開講年度2023
開講学科総合政策学科 2013年度以降入学
2022年度総合政策学部総合政策学科
科目名環境共生論
担当教員成田 暢彦
学期曜日時限秋学期 火曜日 4時限
チームコード0a20072
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーG231-644-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
G-DP1 多様性への理解 △
G-DP4 課題発見力 △
G-DP5 課題解決力 △
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
環境と人間との良好な関係を構築するため、社会の持続可能性を向上させるための手法を理解する。
授業の概要
環境共生は、環境と人間の関わりが良好な状態で持続し、環境と人間の関わりを考えるとき両者が良好な状態で持続される。環境共生は、大きく分けると「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」「低環境低負荷社会」の4つで構成される。その社会を実現するためにどのような課題があるかを示す。本講義ではできる限り最新の環境問題を取り上げながら、環境共生とどのような関係があり、どのような問題があるかを解説し、社会の持続可能性を向上させるための知識を獲得する。特に気候変動枠組条約や生物の多様性に関する条約などを取り上げ、脱炭素社会実現、自然共生社会実現のために必要な国際的な協力について示す。
授業の到達
目標
環境評価の基本としての「環境共生」の諸要素を整理できる。
環境共生の指標であるSDG'sの説明ができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日に、WebCampusの講義連絡にて授業講評を送信する。
使用言語
日本語。
実務経験をいかした教育内容
環境コンサルタントや自治体委員の立場で携わってきた「一般廃棄物処理」などの歴史や実例を示し、質疑応答を実施する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「ガイダンス」講義方針と講義全体像の説明
○講義で取り扱う内容を概説し、講義のキーワードを理解します。
 ・環境共生の必要性および環境と人間の関わりを学びます。   
【予習】シラバスを読み、本授業内容をあらかじめ把握する(120)
【復習】授業の全体について確認し、キーワードの意味を理解する(120)
2脱炭素社会と二酸化炭素排出抑制技術の説明
○国際的な法体系や国内法を理解します。
 ・京都議定書、パリ協定などについて学びます。   
【予習】第一回講義資料の該当欄を読み、二酸化炭素排出状況について確認する(120)
【復習】講義資料に基づいて、二酸化炭素排出抑制技術を確認し、その評価方法を理解する(120)
3脱炭素社会と自然エネルギーの活用説明
○各種自然エネルギーの現状と将来予測を理解します。
 ・自然エネルギー導入の駆動力などを学びます。
【予習】日本の自然エネルギー導入、自宅での導入状況を確認する(120)
【復習】講義資料に基づいて、自然エネルギー導入の意義を検討する(120)
4循環型社会と3Rの説明
○リデュース・リユース・リサイクルを理解します。
 ・循環型社会の必要性などを学びます。
【予習】第一回講義の該当欄を読むと共に、家庭での3Rの現状について確認する(120)
【復習】講義資料に基づいて、企業および家庭での3Rを確認する(120)
5循環型社会とごみ処理の説明
○各種のごみ処理方法と埋立処分を理解します。
 ・ごみ処理に求められる機能を学びます。
【予習】自分のごみ排出方法を整理し、排出量について確認する(120)
【復習】講義資料に基づいて、排出量を確認し、削減のための法体系などをまとめる(120)
6低環境負荷社会と公害防止の説明
○日本での公害問題の解決手法を理解します。
 ・世界の公害問題について学びます。
【予習】日本の四大公害問題をインターネット等をとおして読み、その原因を確認する(120)
【復習】講義資料に基づいて、公害問題克服の手法を理解する(120)
7低環境負荷社会と化学物質への対応の説明
○化学物質の排出状況、規制法を理解します。
 ・化学物質の毒性などを学びます。
【予習】有害な化学物質をインターネット等をとおして調べ、その影響を確認する(120)
【復習】講義資料に基づいて、各種物質のリスクを理解する(120)
8自然共生社会と持続可能な発展の説明
○国連のSDG'sについて理解します。
 ・具体的な持続発展事例を学びます。
【予習】国連のSDG'sをインターネット等をとおして事前学習し、その概要を確認する(120)
【復習】講義資料に基づいて、持続可能な発展の評価指標を理解する(120)
9自然共生社会と持続可能な投資の説明
○ESG投資について理解します。
 ・具体的な持続可能な投資事例を学びます。
【予習】ESG投資をインターネット等をとおして事前学習し、その概要を確認する(120)
【復習】講義資料に基づいて、ESG投資の現状と日本企業の動向を理解する。(120)
10市民参加とエコライフの説明
○消費者の生活スタイルと環境問題の関わりを理解します。
 ・地域と生活スタイルの相違を学びます。
【予習】一人当たりの電力消費量、ゴミ排出量をインターネット等をとおして事前学習し、その概要を確認する(120)
【復習】講義資料に基づいて、出身地域のエネルギー消費の特徴を理解する(120)
11市民参加と国際環境協力の説明
○日本が実施している環境協力の現状を理解します。
 ・環境協力による改善効果を学びます。
【予習】中国の環境状況をインターネットをとおして事前学習し、その概要を確認する(120)
【復習】講義資料に基づいて、日本の環境協力を確認し、その特徴を理解する(120)
12生物多様性の現状及び法体系の説明
○日本の生物多様性の現状及び法体系を理解します。
 ・地域における生物多様性維持の対応状況を学びます。
【予習】長久手市の生物多様性変化をインターネット等をとおして事前学習し、その概要を確認する(120)
【復習】講義資料に基づいて、愛知県の生物多様性の変化を確認し、その背景を理解する(120)
13生物多様性に関するサービスの説明
○世界の生物多様性維持の各種サービスを理解します。 
 ・世界の生物多様性維持の対応状況を学びます。
【予習】名古屋議定書を事前学習し、その目的と内容を確認する(120) 
【復習】講義資料に基づいて、生物多様性維持の意義を確認する(120)
14環境共生社会:環境と人間の関わりの説明
○環境問題に及ぼす人間活動の影響について理解します。
 ・自分の生活スタイルをどのように替えられるのかを学びます。
【予習】人間活動の現状(電力消費、ごみ排出なfど)を事前学習し、自分の状況と比較する(120)
【復習】講義資料に基づいて、自分の活動の改善方向を検討する(120)
15授業のまとめ
○授業全体を振り返ります。
【予習】これまでの学習内容を確認する(120)             【復習】いままでの講義資料を読み返し、自身の環境共生の必要性を理解する(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
最終レポート課題提出30%SDGsをはじめとする環境共生の概念を十分に理解し、環境保全の重要性について論述できる。
受講態度、毎回のレポート70%講義中の積極的な質問と対応、毎回提出してもらう課題内容を客観的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『WebCampusにて資料を配付する。』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
1.各年度版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書講義で扱う環境共生について、詳述している。
質疑応答
下記のメールにて質問を受け付け、講義中に回答します。
    成田暢彦 (narita2011@biglobe.jp)  
備考
・教科書は使用せず、プリント資料を配布します。
・必要な文献、図書は講義内で指示します。
・この科目では、環境に関する情報を幅広く学ぶので、環境に強い関心があると共に、環境と自然を学ぶ意欲があることが望ましい。
画像
ファイル
更新日付2023/02/04 15:57:31