開講年度2023
開講学科2020年度経済学部経済学科
科目名マクロ経済学Ⅰ
担当教員吉田 雅彦
学期曜日時限春学期 月曜日 3時限
チームコードgeef47v
科目区分必修
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーE111-231-04
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
E-DP1-1 理論的基礎力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
マクロ経済学の基本的な構造分析
授業の概要
マクロ経済学(macroeconomics)とは,一国経済における経済変数の集計量の決定や因果関係を学ぶ科目である。マクロ経済学を理解するうえで基本的なことは,GDP(国内生産量)を中心とした,消費,投資,政府支出などの経済変数によってマクロ経済の動きをとらえることである。本授業では,マクロ経済学の基本的な構造の説明を行う。
授業の到達
目標
マクロ経済学を学ぶことによって経済全体の基本構造をが把握でき,景気の現況やその動向を判断する力を培うことができる。また,政府の経済政策―財政金融政策―はマクロ経済に大きな影響を与えるため,財政金融政策の目的・手段やそのメカニズムを知ることができる。これによって的確な政策判断を行う力を培うことができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
講義連絡に授業講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1マクロ経済学とは 〇経済学のメリット 〇マクロ経済の鳥瞰図 〇市場の種類【予習】テキストの該当部分を一読する(120) 【復習】授業ノートを参照して,マクロ経済で学ぶ市場を確認する(120)
2GDP(国内総生産)とは 〇三面等価の原則 〇国内と国民との違い 〇GDPデフレーター【予習】テキストの該当部分を一読する(120) 【復習】授業ノートを参照して,三面等価の原則を確認する(120)
3消費と貯蓄 〇ケインズ型消費関数 〇限界消費性向の概念 〇ケインズ型貯蓄関数【予習】テキストの該当箇所を一読しておく(120)【復習】授業ノートを参照して,ケインズ型消費関数を数式およびグラフで確認する(120)
4マクロ経済均衡式とISバランス式 〇総供給と総需要の均衡 〇有効需要の原理 〇ISバランス式【予習】テキストの該当箇所を一読しておく(120) 【復習】授業ノートを参照して,マクロ経済均衡式とISバランス式を数式で確認する(120)
5均衡GDPの決定理論 〇45度線分析 〇政府部門を考慮したケースの45度線分析【予習】テキストの該当箇所を一読しておく(120) 【復習】授業ノートを参照して,45度線分析についてそのモデルとグラフを確認する(120)
6投資理論 〇割引現在価値 〇投資の限界効率 〇投資関数の導出【予習】テキストの該当箇所を一読しておく(120) 【復習】授業ノートを参照して,投資関数を数式とグラフで確認する(120)
7中央銀行の役割 〇貨幣の歴史:新貨条例,国立銀行条例 〇日銀の誕生とその位置づけ 〇日銀の最高意思決定機関【予習】テキストの該当箇所を一読しておく(120) 【復習】授業ノートを参照して,日銀の役割を確認する(120)
8貨幣の定義 〇現代の貨幣とは 〇マネーストックの定義【予習】テキストの該当箇所を一読しておく(120) 【復習】授業ノートを参照して,貨幣の定義を整理する(120)
9貨幣供給 〇ハイパワードマネー(マネタリーベース) 〇マネーストックとハイパワードマネーの関係:信用乗数 〇中央銀行のバランスシート【予習】テキストの該当箇所を一読しておく(120) 【復習】授業ノートを参照して,ハイパワードマネーの供給ルートを確認する(120)
10貨幣需要 〇取引需要 〇国債と利子率との関係 〇流動性選好説 〇流動性のわな 〇貨幣需要関数【予習】テキストの該当箇所を一読しておく(120) 【復習】授業ノートを参照して,貨幣需要関数を数式とグラフで確認する(120)
11貨幣市場の均衡 〇貨幣市場の需給均衡式 〇均衡利子率の決定 〇貨幣量(マネーストック)増減の効果【予習】テキストの該当箇所を一読しておく(120) 【復習】授業ノートを参照して,貨幣市場の均衡を数式とグラフで確認する(120)
12財市場の均衡とIS曲線 〇IS曲線の導出 〇IS曲線の性質【予習】テキストの該当箇所を一読しておく(120) 【復習】授業ノートを参照して,IS曲線について数式をグラフで確認する(120)
13貨幣市場の均衡とLM曲線 〇LM曲線の導出 〇LM曲線の性質【予習】テキストの該当箇所を一読しておく(120) 【復習】授業ノートを参照して,LM曲線について数式とグラフで確認する(120)
14財市場・貨幣市場の同時均衡 〇IS-LMモデル 〇財政政策の有効性とクラウディングアウト効果 〇金融政策の有効性と流動性のわな【予習】テキストの該当箇所を一読しておく(120) 【復習】授業ノートを参照して,IS-LMモデルと財政金融政策の効果をグラフで確認する(120)
15総括 〇「総括資料」による全体の流れ【予習】テキスト,授業ノート,資料を参照して,全体の流れを確認しておく(120) 【復習】「総括資料」の中にある練習問題を解く(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験80%マクロ経済モデルの総括的な理解力を問う。
課題提出20%数値例に基づきマクロ経済モデルの理解力を問う。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『Webcampusにて配付』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『マクロ経済学 第2版』伊藤元重日本評論社2800円+税978-4-535-55621-8
2.『入門マクロ経済学 第5版』中谷巌日本評論社2800円+税978-4-535-55513-6
参考URL
1.内閣府ホームページ政府の政策一般についてわかる。
質疑応答
〇場所:研究室2711  〇時間:月曜日5時限目
備考
原則として毎回,「出欠」を確認する。
画像
ファイル
更新日付2023/02/06 03:47:26