開講年度2023
開講学科2022年度心理学部心理学科
科目名感性工学
担当教員坂野 雄一
学期曜日時限秋学期 金曜日 3時限
チームコードfle8ubr
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーP231-284-10
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
P-DP2 科学的見地から心理学を理解し,専門的で広範な知識や技能を修得している。 ◎
P-DP4 多様な産業分野において,心理学の専門的な知識や技能を用いて主体的に課題の発見と解決ができる。 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
人間の感性を製品の物理的なデザイン要素に落とし込む感性工学を学ぶ
授業の概要
感性工学とは、人間の感性を物理的なデザイン要素に翻訳して、感性に合った商品を設計する技術の学問である。例えば消費者が「シックなデザインの腕時計が欲しい」と思ったり、逆にデザイナーが「高級感の漂う電化製品を作りたい」と思ったりする。この時の「シックな」や「高級感」という感性を、機能を入れ込みながら、色や形などの具体的なデザイン要素に落とし込む技術の学問である。感性工学はまだ新しく、非常に体系だった学問とは言い難い。そこで本授業では、まず、関連する基礎知識として、視覚や心理物理学的手法を学んだ後、各自が感性工学に関係した本を読み、その内容をプレゼンテーションにより紹介する。
授業の到達
目標
(1) 感性工学とは何かを説明できるようになる
(2) 感性工学の具体的な内容を説明できるようになる
(3) 感性工学に関連する基礎知識であるヒトの視覚特性や心理物理学的手法を説明できるようになる
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
総評はTeams、WebCampus、またはメールにて受講生に伝える。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1講義概要
・感性工学とは何かを理解する
・本授業の進め方を理解する
【予習】感性工学が日常生活にどのように関係しているか考える(120)
【復習】感性工学とは何かを再考する。また、紹介する本を選定、入手する(120)
2視覚(1)
ヒトの低次視覚特性の学習
【予習】紹介する本を選定、入手する(120)
【復習】ヒトの低次視覚特性の資料を見直す(120)
3視覚(2)
ヒトの高次視覚特性の学習
【予習】紹介する本を熟読する(120)
【復習】ヒトの高次視覚特性の資料を見直す(120)
4心理物理学的手法の学習
恒常法、階段法、調整法、マグニチュード推定法
【予習】紹介する本を熟読する(120)
【復習】心理物理学的手法の資料を見直す(120)
5プレゼンテーションの方法の学習
担当教員による説明と実演により、研究を紹介するためのプレゼンテーションの方法を学ぶ。
【予習】紹介する本を熟読する(120)
【復習】プレゼンテーションの準備(120)
6感性工学の本の理解と紹介の準備(1)
本の一節の熟読とプレゼンテーションによる紹介の準備
【予習】プレゼンテーションの準備(120)
【復習】プレゼンテーションの準備(120)
7感性工学の本の理解と紹介の準備(2)
プレゼンテーションの準備
【予習】プレゼンテーションの準備(120)
【復習】プレゼンテーションの準備(120)
8プレゼンテーション(1)
本の紹介(各人1回目)と、他のメンバーによる紹介への評価
【予習】プレゼンテーションの準備(120)
【復習】プレゼンテーションの準備(120)
9プレゼンテーション(2)
本の紹介(各人1回目)と、他のメンバーによる紹介への評価
【予習】プレゼンテーションの準備(120)
【復習】プレゼンテーションの準備(120)
10感性工学の本の理解と紹介の準備(3)
本の一節の熟読とプレゼンテーションによる紹介の準備
【予習】プレゼンテーションの準備(120)
【復習】プレゼンテーションの準備(120)
11感性工学の本の理解と紹介の準備(4)
プレゼンテーションの準備
【予習】プレゼンテーションの準備(120)
【復習】プレゼンテーションの準備(120)
12プレゼンテーション(3)
本の紹介(各人2回目)と、他のメンバーによる紹介への評価
【予習】プレゼンテーションの準備(120)
【復習】他のメンバーの紹介資料を見直す(120)
13プレゼンテーション(4)
本の紹介(各人2回目)と、他のメンバーによる紹介への評価
【予習】プレゼンテーションの準備(120)
【復習】他のメンバーの紹介資料を見直す(120)
14感性工学の研究の実例紹介(1)【予習】感性工学が日常生活にどのように関係しているか考える(120)
【復習】授業資料を見直す(120)
15感性工学の研究の実例紹介(2)【予習】感性工学が日常生活にどのように関係しているか考える(120)
【復習】授業資料を見直す(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
プレゼンテーション40%(1) わかりやすさ:20%
(2) 正確さ:20%
他メンバーのプレゼンテーションへの評価文10%(1) わかりやすさ:5%
(2) 正確さ:5%
授業改善への協力45%授業への意見、感想の提出:1日につき3%
授業への積極性5%授業中の教員への質問、意見:1つにつき1%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ヒトの感性に訴える製品開発とその評価』坂野雄一 他技術情報協会44,000円978-4-86104-774-9
2.『化粧の力の未来』資生堂みらい開発研究所(編著)フレグランスジャーナル社3,190円978-4-89479-317-0
3.『図説 視覚の事典』日本視覚学会(編)朝倉書店13,200 円978-4-254-10294-9
4.『感覚・知覚実験法』内川惠二(総編集)、岡嶋克典(編)朝倉書店5,720円978-4-254-10635-0
参考URL
質疑応答
授業時間内およびオフィスアワーにて受け付ける。
備考
合理的な理由がない限り、毎回必ず出席すること。欠席の場合は事前に担当教員にメールかTeamsチャットにて連絡すること。各自、毎回、ノートパソコンを持参すること。授業時間外学習を十分に実施しないと本科目の単位取得は困難である。
画像
ファイル
更新日付2023/02/01 19:03:18