開講年度2023
開講学科2018年度心身科学部健康科学科
科目名保健科教育法Ⅲ
担当教員大澤 功
学期曜日時限秋学期 火曜日 3時限
チームコードu89gv4x
科目区分その他
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーL231-274-52
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
保健授業の基礎を学ぶ
授業の概要
 いわゆる中1ギャップに象徴されるように中学校への進学は人生における重大なターニングポイントである.また,その後の3年間も心身の急速な発育・発達をする時期であり,健全な成長のためには心身の健康は欠かせない.こういった中学生にとっての心身の健康課題を考えながら,中学生にとって,「わかる」「楽しい」「考える」保健授業を展開できる能力を習得する.特に本授業では,授業の実践力を養成することを主体とする.
 なお,授業はすべての学生が模擬授業を行い,相互評価を繰り返すというアクティブ・ラーニング形式で実施する.
授業の到達
目標
・中学生にとっての心身の健康にかかわる課題を説明できる
・授業の実践力の基本を習得する
・他者の模擬授業を適切に評価し,自己へのフィードバックができる.
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業中に実施する模擬授業に対して口頭で評価する.
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
内科医師としての臨床経験と学校医としての実務経験から,実践的な保健科授業(健康教育)を展開する.
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1中学生の心身の健康課題【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】授業内容について確認し理解を深める.(120)
2学習指導要領の理解【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】授業内容について確認し理解を深める.(120)
3授業設計および学習評価の実際【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】授業内容について確認し理解を深める.(120)
4模擬授業(1):身体機能の発達【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】当日の模擬授業の評価を行う.(120)
5模擬授業(2):生殖に関わる機能の成熟【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】当日の模擬授業の評価を行う.(120)
6模擬授業(3):精神機能の発達と自己形成【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】当日の模擬授業の評価を行う.(120)
7模擬授業(4):欲求やストレスへの対処と心の健康【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】当日の模擬授業の評価を行う.(120)
8模擬授業(5):健康と環境【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】当日の模擬授業の評価を行う.(120)
9模擬授業(6):交通事故・自然災害【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】当日の模擬授業の評価を行う.(120)
10模擬授業(7):応急手当【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】当日の模擬授業の評価を行う.(120)
11模擬授業(8):生活習慣と健康(疾病の発生要因・生活習慣病を含む)【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】当日の模擬授業の評価を行う.(120)
12模擬授業(9):喫煙,飲酒,薬物乱用と健康【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】当日の模擬授業の評価を行う.(120)
13模擬授業(10):感染症の予防【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】当日の模擬授業の評価を行う.(120)
14模擬授業(11):健康を守る社会の取組(保健・医療機関や医薬品の有効利用を含む)【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】当日の模擬授業の評価を行う.(120)
15まとめ:自らの健康を適切に評価し,改善していく資質や能力を育てるための授業づくりとは【予習】養護教諭にとっての健康教育を考える.(60)
【復習】教育実習に向けての自分の課題を考える.(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
模擬授業70%中学生にとって,「わかる」「楽しい」「考える」授業が展開できる.
相互評価10%他の学生の模擬授業を的確に評価できる.
レポート20%自分の授業を的確に評価し,次への課題を明確にできる.
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『中学校保健体育』池田延行,大津一義 他大日本図書978-4-477-03178-1
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『保健科教育(改訂第4版)』家田重晴(編著)杏林書院2,200円(税別)978-4-7644-0540-0
参考URL
1.学習指導要領(文部科学省)
質疑応答
 授業前後に教室で,およびオフィスアワー時に研究室(14601)で対応します.オフィスアワー以外でも事前に連絡をもらえば可能な限り応じます.会議等でしばしば研究室を不在としますので,面談希望の際はオフィスアワーを含めてメール(ohsawa@dpc.agu.ac.jp)で予約してください.
備考
養護教諭希望者は2年次に本授業を履修すること.
模擬授業前に必ずLA(learning assistant)の指導を受けること.
授業を実施するにあたっての基本的な考え方や技術,授業計画の立て方(学習指導案の書き方)等は,この授業で習得するので,保健科教育法Ⅰ,保健科教育法Ⅱおよび保健科教育法Ⅳを履修する前に,保健科教育法Ⅲを修得する必要がある.
画像
ファイル
更新日付2023/02/17 15:32:12