開講年度2023
開講学科2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
科目名病理学
担当教員杉田 好彦
前田 初彦
学期曜日時限秋学期 水曜日 1時限
チームコード38q83e0
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーZ231-492-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
Z-DP1 指導力・実践力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
病気(疾患)について、原因・発生機序・経過・転帰という観点からとらえて、成り立ちを理解する。
授業の概要
「目 的」
 病理学では、「どのような病気が、どのようにして発症し、どのような経過をたどり、どのような予後となるのか」を学ぶ。このために、他の基礎医学との関係をも考慮し、その原因、発生機構、経過および転帰などの科学的理論を形態と機能の両面から確立し、その本態を教授することによって、疾患の予防、診断、治療を主とした臨床医学の基盤を養うことにある。
授業の到達
目標
「到達目標」
 各講義の内容を講義時間内に理解できることを到達目標とする。
 医学用語の定義を理解できる。
 疾患の多様性と共通性を説明できる。
 疾患の病因と関連した疾患の発生を説明できる。
 疾患の病態・病理を説明できる。
 病理学授業終了時において、疾患の予防、診断、治療を主とした臨床医学の基本的知識を習得することができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日以降に講義連絡(掲示板、WebCampus、Teamsなど)を通じて授業、最終評価に関する総評を連絡する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
基礎医学としての病理学だけではなく、本学附属病院口腔病理診断部や研修病院先での細胞診、術中迅速診断、生検材料や手術材料の病理診断、剖検診断などの実務経験に関する内容を通じて、臨床医学としての病理診断学についての理解を深める。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1病理学序論と病因論
・内因と外因(疾病の原因)
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「内因と外因」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
2先天異常と奇形
・先天性代謝異常
・奇形
・遺伝性疾患(遺伝)
・染色体異常
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「先天異常と奇形」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
3代謝障害(1)
・退行性病変(病変)
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「代謝障害」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
4代謝障害(2)
・代謝異常症
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「代謝障害」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
5増殖と修復(進行性病変)
・増殖と分化
・肥大と増生(過形成)
・化生
・再生
・移植
・肉芽組織と創傷治癒
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「増殖と修復」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
6循環障害(1)
・充血
・うっ血
・虚血
・出血
・血栓症
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「循環障害」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
7循環障害(2)
・塞栓症
・梗塞
・水腫(浮腫)
・脱水症
・ショック
・高血圧と低血圧
・側副循環(傍側循環)
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「循環障害」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
8炎症(1)
・炎症の5大徴候
・炎症の経過
・炎症の原因
・炎症に関与する細胞と機能
・炎症の名称と経過
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「炎症」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
9炎症(2)
・局所にみられる炎症性変化
・炎症の分類
・急性炎症と慢性炎症
・炎症の全身的反応
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「炎症」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
10免疫と疾患(免疫)
・免疫の一般
・液性免疫と細胞性免疫
・アレルギー
・自己免疫
・免疫不全症候群
・主要組織適合抗原と臓器移植
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「免疫と疾患」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
11感染症・寄生虫感染症
・感染
・病原体の種類
・感染の成立に必要な因子
・宿主防御機構
・宿主反応
・感染用語
・感染症の種類
・感染症の病理診断
・感染症法
・終宿主と中間宿主
・原虫感染症
・蠕虫類感染症
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「感染症・寄生虫感染症」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、配布プリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
12腫瘍(1)
・腫瘍の一般
・腫瘍の形態と構造
・腫瘍細胞の特徴
・腫瘍の発育様式
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「腫瘍」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
13腫瘍(2)
・腫瘍の全身的影響
・腫瘍の発生原因
・腫瘍の進行状態と悪性度
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「腫瘍」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
14腫瘍(3)
・臓器別の重要疾患
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「腫瘍」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
15老化、全体のまとめ
・老化学説
・個体の老化
・老化の特徴
・個体の死
【予習・復習】
予習
・教科書、参考書「老化」の項を読む。(120分)
復習
・教科書や参考書、授業で配布されたプリントなどを読み返す。Formsで小テストを実施する。(120分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
授業時の練習問題0-10%程度毎回の授業時に行う練習問題の結果を評価の検討に用いる。
定期試験90-100%程度定期試験の採点結果を評価に用いる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『病理学概論』亀山洋一郎 前田初彦永末書店3200978-4-8160-1212-9
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『系統看護学講座専門基礎 病理学 疾病のなりたちと回復の促進1』大橋健一、谷澤徹、藤原正親、柴原純二医学書院2640ISBN978-4-260-04203-
参考URL
1.日本臨床口腔病理学会ホームページ口腔病理基本画像アトラス
2.日本病理学会 病理コア画像病理画像アトラス
質疑応答
授業時間内および授業前後の休憩時間は日進キャンパス、
その他の時間帯は楠元キャンパス歯学部口腔病理学・歯科法医学講座で質疑応答します。
備考
関連する病理組織画像は、病理学データベースにアクセスして学習する。
教科書・参考書および参照URLで、授業内容・計画に沿って、自学自習を行うことができます。
(言語聴覚士必修)
画像
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更新日付2023/02/16 13:45:36