開講年度2023
開講学科2023年度健康科学部健康科学科
2018年度心身科学部健康科学科
科目名養護概説Ⅱ
担当教員下村 淳子
学期曜日時限秋学期 金曜日 3時限
チームコードxhz8rj5
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーZ131-583-04
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
Z-DP1 指導力・実践力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
養護教諭としての活動の実際を体得する
授業の概要
「養護概説Ⅰ」での学習成果を具現化するために、本授業では、養護教諭の役割や職務内容を丁寧に解説していく。また、授業の後半では、養護教諭が学校において養護活動を展開していく際、どのように問題を発見し、解決を図っていくのか、そのプロセスを体得することを目標としている。具体的には、学校で起こりうる可能性のある事例をもとに、健康問題の発見・支援・解決などの一連の流れを体得するものとする。なお、本演習ではアクティブラーニングを中心としているため、すべての講義の中でグループ学習・事例検討、発表、ロールプレイを行う。自分の意見を述べることや人の意見を聞く機会を積極的に取り入れる。
授業の到達
目標
養護教諭として、保健室の中でどのように子どもと関わっているか、そのプロセスを理解する。子供から「話を聞く」「表情を診る」「痛みの程度を観察する」などを通して、判断・処置の必要性が理解できる。また、養護教諭は組織の一員として活動していることを理解し、実際にその一員としての役割が果たせるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
最終日に定期試験の出題意図を伝える。定期試験後のフィードバックは2年次開講科目「学校保健演習」の初回に行う。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
養護教諭としての経験をもとに適宜事例を紹介する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1オリエンテーション(講義の進め方・学習方法)【予習】養護概説1のプリントと教科書の履修済みの箇所を読んでおく(240分)
2高校の保健室訪問の報告(高校訪問ができなかった場合は事例検討を行う)【課題】「保健室訪問」が3分以内で発表できるように準備しておく(360分)
3協働・連携並びに組織活動
(学校保健委員会など)
【予習】教科書77~85ページを読んでおく(120分)
【復習】授業内容をA4サイズ1枚の指定用紙に授業内容をまとめ直したうえで、学びの要点を記載して提出する。(90分)
4学校の特性に応じた養護活動【予習】教科書108~118ページを読んでおく(120分)
【復習】授業内容をA4サイズ1枚の指定用紙に授業内容をまとめ直したうえで、学びの要点を記載して提出する。(60分)
5特別支援教育と養護教諭【予習】教科書119~126ページを読んでおく(120分)
【復習】授業内容をA4サイズ1枚の指定用紙に授業内容をまとめ直したうえで、学びの要点を記載して提出する。(90分)
6健康相談と個別の保健指導【予習】教科書163~189ページを読んでおく(120分)
【復習】授業内容をA4サイズ1枚の指定用紙に授業内容をまとめ直したうえで、学びの要点を記載して提出する。(150分)
7子どもの健康課題に応じた養護活動①
(慢性疾患の場合)
【予習】教科書190~215ページを読んでおく(120分)
【復習】授業内容をA4サイズ1枚の指定用紙に授業内容をまとめ直したうえで、学びの要点を記載して提出する。(150分)
8子どもの健康課題の把握と支援②
(特別な支援を必要とする場合)
【復習】授業内容をA4サイズ1枚の指定用紙に授業内容をまとめ直したうえで、学びの要点を記載して提出する。(150分)
9子どもの健康課題の把握と支援③
(心的要因の場合)
【復習】授業内容をA4サイズ1枚の指定用紙に授業内容をまとめ直したうえで、学びの要点を記載して提出する。(360分)
10養護教諭の力量向上への取り組み
(研究・研修・国の施策)
【復習】授業内容をA4サイズ1枚の指定用紙に授業内容をまとめ直したうえで、学びの要点を記載して提出する。(360分)
11養護教諭の現代的な課題
(複数配置・他職種との連携)
【予習】教科書の該当範囲を読んでおく(120分)
【復習】授業内容をA4サイズ1枚の指定用紙に授業内容をまとめ直したうえで、学びの要点を記載して提出する。(360分)
12健康問題を組織的に解決する①
(課題整理)
【予習】組織活動とは何かを調べておく(120分)
【復習】授業内容をA4サイズ1枚の指定用紙に授業内容をまとめ直したうえで、学びの要点を記載して提出する。(360分)
13健康問題を組織的に解決する②
(グループ検討・発表)
【予習】発表できるようにグループごとに集まって内容を確認しておく(360分)
14保健教育の実際①教材を作る【予習】教科書の該当範囲を読んでおく(120分)
【復習】作成した感想をレポートにまとめる(360分)
15保健教育の実際②教材を活用する
まとめと今後の学習にむけて
【復習】教材作成をした感想を発表できるようにしておく。(360分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験70%養護教諭としての職務を理解している。
重要語句や法規を正しく理解している。
まとめのレポート20%毎回の授業のまとめがきちんとできている。
受講態度10%グループワークや発表に対して積極的に取り組んでいる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『養護教諭のための現代のニーズに対応した養護学概論』岡田加奈子・河田史宝東山書房2500978-4-8278
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
質疑応答は授業時間の最後に行う。また、定期的にレポート提出を課しているので、その中で質問事項を記入してもよい。
備考
養護教諭免許取得のための必須科目である。希望者は受講すること。また、先に「養護概説Ⅰ」を受講していること。ロールプレイ、班別検討会、模擬事例検討会などの演習的な要素も取り入れる。
画像
ファイル
更新日付2023/02/14 16:16:44