開講年度2023
開講学科商学科 2013年度以降入学
2020年度商学部商学科
科目名原価会計論B
担当教員中澤 優介
学期曜日時限秋学期 月曜日 2時限
チームコード0d9uuah
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーC231-240-22
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
C-DP2-4 会計に関する深い知識や優れた技能を身につけている。 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
経営上の判断の際に有用な原価計算を学ぶ
授業の概要
原価会計論(AおよびB)では、原価計算について学習します。原価計算とは文字通り「原価を計算すること」を意味し、経営学の領域には「測定できないものは管理できない」という言葉があるように、企業などの組織の管理活動において基盤的な位置を占めているといえます。しかし、一概に「原価」といってもその概念は様々であり、またその計算方法も多様です。原価会計論(AおよびB)では、これらの原価の概念および計算方法について学んでいきます。
授業の到達
目標
原価会計論Bでは主に、標準原価計算や直接原価計算など、企業における経営上の判断の際に有用な原価計算について学習します。それらの具体的な手続きや、どのような情報がどのような計算方法によって得られ、それらの情報がどのように経営に活用されるのかということについて学習します。本講義での授業および計算問題演習を通じて、これらの原価の計算方法に関する知識の習得と、実際にそれらの計算方法を駆使して原価を計算できるようになることを目標とします。原価会計論(AおよびB)での講義を通じて、日商簿記検定2級(工業簿記)レベルの知識の習得および、当該レベルの基本的な問題を解けるようになることを目指します。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日以降にWebCampusの「講義連絡」にて授業講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1■講義の概要
⇒本講義の概要について説明します
■原価計算を学習するうえでのポイント
⇒原価計算の目的や意義、他の会計領域との関係について説明します
【予習】シラバスを読み、本講義の内容をあらかじめ把握しておく(30)
【復習】授業の全体および、講義で学習した内容について確認(60)
2■原価会計論Aの復習
⇒練習問題も交えながら、原価会計論Aで学習した内容を復習します
・要素としての原価概念、費目別原価計算、部門別原価計算
【予習】テキストTheme1~11の要点確認(120)
【復習】講義で学習した内容について確認(60)、今回学習した範囲の問題集の問題を解く(60)
3■原価会計論Aの復習(続き)
⇒前回に引き続き、原価会計論Aで学習した内容を復習します
・総合原価計算
■総合原価計算における仕損・減損
⇒仕損や減損が生じる場合の計算方法について学習します
・仕損とは何か、正常仕損費の処理方法
【予習】テキストTheme12~13の要点確認(30)、テキストTheme14を読んでおく(90)
【復習】講義で学習した内容について確認(60) 、今回学習した範囲の問題集の問題を解く(60)
4■総合原価計算における仕損・減損(続き)
⇒前回に引き続き、仕損や減損が生じる場合の計算方法について学習します
・正常仕損費の処理方法(続き)
【予習】テキストTheme14の要点確認(60)
【復習】講義で学習した内容について確認(60)、今回学習した範囲の問題集の問題を解く(90)
5■総合原価計算における仕損・減損(続き)
⇒引き続き、仕損や減損が生じる場合の計算方法について学習します
・減損とは何か、正常減損費の処理
■工程別総合原価計算
⇒工程が複数ある場合の総合原価計算について学習します
【予習】テキストTheme14の要点確認(30)、テキストTheme15を読んでおく(90)
【復習】講義で学習した内容について確認(60)、今回学習した範囲の問題集の問題を解く(60)
6■工程別総合原価計算(続き)
⇒前回に引き続き、工程が複数ある場合の総合原価計算について学習します
■組別総合原価計算
⇒2種類以上の製品を生産している場合の総合原価計算について学習します
■等級別総合原価計算
⇒製品に等級がある場合の総合原価計算について学習します
【予習】テキストTheme15の要点確認(30)、テキストTheme16を読んでおく(90)
【復習】講義で学習した内容について確認(60)、今回学習した範囲の問題集の問題を解く(60)
7■問題演習
⇒これまで学習した内容に関して、問題演習を実施します
【予習】テキストTheme14~16の要点確認(120)
【復習】演習問題の解法の確認(180)
8■標準原価計算
⇒標準原価計算の目的や手続きについて学習します
・標準原価とは何か、原価標準の設定、標準原価の計算
【予習】テキストTheme18~19を読んでおく(90)
【復習】講義で学習した内容について確認(60)、今回学習した範囲の問題集の問題を解く(60)
9■標準原価計算(続き)
⇒前回に引き続き、標準原価計算について学習します
・原価差異の分析(直接材料費・直接労務費)
【予習】テキストTheme18~19の要点確認(30)
【復習】講義で学習した内容について確認(60)、今回学習した範囲の問題集の問題を解く(120)
10■標準原価計算(続き)
⇒引き続き、標準原価計算について学習します
・原価差異の分析(製造間接費)
【予習】テキストTheme18~19の要点確認(30)
【復習】講義で学習した内容について確認(60)、今回学習した範囲の問題集の問題を解く(120)
11■直接原価計算
⇒直接原価計算の目的や手続きについて学習します
・直接原価とは何か、全部原価計算との違い、損益分岐点分析
【予習】テキストTheme20~21を読んでおく(90)
【復習】講義で学習した内容について確認(60)、今回学習した範囲の問題集の問題を解く(60)
12■直接原価計算(続き)
⇒前回に引き続き、直接原価計算について学習します
・損益分岐点分析の応用
【予習】テキストTheme20~21の要点確認(30)
【復習】講義で学習した内容について確認(60)、今回学習した範囲の問題集の問題を解く(120)
13■問題演習
⇒標準原価計算に関する問題演習を実施します
【予習】テキストTheme18~19の要点確認(120)
【復習】演習問題の解法の確認(180)
14■問題演習
⇒直接原価計算に関する問題演習を実施します
【予習】テキストTheme20~21の要点確認(120)
【復習】演習問題の解法の確認(180)
15■本講義のまとめ
⇒演習問題も交えながら、授業の全体を振り返ります
【予習】定期試験までに下記を確認(15回目以前より、できる部分から実施しておくこと)
・演習問題の解法(150)
・確認テストの問題の解法(150)
・課題として出題の問題の解法(150)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
期末試験50%問題の正当度合に基づき評価
確認テスト35%問題の正当度合に基づき評価
練習問題・演習問題への取り組み15%授業での取り組み度合に基づき評価
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『合格テキスト 日商簿記2級工業簿記 Ver.9.1』TAC簿記検定講座TAC出版2,200978-4813299042テキスト
2.『合格トレーニング 日商簿記2級工業簿記 Ver.9.1』TAC簿記検定講座TAC出版1,650978-4813299073問題集
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『エッセンシャル原価計算』谷武幸中央経済社2,860978-4502450006原価計算の意義や企業実務での原価計算の活用等についてより深く学習することができます
参考URL
質疑応答
・質問等は、Teamsのチャット機能にて受け付けます(質問等への返信は原則、大学で授業が実施されている日の1限~5限の間となります)
・オフィスアワー:月曜12時20分~13時(場所:アガルスタワー2911研究室)
※面談希望の場合は事前のアポイントメントの確認をお願いします。
備考
1. 日商簿記検定3級程度の知識および原価会計論Aで学習する知識を有していることを前提とします。
2. 授業中の私語および電卓以外の情報機器の使用は厳禁します。
3. 講義では電卓を毎回持参してください。
4. 講義は履修者の理解を第一に優先し、適宜進捗速度を変化させ対応します。
5. 講義の1/3を超える欠席(5回を超える欠席)は無条件で失格となるので注意してください。
6. 新型コロナウィルスへの対応方針によっては、授業実施形態等に変更が生じる場合もあります。
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更新日付2023/02/01 12:42:15