開講年度2023
開講学科経営学科 2013年度以降入学
科目名経営管理実習ⅠA
担当教員津田 秀和
学期曜日時限春学期 木曜日 2時限
チームコードamib0zm
科目区分選択
授業形態実験・実習
対象学年2年
単位数1
科目ナンバーM231-238-63
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
M-DP3-2 自ら事業を企画・運営できる能力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
地元企業の分析
授業の概要
本実習は,身近な地元企業を題材に様々な観点から調査と分析をし,企業に対する理解を深めることを目的とする。分析の対象とするのは,愛知県を中心とする東海三県(受講生の地元も状況に応じて採択)の中堅企業とする。中堅企業を対象とするのは,大企業ばかりに目が向きがちであるものの,中堅企業は地元を支える企業として有力であること,零細企業と異なり情報入手可能性が高いこと,中堅企業を中心に地元の産業構造に詳しくなれることを理由とする。情報源として雑誌,新聞,ウェブ等を用いる。分析の進め方については担当教員から提示されるものもあるが,受講生間での議論から出てくる視点も含めて柔軟に構築する。適時,全体報告を行い,情報を共有することでより地元企業とその経営への理解を深める。
授業の到達
目標
地元企業について以下の点から理解を深めることを目標とする。
1.地元企業の特徴とその強みについて,その一端を説明できるようになる。
2.地元企業の産業構造の一部について,説明できるようになる。
3.地元企業の変化について,いくつかの事例を用いて説明できるようになる。
4.「働く」という観点から地元企業の特徴を,いくつかの事例を用いて説明できるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
講評をwebcampusの講義連絡を用いて送る。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
該当しない
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1本実習の目的,スケジュール等を理解する。チームを組むことが想定し,アイスブレーキングのワークを行い,受講生間の交流を図る。授業の開始までにシラバスを読み込み,授業で学ぶことを整理し,理解する(120)。実習を通じて,深めたい知識,感覚について検討し,記録する(120)。
2分析のターゲットについて検討する。地元企業について,何を知りたいか(将来から接近する,興味関心から接近する等)について,各自の調査に基づき議論を行う。似通った関心を持つ者をグルーピングし,ターゲット企業について大まかに決める。授業の開始までに実習で検討する対象企業(産業)について,ホームページなどで調べて自分の見解を言えるようにしておく(120)。復習として,不足すると考えられる情報をホームページ等で調べる(120)。
3分析の対象企業について,どういった分析を行いたいか,どういった情報を活用可能かをウェブで調査し,調査の準備とする。授業の開始までに,対象企業のどういった点について知りたいかを整理し,記録する(120)。復習として,情報収集を継続し,また情報の利用可能性についての検討する(120)。
4分析対象企業の情報を公式ウェブページおよび関連ページから抽出し,まとめる。授業の開始までに,分析対象企業の公式HPをかくにんする(120)。復習として分析対象企業の情報のまとめにつき,不足する部分を補足する(120)。
5基礎データをグループ内で共有し,どういった違いがあるか,その違いからどういった特徴が浮かび上がってくるかを検討する。適時,追加調査を行う。授業の開始までに,公式HPから得られる情報を整理しておく(120)。グループ内での協議から必要となった情報を集める(120)。
6グループごとに,経過報告を行い,質疑応答を通じて,より分析を要する点を検討する。併せて,地元企業についての情報共有を行う。授業の開始までに,グループごとの報告資料を作成する(120)。他のグループの報告から参考になる点や学べる点をまとめる(120)。
7分析をより深めるために,ポイントを定めた情報収集と,その意味を検討する。第7回には,売り上げ,企業規模,社歴といった数的指標を主として検討する。授業の開始までに分析対象企業について,売上高,従業員数等の数値をインターネットで収集する(120)。復習として第10回に経過報告することを念頭に,情報を収集整理する(120)。
8産業構造の観点から分析するための情報収集を行い,状況を整理する。企業は単独で存在するわけではなく,取引の中で存在する。主要取引先等の情報を確認し,どういった繋がりの中で事業が営まれているかを確認する。授業の開始までに分析対象企業について,主要取引先に関する情報をインターネットで収集する(120)。復習として第10回に経過報告することを念頭に,情報を収集整理する(120)。
9第8回に引き続き,産業構造の観点から分析するための情報収集を行い,状況を整理する。特に,産業規模に注目し,分析対象企業が所属する産業が地元においてどういった位置づけとなるかを確認する。授業の開始までに分析対象企業について,属する産業の規模に関する情報をインターネットで収集する(120)。復習として第10回に経過報告することを念頭に,情報を収集整理する(120)。
10数的指標に基づく分析,産業構造の観点からの分析に基づくグループごとの報告を行う。質疑応答により,更なる分析のポイントを探る。併せて,地元企業についての情報共有を行う。授業の開始までに第7回から第9回の内容を踏まえ,プレゼン資料を作成する(120)。他のグループの報告から参考になる点や学べる点を整理し,記録する(120)。
11第8回,9回の産業構造分析を背景に地元の企業全般の強みを検討する。そして,分析対象企業がその中で持つ強みを検討する。授業の開始までに分析対象とする地域の産業構造の情報を整理する(120)。復習として第14回に経過報告することを念頭に,情報を収集整理する(120)。
12中堅企業の多くは,経営環境の変化にあわせて新しい手を模索して,実行している。分析対象企業だけでなく視野を広げて,自分たちの強みを活かし,発展を狙っている地元企業の分析を行う,授業の開始までに分析対象企業の近年の経営環境変化について情報を収集する(120)。復習として第14回に経過報告することを念頭に,情報を収集整理する(120)。
13地元企業を働く観点から分析する。働く際に,重要と考えられる指標として,例えば,給与水準,離職率,やりがい,職場雰囲気,残業状況などがあるが,その指標を探し,「自分たちがその会社で働く」という観点から分析する。授業の開始までに自らが働く際に重要と考えられる事を整理して,記録する(120)。復習として他のグループの報告から参考になる点や学べる点をまとめる(120)。
14ここまでの分析を総合して,分析対象企業を中心として地元企業の特徴,強み,産業構造,変化,働きやすさについてグループごとに報告し,情報共有を図る。授業の開始までに第13回までに示したポイントに関する情報のうち,不足するものを収集する(120)。復習としてグループごとに不足する情報や,よりよい分析結果を導くための情報を収集し,整理する(120)。
15本授業で得られた地元企業についての知見を担当教員がまとめ,報告する。そして,全体議論を通じて,更なる理解の向上を図る。期末レポートの作成を行う(240)。
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
2
評価方法
評価方法割合評価基準
期末レポート試験50提出されるレポートの内容
平常点50分析対象企業の分析の進展状況,グループへの貢献状況
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『特に指定しない』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
授業内容についての質問や相談は、オフィスアワー(水曜日昼休み)で可能です。オフィスアワーに来室する場合には必ずメール(tsuda@dpc.agu.ac.jp)を送付し、担当教員の指示を確認してください。なお、試験と成績に直接に関係する質問については対応できないことがあります。
備考
実習型の授業であるため,欠席と遅刻については,大幅な減点対象となるので注意して欲しい。また,授業目的と関係のない作業をパソコンやスマホで行ってはならない。グループでの作業を行う際に,他人に頼りっきりとならないよう気をつけること。
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更新日付2023/02/02 16:15:01