代の産業と産業構造に変革を促しているICT、IoT・ロボット・AI・データ活用等の技術と、それらが今後の経済・社会・生活に与えうる影響について考察し説明できる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
・レポート試験を実施する。
・レポート試験結果の講評をWebCampusなどを通じてフィードバックする。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
情報通信企業での実務経験と、国・地方自治体、民間団体・企業からの依頼により地域経済・産業の調査・分析およびその報告・政策提言を長年担当した経験を、授業や教材に反映させる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1【0. イントロダクション】
・現代産業論A の復習(予備知識の修得)
(予)シラバスに目を通し予習しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
2【1. 産業革命とその意義】
・産業革命以前の産業・経済と生産・生産性
・産業革命期の技術革新と生産・生産性の飛躍的向上
・労働と資本(機械)の間の代替と補完
・生産と生産性に関する指標
(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
3     〃(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
4【2. 工業化と経済成長】
・農業から工業へ:農業の生産性向上と工業製品の需要拡大・生産拡大・生産性向上
・日本の高度経済成長と東アジア・東南アジアの経済発展モデル
・国際化と国内製造業の淘汰および高度成長の終焉
(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
5     〃(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
6     〃(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
7【3. サービス経済化・脱工業化とその経済・社会・生活への影響】
・サービス経済化・脱工業化の状況
・サービス需要増の背景
・製造業の海外生産、製造外注とスマイルカーブ
・ICT、IoT・ロボット・AI・データ活用の浸透と「経済・社会のスマイルカーブ」
・モノの生産(第1、2次産業)・流通とサービスの生産(第3次産業)・流通の違い
・サービス経済化・脱工業化に伴う経済・社会・生活の変化
(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
8     〃(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
9     〃(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
10【4. ICT、IoT等の各産業への浸透とその経済・社会・生活への影響についての考察】

[実践課題(1)] 従来の農業の課題とこれからの農業
(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
11     〃(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
12[実践課題(2)] 従来のサービス業の課題とこれからのサービス業(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
13     〃(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
14[実践課題(3)] 日本の自動車製造業と日本、中部のこれから(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
15     〃(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(120~)
(復)授業内容を復習すること(120~)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
2
評価方法
評価方法割合評価基準
平常点10%(+)授業中の教員からの質問に対する挙手による回答
(-)授業中の私語
レポート試験90%「授業の到達目標」の3項目をそれぞれ30点、30点、30点として到達度評価
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『入門・日本経済 第6版』浅子等有斐閣3500+税4641165610特に第1章~第4章と第10章。戦後日本経済の展開を産業構造変化の側面からも眺める。
2.『知識ゼロからのIoT入門』高安 篤史幻冬舎1300+税4344903374課題(1)~課題(3)全般のわかりやすい参考書
3.『図解よくわかるスマート農業』三輪 泰史日刊工業新聞社2000+税4526080470特に課題(1)の参考書
4.『Apple Car デジタル覇者vs自動車巨人』日本経済新聞・日経クロステック合同取材班日経BP2500+税4296110160特に課題(3)の参考書
参考URL
1.経済産業省・産業構造ビジョン20102010年当時にまとめられた、今後の産業構造と経済成長に関するビジョン
2.経済産業省・新産業構造ビジョン20172017年当時にまとめられた、今後の産業構造と経済成長に関するビジョン
3.経済産業研究所・第3次産業活動指数現代日本の中心産業になっている第3次産業の動向と特徴を示す統計データ
質疑応答
・授業中に挙手のうえ質問してよい。
・授業中にできなかった質問などは、オフィスアワーに研究室で対応する。
備考
・現代産業論は発展科目なので、基礎科目のマクロ経済学(特に「国民経済計算(GDP統計)」「マクロ生産関数」)およびミクロ経済学(特に「生産者の理論」)の知識を土台とする。各自予め復習しておくこと。
・受講学生の状況により授業内容等が変わる可能性がある。
・成績評価のためにレポート試験を実施する予定であるが、コロナ禍の状況によって授業内レポートに変更する可能性がある。いずれの場合も厳格に採点し内容・質に応じて評価する。
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更新日付2023/02/06 18:04:48