開講年度2023
開講学科健康栄養学科 2013年度以降入学
2023年度健康科学部健康栄養学科
科目名分析化学
担当教員呉 煜秋
学期曜日時限秋学期 水曜日 2時限
チームコードzcdotq8
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーX131-772-81
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
X-DP1 栄養・食習慣と健康との相互関係に関する知識の修得 ○
X-DP2 栄養・食品等の知識・技術の修得、健康維持増進・予防の実践 ○
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
分析化学の基礎理論と方法
授業の概要
食品分析に必要な分析化学的基礎理論および日常に用いられる化学分析、機器分析の原理と方法について学習する。本科目は容量分析および化学量論計算に重点をおき、演習を通じて理解を深め、計算力を身につける。機器分析は、分析現場において主流となる分析機器に関わる基礎原理と応用の実例を解説する。また、分析を行う際に必要となるプロセス、分析数値の取り扱いなどについても学習する。
授業の到達
目標
基本的な分析化学の専門用語の意味を理解し、説明できる。
容量分析に用いられる化学量論計算ができるようになる。
授業で学んだ代表的な分析方法の原理と応用について簡単に説明できる。
分析データの取り扱い方法を身につけ、実際に応用できるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日に「講義連絡」にて授業講評を送信する。
小テストは提出の翌週に返却し、授業内で講評・解説する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
天然有機化合物をテーマとした創薬化学的専攻研究、更に大学や企業で従事していた生薬学、薬理学、遺伝子工学、生化学、機能性食品学などライフサイエンス分野の研究・開発を通じて取り組んだ様々な分析の実例を紹介し、日常のできことの背景にある化学に対する学生の興味と関心を誘い、理解を助ける。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス
分析の目的、分析操作における一般的手順
【準備】シラバス、テキストを概覧し、授業の全体像を把握しておく(60分)。
 練習問題ノートを用意する。 
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。
2分析データの取り扱い
誤差、平均値と標準偏差、有効数字
【予習】テキストの該当部分、配布資料を通読しておく(90分)。
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。
3溶液の濃度(1)
質量/質量濃度、質量/体積濃度、モル濃度、当量濃度、力価
【予習】テキストの該当部分、配布資料を通読しておく(90分)。
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。
4溶液の濃度(2)
溶液の調整、モル濃度と質量%濃度の変換計算
【予習】テキストの該当部分、配布資料を通読しておく(90分)。
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。小テスト①を解答し、次週に提出する(45分)。
5容量分析(1)
酸塩基平衡, pH, 緩衝液
【予習】テキストの該当部分、配布資料を通読しておく(90分)。
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。
6容量分析(2)
中和滴定の原理、滴定値からの濃度計算
【予習】テキストの該当部分、配布資料を通読しておく(90分)。
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。
7容量分析(3)
酸化と還元、酸化還元平衡、酸化剤と還元剤 
【予習】テキストの該当部分、配布資料を通読しておく(90分)。
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。
8容量分析(4)
酸化還元滴定の原理、滴定値からの濃度計算
【予習】テキストの該当部分、配布資料を通読しておく(90分)。
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。
9容量分析(5)
沈殿滴定、キレート滴定の原理と応用
【予習】テキストの該当部分、配布資料を通読しておく(90分)。
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。小テスト②を解答し、次週に提出する(45分)。
10重量分析
揮発法、抽出法、沈殿法の原理と応用
電子天秤の使用
【予習】テキストの該当部分、配布資料を通読しておく(90分)。
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。
11吸光光度分析
吸光光度分析の原理、吸光光度法を用いた定量計算、分光光度計
【予習】テキストの該当部分、配布資料を通読しておく(90分)。
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。小テスト③を解答し、次週に提出する(45分)。
12試料の前処理と精製
濃縮、抽出、二相分配と単離の原理と基本操作
【予習】テキストの該当部分、配布資料を通読しておく(90分)。
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。
13機器分析(1)質量分析
質量分析の基本原理、LC-MS、GC-MSの原理と応用
【予習】テキストの該当部分、配布資料を通読しておく(90分)。
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。
14機器分析(2)分光分析
紫外・可視分光法、赤外分光法、核磁気共鳴(NMR)分光法の原理と応用
【予習】テキストの該当部分、配布資料を通読しておく(90分)。
【復習】授業の内容を再確認し、練習問題を解く(90分)。
15総括と総合テスト【予習】テキストと配布資料、ノートの内容を振り返って復習し、総合テストに臨む(120分)。
【復習】苦手な内容を再度確認し、不明点を理解するように努める(60分)。練習問題ノートを提出する。
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
受講態度20%授業へ積極的に参加するか(5%)と、最後に提出する練習問題ノート(15%)から評価する
小テスト30%各テーマの内容について学習の達成度を評価する
総合テスト50%授業全体における重要項目への理解度を評価する
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『新スタンダード栄養・食物シリーズ18 食品分析化学』新藤一敏・森光康次郎東京化学同人本体2,500円+税978-4-8079-1678-8
2.『資料を配布する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『クリスチャン分析化学 I. 基礎編(原書7版)』Gary D. Christian他丸善出版本体3,900円+税978-4-621-30109-8
参考URL
質疑応答
講義中または講義後に質問に対応する。
授業日以外はメールで対応する。その場合は学籍番号とお名前を明記してください。
備考
高校・教養教育で学んだ化学の基礎知識、分析化学の関連項目を事前に十分に復習・確認することが必要である。濃度の計算数式、化学反応式を使いこなすようにするには、式の持つ意味、使用条件を十分理解し、手を動かす練習に時間をかけるのが望ましい。毎回、授業の最後に簡単の練習問題を2〜3問出すので、練習用ノートに解答すること。
授業中の私語、携帯電話、スマートフォンの使用は禁止する。
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更新日付2023/02/20 17:16:31