開講年度2023
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
健康栄養学科 2013年度以降入学
2022年度心理学部心理学科
2023年度健康科学部健康栄養学科
2023年度健康科学部健康科学科
2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
2021年度文学部グローバル英語学科
2021年度文学部英語英米文化学科
科目名論理学Ⅱ
担当教員岩佐 宣明
学期曜日時限秋学期 金曜日 1時限
チームコード8cjpg28
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB131-111-12
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP3-4 論理的思考力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
言語哲学
授業の概要
言語哲学は論理学を一つの母体として発展した哲学の一分野で、他の様々な経験科学との相互交流も含め、広範な問題意識へと連なる刺激的な研究領域をなしている。言語哲学は、ある一定の空気の振動なりインクの染みが、他の振動や染みにはない一定の意味をもつ、という現象への驚きから出発する。たとえば、日本語話者にとって、「ぼくはサッカーが好きだ」というインクの染みには意味があるのに、「ぼくはササッサーがススッスーだ」とか「だぼく好きはがサッカー」には意味がない。なぜだろうか?あらゆる有意味な表現をあらゆる無意味な表現から区別する、統一的な意味の理論は存在するのだろうか?いやそもそも、ここでその有無が問われている意味とは一体何だろうか?この授業では、現代論理学ととくに深いつながりをもつ分析哲学系の議論を主に辿りながら、言語という現象の不思議に迫ってみたい。
授業の到達
目標
・現代言語哲学について基本的な知識を得る。
・指示や意味という現象を説明することの難しさを通し、言語に対する興味を深める。
・言語哲学を経由して、論理学の問題意識がその他の哲学的問題や、さらには他の学問領域にまで拡がっていくことを理解する。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表後に講義連絡にて授業講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス【予習】シラバスを読み授業内容を把握する(90)
【復習】授業の履修計画を立てる(90)
2指示の理論①(確定記述、見かけの指示のパズル、非存在言明のパズル、同一性言明のパズル、代入可能性のパズル)/参考書1(pp.15-21)、参考書2(pp.13-28)【予習】授業テーマについて、参考書等で予め調べておく(120)
【復習】板書、講義内容をもとにノートを整理する(120)
3指示の理論②(ラッセルの記述理論、ストローソンの批判、ドネランの折衷案)/参考書1(pp.21-44)、参考書2(pp.28-41)【予習】授業テーマについて、参考書等で予め調べておく(120)
【復習】板書、講義内容をもとにノートを整理する(120)
4指示の理論③(固有名、ラッセルの省略説、サールの記述の束説)/参考書1(pp.51-63)、参考書2(pp.43-52)【予習】授業テーマについて、参考書等で予め調べておく(120)
【復習】板書、講義内容をもとにノートを整理する(120)
5指示の理論④(クリプキの指示の因果説)/参考書1(pp.63-96)、参考書2(pp.52-64)【予習】授業テーマについて、参考書等で予め調べておく(120)
【復習】板書、講義内容をもとにノートを整理する(120)
6意味の理論①(観念説、命題説)/参考書1(pp.107-122)【予習】授業テーマについて、参考書等で予め調べておく(120)
【復習】板書、講義内容をもとにノートを整理する(120)
7意味の理論②(使用説、ウィトゲンシュタインの言語ゲーム)/参考書1(pp.125-138)、参考書2(pp.149-150)【予習】授業テーマについて、参考書等で予め調べておく(120)
【復習】板書、講義内容をもとにノートを整理する(120)
8意味の理論③(検証説、全体論にもとづくクワインの批判)/参考書1(pp.165-181)、参考書2(pp.65-81)【予習】授業テーマについて、参考書等で予め調べておく(120)
【復習】板書、講義内容をもとにノートを整理する(120)
9意味の理論④(真理条件説、ディヴィドソンの真理定義)/参考書1(pp.185-208)【予習】授業テーマについて、参考書等で予め調べておく(120)
【復習】板書、講義内容をもとにノートを整理する(120)
10意味の理論・付論(意味懐疑論、クワインの翻訳の不確定性)/参考書2(pp.83-101)【予習】授業テーマについて、参考書等で予め調べておく(120)
【復習】板書、講義内容をもとにノートを整理する(120)
11語用論①(意味論的語用論、直示の理論)/参考書1(pp.229-238)【予習】授業テーマについて、参考書等で予め調べておく(120)
【復習】板書、講義内容をもとにノートを整理する(120)
12語用論②(サールの言語行為論)/参考書1(pp.241-258)、参考書2(pp.139-148)【予習】授業テーマについて、参考書等で予め調べておく(120)
【復習】板書、講義内容をもとにノートを整理する(120)
13言語的相対主義/参考書2(pp.103-126)【予習】授業テーマについて、参考書等で予め調べておく(120)
【復習】板書、講義内容をもとにノートを整理する(120)
14私的言語論/参考書2(pp.155-171)【予習】授業テーマについて、参考書等で予め調べておく(120)
【復習】板書、講義内容をもとにノートを整理する(120)
15まとめ【予習】ノート全体を見直し、理解不足な点を整理しておく(120)
【復習】定期試験に備え、ノートを整理する(180)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験100%現代言語哲学に関する基本的知識の習得度。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『言語哲学ー入門から中級まで』W.G.ライカン勁草書房3600円9784326101597
2.『言語哲学入門』服部裕幸勁草書房2800円4326153695
参考URL
質疑応答
研究室は日進キャンパス2413、オフィスアワーは火・金曜日のお昼休み(12:50~13:20)です。メール連絡はnobuakii@dpc.agu.ac.jpで随時受け付けます。
備考
画像
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更新日付2023/02/06 09:57:46