開講年度2023
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2013年度以降入学
2022年度心理学部心理学科
2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
2022年度総合政策学部総合政策学科
2021年度文学部グローバル英語学科
2021年度文学部英語英米文化学科
科目名生徒・進路指導論
担当教員山田 孝
学期曜日時限秋学期 金曜日 4時限
チームコードx4dw79z
科目区分その他
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーL211-274-65
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
中学校及び高等学校での生徒指導と進路指導に必要な知識・技能・態度を習得する
授業の概要
中等教育は生徒の人格的発達形成を核に捉えなければならない。その中で生徒指導はどうあるべきかを考える。生徒を取り巻く社会、生活から考え、成長を支援することは必要である。2つのキーワードつまり自己実現と社会的自立の側面からキャリア形成、進路観と一体となった生徒指導論展開する予定である。講義は小集団、グループワークを中心に行う。教育、教師とは何かを学生が自ら深めながら、生徒の実態、問題を現代の社会との関わりについてディスカッションを中心に展開する。いわゆる知識伝達中心の講義でない、アクティブ・ラーニング授業を目指す。毎時間、リアクションペーパーの提出を求める。
授業の到達
目標
生徒指導の意義と課題を理解する。事例研究から、具体的な生徒指導方法を身につける。特に問題行動等の対処法を教員集団として解決することができるようになる。進路指導の意義と課題を理解する。先進的な取り組みから具体的な進路指導の方法を身につける。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日に講義連絡にて授業講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
40年近く中等教育の現場で生徒を主体とした社会科教育の実践と、研究開発学校の管理職として学校運営のみならず研究開発にも取り組んできた。こうした経験を活かして、課題(問い)を中心とした教科指導の理論と実践について具体的な課題を挙げながら教科指導の授業を行う。また、学校安全管理の視点と法令を遵守した生徒指導の重要性について体験を基に指導を行う。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1学習指導要領における生徒指導の位置づけ                授業のガイダンス 授業の進め方と予定を説明する        学習指導要領から生徒指導の意義を学びます。これまでの生活指導について授業中に意見を求めます。【予習】これまでの学校生活(小・中・高)を振り返り、生活指導に関わる事例をまとめておく(90)                                【復習】学習した内容をまとめておく(90)
2生徒指導、進路指導の意義 学校における生徒指導体制      全教員が生徒指導に参加する必要性について学びます【予習】どんなときに全教員が生徒指導に関わるか考えてくる(90)                                【復習】自分の考えを整理しておく(90)
3授業改革と生徒指導(授業で生徒の内面を育てること)         生徒指導と授業がどのように関係しているか考察します【予習】教科指導と生徒指導の関係を、生徒の内面を育てる観点から考えてくる(90)                        【復習】学習した内容を整理しておく(90)
4集団指導と個別指導、教育相談の役割                                 集団指導・個別指導の方法を学びます                            教育相談の意義と役割について理解します【予習】自分が受けたことがある集団指導・個別指導をまとめて、その違いを考えてくる(120)                    【復習】学習した内容を整理しておく(90)
5「いじめ防止対策推進法」を学ぶ                                      いじめ問題を人権問題としての把握する視点を身につけます   「いじめ防止対策推進法」の内容を理解します【予習】「いじめ防止対策推進法」を事前に読んでくる(120)   
【復習】「いじめ防止対策推進法」の要点をまとめておく(90)
6不登校、いじめ、スマホ、ケイタイ問題への対応                     現代における生徒指導上の課題について理解します【予習】ケイタイ問題にどう取り組んだら良いか、考えてくる授業中に意見を求めます(90)                   【復習】学習した内容を整理しておく(90)
7事例研究(1) 保護者、地域との連携、いじめ問題の歴史的背景生徒指導も保護者や地域との連携が不可欠であることを理解するいじめの歴史的背景を理解して対処法を学ぶ【予習】いじめ問題の歴史的背景を考えてきます。授業中に意見を求めます(90)                         【復習】いじめ問題の対処法を整理しておく(90)
8事例研究(2) いじめ問題の構造、SNSによる不透明化        SNS利用上の留意点を把握し、具体的な指導法を検討します【予習】SNS利用上の留意点を考えてくる。授業中に意見を求めます(90)                            【復習】具体的な指導法を整理としておく(90)
9事例研究(3) 校則、体罰、学校事故                               校則の在り方を事例から検討します。                              体罰は法令で禁止されており、教育とは無縁であることを理解します。【予習】体罰は何が問題か考えてくる。授業中に意見を求めます(90)                                【復習】体罰の違法性を再確認しておく(90)
10事例研究(4) 生徒指導上の法的諸問題と判例                            生徒指導を法令から理解します。判例から生徒指導の在り方を検討します。【予習】生徒指導と法律に関係のある事例を考えてきます。授業中に意見を求めます(90)                   【復習】生徒指導関係の判例を整理しておく(90)
11進路指導とはなにか キャリア教育と進路指導                 進路指導の意義を理解します。そうして、年間の進路指導計画を作成できるよう、計画案作りに取り組みます。【予習】中学・高校で受けた進路指導をまとめてきます。授業中に意見を求めます(90)                      【復習】キャリア教育の内容を整理しておく(90)
12現場の教育課程とキャリア教育の接点                              教育課程中にあるキャリア教育について考えます。 【予習】教育課程の中にはどんなキャリア教育があるか考えてくる(90)                               【復習】教育課程中にあるキャリア教育を整理しておく(90)
13教科外の活動と生徒指導・進路指導                 総合的学習の時間と特別活動、道徳教育、教科横断的学校設定科目から生きる力を育てることと生徒指導・進路指導の関連について学びます。【予習】教科外の活動と生徒・進路指導の関係について考えてきます。授業中に意見を求めます(90)          【復習】教科外の活動と生徒・進路指導の関係を整理しておく(90)
14世界のキャリア教育から学ぶ
世界の先進事例からキャリア教育について学びます。
【予習】海外のキャリア教育の例を一つ調べてきます(90)   
【復習】海外のキャリア教育を整理しておく(90)
15現代の労働問題と進路指導                                     現代の労働問題について学習することにより、社会に出から必要な労働法等の知識を身につける。教師が正しい知識を身につけることにより、進路指導もしやすくなる。【予習】アルバイト等の経験者は、自分の労働条件をまとめておく(90)                            【復習】労働関係の法律を整理しておく(90)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
積極的な授業への参加25%毎時間授業の報告書の提出を求める。その内容も評価する
プレゼンテーション等の積極的な発表25%授業の中で発表を求める。自分の意見や話し合いで他人の話をまとめているか評価の対象とする
定期テスト50%生徒指導、進路指導についての基本的な知識を問う
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『『生徒指導提要(改訂版)』』文部科学省冊子版の出版は未定
2.『授業中に配布する』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
1.『生徒指導提要(改訂版)』冊子版の出版は未定なためダウンロードしておくこと
質疑応答
授業に関する質問等は授業時及び授業日の当日に適宜受け付ける予定である。授業時間前後の時間帯、質問の場所等は授業中に指示する。また、メールでの質問も受け付ける。メールは、tony-ymd@se.starcat.ne.jp まで。
備考
教員採用試験の受験を考え、教員を目指して自分の教育力の向上に取り組むことのできる学生の受講が望ましい。特に授業には主体的に参加し、討論でも積極的に発言することを求めます。生徒指導を誤ると生徒の一生を左右することになる。その点を十分に考えて受講すること。
出席に関しては、全出席が望ましい。3分の2以上の授業に出席した者のみ成績評価の対象とする。対面授業による授業を重視するが、状況によってはOn-lineによる授業に移行する場合もある。
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更新日付2023/02/21 10:21:21