開講年度2023
開講学科商学科 2013年度以降入学
2020年度商学部商学科
科目名ブランド論
担当教員松本 力也
学期曜日時限秋学期 月曜日 2時限
チームコードew05rc2
科目区分選択
授業形態講義
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーC331-239-30
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
C-DP2-2 流通、およびマーケティングに関する深い知識や優れた技能を身につけている。 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
マーケティングにおけるブランド論の理解
授業の概要
 この講義では、マーケティング論の一分野であるブランド論を勉強します。ブランドは、日々の生活の中でモノやイメージなどのように製品やサービスに付与されているものです。そこでブランドが有する付加価値とは何を指すのでしょうか。付加価値が高ければ企業は持続的な発展を遂げることができるのでしょうか。
 この講義では、戦略的な視点からブランドを捉えていきます。そしてブランドがどのように企業の競争優位に役立っているかを考えていきます。
 尚、講義の進捗状況によって内容が前後する場合があります。
授業の到達
目標
・広く企業が競争してきた製品に関して、ブランドが有形・無形の役割を果たしていることが理解できる。
・単なる製品レベルを超えて、今日の企業の競争にはブランドが企業経営において中核的な役割の一つとなっていることが理解できるようになる。
・単なるサービスを超えて、今後ブランドが発展していくプロセスを理解できるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
講義連絡で課題のフィードバックを行います。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「ガイダンス」講義内容と成績評価の説明
ブランド論の概要とマーケティング論の関係性を理解します。
予習:シラバスを読み、本講義の内容を事前に把握する(60)
復習:講義全体の内容について理解する(180)
2「ブランドの起源と歴史」
世の中でブランドが誕生した歴史を学びます。
予習:参考書App.111-117(120)
復習:ブランド誕生の歴史をレビューして理解する(120)
3「ブランドの想起機能と再生」
想起機能と再生機能について学びます。
予習:参考書App.119-129(120)
復習:ブランドの基本的な機能について理解する(120)
4「ブランドの再生機能(続)」
ブランドの再生機能の続きと、保障機能・差別化機能、そしてブランド価値のデザインについて学びます。
予習:参考書App.119-129(120)
復習:3回目の続き。ブランドの基本的な機能について理解する(120)
5「消費者とブランド」
知名率、再生知名率、再認知名率、ブランド連想などについて学びます。
予習:参考書App.137-143(120)
復習:消費者がブランドに触れる際の認知についてりかいする(120)
6「流通業者から見たブランド」
主にPB商品やブランド・イメージ、そしてブランドからの連想を学びます。
予習:参考書Bpp.27-36(120)
復習:NBとPBについて、無印良品の事例を元に理解する(120)
7「ブランド・イメージの活用」
保障機能・差別化機能・ブランド育成について学びます。
予習:参考書Bpp.37-43(120)
復習:ブランドは何も商品に限らず多様な機能を有することを理解する(120)
8「ブランド想起の諸相(新ブランドの創造)」
想起機能を中心として、カテゴリーとブランドの結びつきの強化やブランド連想について学びます。
予習:参考書Bpp.44-56(120)
復習:ブランドの多様な用途について理解する(120)
9「ブランド価値の活用」
資産としてのブランド、ブランド連想がもたらす企業価値について学びます。
予習:参考書Bpp.79-80(120)
復習:顧客ニーズがどのようにしてブランドとなっていくのかを理解する(120)
10「ブランドポジショニングとブランド・マーケティング戦略」
意味の世界の構築、製品を超えた付加価値をはじめ、ブランド評価などを学びます。
予習:参考書Bpp.80-94(120)
復習:企業がブランドを用いて競争業者を駆逐するプロセスを理解する(120)
11「ブランド・マネジメント」
ブランド価値と個別的な商品との関係、ブランド育成などについて学びます。
予習:参考書Bpp.109-120(120)
復習:作り上げたブランドをどのように管理していけばよいのか理解する(120)
12「ブランド知識とブランド・イメージ」
主にブランド認知の差やシンボルマークのマネジメントについて学びます。
予習:参考書Bpp.121‐128(120)
復習:ブランドを販売する際にどのようなマーケティングが必要となるのか理解する(120)
13「ブランド要素の特徴」
主にブランドネームについて学びます。
予習:参考書App.144-147(120)
復習:ブランドのネーミングプロセスについて理解する(120)
14「ロゴとキャラクターの共通点」
パッケージングを中心として、ブランドの外観や継続性の重要性などを学びます。
予習:参考書App.148-155(120)
復習:一過性のモノではなく、持続可能なブランドを目指すにはどのような手段があるのかを理解する(120)
15「サービスブランド戦略」
モノやサービスがどのように消費者に認知されているのかを学びます。
予習:参考書App.167-175(120)
復習:サービス組織におけるブランド構築の必要性を理解する(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
期末試験70%ブランドについて十分に理解し、理論を踏まえた上でその歴史的経緯について論述できる。
受講態度30%毎回の出席を基本とします。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『特になし。』随時スライドを見ながら講義を進めます。
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『製品・ブランド戦略』青木幸弘・恩蔵直人有斐閣アルマ2000+税4-641-12231-8参考書A
2.『ブランド戦略の実際』小川孔輔日経文庫830+税4-532-112516参考書B
参考URL
質疑応答
月曜日3限のオフィスアワーの時間を有効に活用してください。またメールと電話でも対応します。
メール:matsumoto.kohgi2908@gmail.com(返信まで時間がかかる場合があります)
電話:052‐911‐1011
備考
・マーケティング関係の科目を広く履修すると良いでしょう。
・講義はその時々によって進捗状況に差が出てくる可能性があります。この点はご了承ください。
・成績は、期末試験・出席の状況・講義の受講状況などを総合して評価します。講義中にスマートフォンを操作することは厳禁です。即刻D評価にします。隠れて操作している人、どうしてもスマートフォンをいじりたい人は、講義に来ないでください。(その都度減点します)。
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更新日付2023/01/26 14:34:38