開講年度2023
開講学科2020年度経済学部経済学科
科目名教養セミナーⅡ
担当教員岩田 荘平
学期曜日時限秋学期 金曜日 1時限
チームコードnxo9hfa
科目区分選択
授業形態演習
対象学年1年
単位数1
科目ナンバーB132-841-02
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP3-2 言語表現力 ◎ B-DP3-3 課題発見力 ◎ B-DP3-6 自己表現力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
筋道だった思考と説得力のある叙述のために ―初歩から学ぶ論理学②―
授業の概要
・文章の表現法、論理学の基礎、論理的思考法について学びます。
・授業と並行して、シラバスに指定したテーマについて半年間自分で調べたり、考えたりしてもらい(資料の探し方や、思考法に関しては授業の中でアドバイスをします)、授業の最後にレポートにまとめてもらいます(このレポートは正解を求めるものではありません。筋が通っており、説得力のある意見陳述ができているかがポイントです。また、簡単に結論を出さずに、時間をかけて考え抜くことが重要です)。
・秋学期では、主に述語論理の基礎的事項を扱います。また、議論における思考法についても取りあげます。
授業の到達
目標
以下の項目を到達目標とします。
・筋道だった思考と説得力のある叙述ができるようになる。
・述語論理の基本事項を理解し、モデルを用いた妥当性の分析や、自然演繹(NK)を用いた形式的推論などができるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
・適宜、授業中に演習問題に取り組んでもらいます。解説も行います。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス
述語論理の基礎(1)
・述語論理とは
(量化子∀「すべての…について」と∃「ある…について」)
・述語論理式に表す①
・授業の復習、テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
2述語論理の基礎(2)
・述語論理式に表す②
・授業の復習、テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
3述語論理の基礎(3)
・モデルを作る①
(集合のことば、論理式を真にするモデル)
・授業の復習、テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
4述語論理の基礎(4)
・モデルを作る②
(反証モデル=論理式を偽にするモデル)
・授業の復習、テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
5述語論理の基礎(5)
・三段論法
・授業の復習、テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
6自然演繹(1)
・命題論理の自然演繹を拡張する
(量化子に関する導入規則、除去規則)
・授業の復習、テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
7自然演繹(2)
・制約条件のある規則
(∀導入、∃除去規則)
・背理法を用いた証明
・授業の復習、テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
8自然演繹(3)
・等号(=)を含む自然演繹
・授業の復習、テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
9自然演繹(4)
・自然演繹の更なる練習
・授業の復習、テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
10述語論理まとめ・授業の復習、テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
11日常の思考と論理(述語論理)
・日常推論の述語論理による分析
・授業の復習、テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
12議論の技法(1)
・批判するということ
・授業の復習、テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
13議論の技法(2)
・対話における論理
・授業の復習、テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
14レポート作成(1)
・テーマ 「格差について」
・下書きの作成
※テーマをあらかじめ指定するのは、時間をかけて情報を集め、文献を読み、思考を練ってもらいたいからです。
・テーマ「格差について」に関する情報を収集する、関連文献を読む、思考を練る(60)
15レポート作成(2)
・レポートを完成させる
・まとめ
・事前に前回作成した下書きを見直し、清書の準備を整える(60)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
レポート課題30%到達目標を達成できているか評価する。(未提出の場合、評価不能と判断する。)
平常点70%出席、演習課題の達成度、レポート課題への取り組み姿勢などを総合的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『資料を配布する』
2.『教養セミナー・ハンドブック 第Ⅰ部、第Ⅱ部』愛知学院教養部編0円授業中に配布
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『理科系の作文技術』木下是雄中公新書定価770円+税978-4-12-100624-0文系にも役に立つ文章読本
2.『論理学をつくる』戸田山和久名古屋大学出版会本体3800円+税978-4-8158-0390-2論理学を本格的に学びたい学生向け
参考URL
質疑応答
・授業の内容について、分からないことがあれば気軽に質問してください(例: 用語や記号の意味が分からなかった、など)。授業の前後やオフィスアワーなどを活用してください。(ただし、授業当日は教員が日進キャンパスに移動するため、午前中のみの対応となります。)
・「教養セミナーⅠ・Ⅱ」の担当教員はアドバイザーを兼ねています。学生生活のことで相談を希望する学生は、事前に担当教員にメールで連絡をください。
備考
・どんな復習をすればよいかは、授業の最後に指示します。
画像
ファイル
更新日付2023/02/01 20:35:35