開講年度 2023 開講学科 歴史学科 2015年度以降入学 日本文化学科 2013年度以降入学 総合政策学科 2013年度以降入学 2022年度心理学部心理学科 2023年度健康科学部健康科学科 2018年度心身科学部健康科学科 2018年心身科学部心理学科 2022年度総合政策学部総合政策学科 科目名 教育学Ⅱ 担当教員 内田　康弘 学期曜日時限 秋学期 金曜日 ４時限 チームコード 89t9mym 科目区分 選択 授業形態 講義 対象学年 １年 単位数 2 科目ナンバー B131-271-02 関連性が高い ディプロマ・ポリシー B-DP3-3 課題発見力 ◎ B-DP3-4 論理的思考力 ◎ キャンパス 日進キャンパス 担当教員の実務経験 実務経験あり テーマ 教育問題の教育社会学－現代社会の青少年問題を冷静に分析する－ 授業の概要 人々の生活が個人化・多様化している現代社会において、青少年期は、新しいライフステージへの移行やアイデンティティ形成など、多様な困難に直面する時期だと言われています。本講義では現代社会で教育問題とされている様々なテーマを取り上げ、それぞれ何が「問題」なのか、また、何が「問題」として語られているのかなどを、主に教育社会学の観点から論じます。特に、逸脱行動やメディア、学校教育、労働、性・暴力、ICTといった、現代社会を生きる私たちに密接にかかわるリアルな青少年問題に焦点を当てていきます。そうした具体的な社会現象の実態（データ）とその背景を縦断的・横断的に考察し、現代社会を取り巻く様々な「問題」について、多角的かつ客観的に考えられるようになることを目指します。高校教育の現場経験やフィールドワークの経験を踏まえた話題提供も心がけたいと思います。 授業の到達 目標 (1)現代社会を生きる青少年を取り巻く教育問題の実態と基本的な知識を把握・修得し、教育社会学の視点を用いて深く考察できるようになる (2)自らの学校経験を相対化し、より客観的な視点から教育問題の構造を捉え直すことができる (3)現代社会における教育問題とはいったい何であるのかを常に問い、多角的な視野を持ちつつ総合的に考察・論述できるようになる 課題 （定期試験 ・レポート試験 ・授業内試験など）の フィードバック方法 WebCampusおよびMicrosoft Teamsより、「講義連絡」機能やタイムライン、Microsoft Forms等を使用したフィードバックを行う。 使用言語 日本語 実務経験をいかした教育内容 高校教育の現場経験を踏まえ、学校教育や教育問題に関する実態的見解（リアリティ）と理論的見解の双方をいかした話題提供を行う。 授業計画 回数 授業スケジュール 授業時間外学習・時間(分) 1 オリエンテーション 本授業の概要とねらい 【予習】シラバスを読み、この授業のねらいについて確認しておく（60分～） 【復習】授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 2 「逸脱行動」とは何か？ 社会的逸脱論の理論的系譜 【予習】授業のテーマに関する新聞記事やニュースを調べ、その内容を確認する（60分～） 【復習】授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 3 教育社会学の理論と方法① 実証主義・機能主義から「学校に行くこと」を考える 【予習】授業のテーマに関する新聞記事やニュースを調べ、その内容を確認する（60分～） 【復習】授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 4 教育社会学の理論と方法② 解釈的アプローチ・構築主義から「学校に行くこと」を考える 【予習】授業のテーマに関する新聞記事やニュースを調べ、その内容を確認する（60分～） 【復習】授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 5 学校文化と教育社会学① 制服・校則の「当たり前」を問い直す 【予習】授業のテーマに関する新聞記事やニュースを調べ、その内容を確認する（60分～） 【復習】授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 6 学校文化と教育社会学② 友人関係、スクールカーストの「当たり前」を問い直す 【予習】授業のテーマに関する新聞記事やニュースを調べ、その内容を確認する（60分～） 【復習】授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 7 学校文化と教育社会学③ 教員の働き方の「当たり前」を問い直す 【予習】授業のテーマに関する新聞記事やニュースを調べ、その内容を確認する（60分～） 【復習】授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 8 性・暴力問題と教育社会学① 学校教育における「体罰」を問い直す 【予習】授業のテーマに関する新聞記事やニュースを調べ、その内容を確認する（60分～） 【復習】授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 9 性・暴力問題と教育社会学② 家庭内暴力・デートDVを問い直す 【予習】授業のテーマに関する新聞記事やニュースを調べ、その内容を確認する（60分～） 【復習】授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 10 中間試験 【予習】第1回～第9回講義の内容を復習し、中間試験に向けて準備を行う（180分～） 【復習】中間試験の結果を振り返り、不正解の内容を中心に学び直しを行う（60分～） 11 性・暴力問題と教育社会学③ 学校教育における「性教育」を問い直す 【予習】授業のテーマに関する新聞記事やニュースを調べ、その内容を確認する（60分～） 【復習】授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 12 性・暴力問題と教育社会学④ JKビジネス・パパ活から「労働」を問い直す 【予習】授業のテーマに関する新聞記事やニュースを調べ、その内容を確認する（60分～） 【復習】授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 13 現代の社会問題と教育社会学① SNS、インターネットの利用と若者の失踪 【予習】授業のテーマに関する新聞記事やニュースを調べ、その内容を確認する（60分～） 【復習】授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 14 現代の社会問題と教育社会学② 学校教育から労働市場への移行とその課題 【予習】授業のテーマに関する新聞記事やニュースを調べ、その内容を確認する（60分～） 【復習】授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 15 総括・まとめ 青少年問題を「縦断的」に見つめて「解決」を展望する 【予習】授業のテーマに関する新聞記事やニュースを調べ、その内容を確認する（60分～） 【復習】これまでの授業で学習した内容を振り返り、Microsoft Formsの課題に回答する（180分～） 試験実施方法 定期試験＝1 レポート＝2 その他＝3 1 評価方法 評価方法 割合 評価基準 定期試験（選択式、短答式、記述式の総合問題） 60% 現代社会における教育問題とはいったい何であるのか、多角的な視点から客観的かつ総合的に考察・論述できる 中間試験（選択式、短答式の総合問題） 40% 第1回～第9回の講義テーマにかかわる教育問題および社会事象について、客観的に考察できる テキスト 書名 著者 出版社 価格 ISBNコード 備考 1. 『使用しません。』 2. 『毎回、配布資料を用いて授業を行います。』 参考書 　　・ 参考資料 書名 著者 出版社 価格 ISBNコード 備考 1. 『現場で使える教育社会学：教職のための「教育格差」入門』 中村高康・松岡亮二［編］ ミネルヴァ書房 3080 978-4623092604 教育社会学に興味を持っている方にとてもお勧めの入門書です。 2. 『いじめとは何か―教室の問題、社会の問題』 森田洋司 中央公論新社 814 978-4121020666 いじめ問題に興味のある方にお勧めの入門書です。 3. 『社会問題の社会学』 赤川学 弘文堂 1320 978-4335501302 「社会問題とは何か」についてじっくり考えたい方にお勧めの書籍です。 4. 『テキスト内掲載文献のほか、必要に応じて授業内で案内します。』 参考ＵＲＬ 質疑応答 原則として、質問や相談などは授業の前後やオフィスアワー（木・金曜日の昼休み）で対応します。どうぞ気軽に声を掛けてください。研究室は2号館5階2515です。 また、確実にアポイントを取りたい際は、Microsoft Teamsの「チャット」もしくはメール（アドレスは初回の講義で連絡）にてご連絡ください。 備考 出欠確認として、毎回の講義後にMicrosoft Formsを用いた課題の提出を求めます。公欠を除く6回以上の欠席（課題未提出）によって単位認定資格を失います。 【履修上の重要事項】 ・毎回の講義および中間試験にはMicrosoft FormsにアクセスできるICT端末を持参 ・Forms課題の提出期限は、講義日の23:59まで（厳守） ・単位認定には中間・定期試験の両方の受験が必須 ・大学生として相応しい姿勢で講義に臨むこと（例：遅刻、欠席の自己管理など） 画像 ファイル 更新日付 2023/02/17 18:55:16