開講年度2023
開講学科グローバル英語学科 2013年度以降入学
2021年度文学部グローバル英語学科
科目名観光実務論 b
担当教員松岡 昌幸
学期曜日時限秋学期 火曜日 1時限
チームコード0inksqf
科目区分選択
授業形態講義
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーV331-811-12
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
V-DP4-2 他者と協働し、課題解決に求められる行動を主体的に行う能力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
海外観光実務と出入国法令
授業の概要
当授業は旅行会社の実務経験者および観光関連産業(ホスピタリティ)のマネジメント経験者による「実務経験のある教員の授業科目」である。海外旅行実務に必要な専門知識、出入国法令と実務、時差の概念、エアライン実務、エアポート実務、世界の鉄道(オリエント急行等)、船舶(プリンセス・クルーズ等)関連実務、船舶知識、添乗業務(旅程管理者)等の汎用的実務を学ぶ。また各観光産業の現状、特徴、ホスピタリティ・マインド(ビジネスとしてのホスピタリティ)に着目し、今後の課題と展望や、観光産業としての役割と旅行産業(旅行会社)との関係性を明らかにする。また当授業では国家試験対策(総合旅行業務取扱管理者、国内旅行業務取扱管理者)のための専門知識も修得する。
授業の到達
目標
旅行産業における海外旅行実務及び出入国法令と実務、さらに各観光産業の専門知識を身に付けることができる(知識・理解)。また海外観光産業で求められるチームワーク力、コミュニケーション力の重要性について意識、共感できる(関心・意欲・態度)。さらに各観光産業に関係する航空機を利用した国内・海外渡航を企画・立案できる(汎用的技能・表現)。さらに観光ビジネスの文脈におけるホスピタリティ・マインド(もてなし心)を涵養することができる(態度、志向性)。また国家試験合格のための専門知識を身に付けることができる(専門知識・理解)。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日から1週間以内に研究室にて答案を返却する。
(但しアポイントのメール連絡が必要)
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
観光学は実務経験と理論の両輪が必要とされているが、大手の旅行会社勤務中に添乗員旅程管理者および総合旅行業務取扱主任者(日本旅行業協会)を取得後、旅行会社、留学会社、東京都認証NPO法人の経営に従事した。その時に修得した観光実務、経営学、観光マネジメント(サービス・マネジメント、ホスピタリティ・マネジメント)の諸理論を教育現場において活かす。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「ガイダンス」:授業方針の説明
○出入国法令と海外旅行実務を中心に観光関連実務を理解する
・観光関連の実務
・各観光産業に関する専門知識
【予習】シラバスを読み、ゼミ内容をあらかじめ把握する(120分)
【復習】授業の全体について確認(120分)
2オーストラリア(パース)までの渡航手続きを説明
○出国手続きの流れを理解する
・西オーストラリア州パース留学へのアクセス
・留学の教育的効果
【予習】オーストラリア(パース)への出国手続きに関する情報を収集(120分)
【復習】パースまでの出国手続の基礎知識を整理(120分)
3海外渡航手続に関する説明
○渡航手続きに関する流れを理解する
・渡航手続と出入国手続
・海外安全情報
【予習】教科書(渡航手続)の確認(120分)
【復習】渡航手続の基礎知識(120分)
4旅券(パスポート)関する説明
○旅券手続きに関する流れや、旅券に関する変則・例外的な取扱いを理解する
・旅券の種類
・旅券の新規発給申請
・居所申請
・早期発給申請
【予習】教科書(旅券手続、変則・例外的な扱い)の確認(120分)
【復習】旅券手続の基礎知識、例外的な扱いに関する専門知識(120分)
5予防接種及び査証手続きに関する説明
○予防接種及び査証手続きを理解する
・外国の査証
・外貨手続
【予習】教科書(予防接種、査証手続、外貨手続)の確認(120分)
【復習】予防接種、査証手続、外貨手続に関する専門知識(120分)
6出入国手続に関する説明
○日本人の出入国手続を理解する
・外国での入国、出国手続
・税関検査
・シェンゲン協定
【予習】教科書(日本人の出入国手続)の確認(120分)
【復習】日本人の出入国手続きに関する専門知識(120分)
7日本の入国手続に関する説明
○入国の順序(流れ)を理解する
・入国順序
・動物検疫、植物検疫
・別送品の扱い
・ワシントン条約
【予習】教科書(日本の入国手続)の確認(120分)
【復習】日本の入国手続きに関する専門知識(120分)
8外国人の日本出入国手続に関する説明
○外国人の日本出入国に関する知識を理解する
・在留資格と在留期間
・外国人の出国と再入国許可
・旅券法、出入国管理及び難民認定法(抄)
【予習】教科書(外国人の日本出入国)の確認(120分)
【復習】外国人の出国と再入国許可に関する専門知識(120分)
9時差に関する課題の説明
○具体的な時差に関する問題を理解する。
・時差に関する基本問題
・小テスト(実際の所要時間の応用的問題)
・事例研究(ANA、キャビン・アテンダント、DVD学習)
【予習】教科書(基本的な時差に関する知識)の確認(120分)
【復習】教科書(基本的な時差に関する専門知識)の確認(120分)
10時差に関する課題の説明と航空会社(空港コード)の説明
○具体的な時差の所要時間に関する知識を理解する
・「GMT」への換算、2地点間の所要時間の計算方法を理解する。
・2地点間の所要時間
【予習】教科書(応用的時差に関する知識)の確認(120分)
【復習】教科書(応用的時差に関する専門知識)の確認(120分)
11OAG(航空時刻表)に関する説明
○OAG(航空時刻表)の見方を理解する。
・OAGの記載事項
・都市コード、空港コード
・受託手荷物、無料手荷物許容量
・小テスト(OAGに関する基本問題)
・事例研究(ANA、グランドスタッフ、DVD学習)
【予習】教科書(OAG航空時刻表の見方)の確認(120分)
【復習】教科書(OAG航空時刻表の見方)の確認(120分)
12AG(航空時刻表)の見方に関する応用的問題に関しての説明
○OAG(航空時刻表)の実務的能力を理解する
・MCT(最低乗継時間)
・MCTに適合する手続き便
・事例研究(中部空港、飛行機の中の飛行機=ドリームリフター)
【予習】教科書(OAGの記載事項)の確認(120分)
【復習】OAG(航空時刻表)に関する情報収集と問題点(120分)
13ヨーロッパの鉄道および各国の鉄道に関する説明
○ヨーロッパの鉄道を理解する
・ユーレイル(ヨーロッパ各国の鉄道の国際的組織)
・ヨーロッパの主要列車
・米国、カナダ、アジア諸国等の鉄道の特徴
・事例研究(九州の豪華列車=7つ星)、DVD学習
【予習】教科書(ヨーロッパ、各国の鉄道)(120分)
【復習】教科書(理解度チェック)の確認(120分)
14船舶(クルーズ)に関する説明
○クルーズの種類、クルーズの留意点を理解する
・日本発着の定期客船航路
・クルーズ関連の専門用語
・事例研究(プリンセス・クルーズ)、DVD学習
・講義内試験
【予習】教科書(船舶=クルーズ)の確認(120分)
【復習】プリンセス・クルーズの洗練されたサービスとホスピタリティの分析(120分)
15全体のまとめ
○出入国法令と旅行実務の基礎を理解する
・全体のまとめ
・講義内テスト
【予習】出入国法令と実務および旅行実務(海外旅行実務)の熟読(240分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
講義内試験60%旅行実務に関する基礎知識を修得し、観光産業のサービスの特徴を論述できる。
課題提出20%各授業のキーワードを整理し、理解度を評価する。
授業態度20%授業中の積極的な発言、課題発表における活躍を客観的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『「出入国法令と実務/旅行実務」(2023年、改編版第4版)』JTB総合研究所JTB総合研究所3,000+税
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
研究室番号:3310室(3号館3階)
オフィスアワー:火曜日3限
備考
随時、小テスト(振り返り課題提出によるフィードバック)
授業中の私語および遅刻は厳禁。携帯電話・スマートフォンの使用は禁止。
また事例研究に関しては旅行産業関連事例を取り入れる予定。
感染症の影響によって、一部授業内容が変更になる場合がある。
画像
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更新日付2023/02/03 21:08:46