開講年度2023
開講学科商学科 2013年度以降入学
経営学科 2013年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
2020年度経済学部経済学科
2020年度商学部商学科
科目名地域ビジネス論
担当教員西脇 正倫
学期曜日時限春学期 水曜日 2時限
チームコードy14ipip
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーE131-238-03
M231-239-80
C231-239-80
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
C-DP2-1 ビジネスの現場において必要不可欠とされる広範な知識や技能を修得している。 ◎
M-DP3-1 モノづくりに関する問題の把握、解決を見出す能力 ◎
E-DP4-1 実践的応用力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
長期的に人口が減少する現代日本における都市コミュニティの役割と、都市コミュニティ構築・維持のためのビジネス的手法に関する概念と手法の習得
授業の概要
長期的な人口減少期に入り、都市構造とエリアマネジメントの再構築が求められる現代の我が国の都市において、地域生活の基盤をなす都市コミュニティを持続可能なものとして確立するために、我が国の都市の歴史的推移や特徴を学ぶと共に、利益追求ではなく地域課題解決を目的とするコミュニティビジネスの手法の概要を学ぶ。加えて、名城公園キャンパス地域連携センターが名古屋市、愛知県、および商店街連合と実施した買い物動向調査の分析や地区の現地調査を通して地区課題を抽出し、課題解決につながるコミュニティビジネスの提案を行なう。
授業の到達
目標
①現代の都市社会におけるコミュニティの役割と、地域社会の現況についての基礎知識の習得
②都市コミュニティ育成、維持のためのエリアマネジメントにおけるビジネス的視点の習得
③地域の課題解決における情報処理、提案プロセスの習得
④当該小学校区における都市コミュニティ確立のための提案
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業の各段階におけるレポートの内容および取組み状況を評価するとともに、グループ発表による口答試験によって提案の評価を行なう。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
教員は技術士(建設部門 都市及び地方計画)であり、全国の都市、商店街コンサルティング実務、名古屋市名東区の藤が丘まちづくり推進協議会」顧問としてまちづくり支援を実施しており、実務経験を前提とした実践可能なスキルを獲得できる教育内容になっている。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1①ガイダンス:授業概要とスケジュールの説明,履修者グループ分けを行う。第1講予習:新聞、雑誌などのジャーナリズムにおける,地域経済に関する報道に目を通すこと(120)
第1講復習:名城公園キャンパス周辺の商店街に足を運んで,まちづくりの実態を見ること(120)
2②日本の都市の発展:17世紀初頭の城下町形成から、明治における都市の近代化、第二次世界大戦後の高度成長期から今日に至る都市の変遷と地域社会の変化を学ぶ第2講復習;日本の都市の変遷について、一連の流れを整理し、説明できるようにすること(120)
第3講予習:いわゆるコミュニティについて書籍、インターネット等によって情報収集を行なう(120)
3③新旧コミュニティ概論:日本の伝統的コミュニティである「ムラ」と現代都市の地区社会の違いについて比較分析によって学ぶ第3講復習:ムラと都市のコミュニティについて比較、整理してその違いを確認する(120)
第4講予習:現代日本の人口変遷について掌握する(120)
4④わが国の現代都市の課題:人口減少期における都市変化とその中での都市の持続性担保の問題と課題について学ぶ第4講復習:国土交通白書H29版に第1章第1節、第2節を読み、都市の姿の概要を理解する(120)
第5講予習:コミュニティビジネスについて情報収集する(120)
5⑤地域ビジネス概論:地域ビジネスの基本概念について学び、現代日本における必然性を認識するとともに、地域ビジネスのケーススタディを通して地域ビジネスの実態を学ぶ第5講復習:NPO等と一般企業の存在理由の違いについて整理する(120)
第6講予習:清水学区について地理的、土地利用的状況をインターネットマップ等で掌握する(120)
6⑥地区コミュニティ踏査:名城公園キャンパスが立地する清水学区を踏査し、地区の属性について情報収集を行う(コロナの状況によってはWeb上で確認)。第6講復習:踏査時に撮影した写真等をもとに、地区属性について気づいた点を整理しておく(120)第7講予習:提供データをもとに地域問題について想定する(120)
7⑦地区コミュニティ特論その1:名城公園キャンパスが立地する清水学区をモデルに、統計資料、アンケート調査結果を基に地区社会の問題を分析する第7講復習:講義で得たアンケート調査結果の分析を進め、地区問題の整理を行う(120)
第8講予習:問題整理から地区課題を想定する(120)
8⑧地域ビジネス適用その1:清水学区における地区課題を抽出し、解決提案をビジネス手法を導入して検討する第8講復習:地域ビジネスのケーススタディを確認し、適用可能なモデルを検討しておく(120)
第9講予習:復習を前提にモデルの見直しを行う(120)
9⑨地域ビジネス適用その2:地区課題解決提案に向けたビジネス手法の最適化と多面的な精緻化を行う第9講復習:復習:ビジネスとしての成立可能性についての検討を深めておく(120)
第10講予習:ビジネス手法について中間報告の予行演習を行う(120)
10⑩求められる地域ビジネスモデルの作成:清水学区において設定した地区課題の解決に資する地域ビジネスモデルを検討、確定する(中間発表を行う)第10講復習:中間発表の講評をもとに、ビジネスモデルの修正を行う(120)
第11講予習:確定したビジネス手法について発表手順を考える(120)
11⑪発表シナリオの作成その1:発表のストーリーとパワーポイントデータのサムネイル構成を行う第11講復習:中間発表の講評をもとに、ビジネスモデルとサムネイルの修正を行う(120)
第12講予習:解りやすいプレゼン実現のためにパワーポイントの手法について確認しておく(120)
12⑫発表シナリオの作成その2:サムネイルに従い、パワーポイントデータの作成を行う第12講復習:ストーリーの再確認を行い、必要に応じてシナリオ変更を行う(120)
第13講予習:必要に応じて資料写真撮影や図表の作成を行っておく(120)
13⑬発表シナリオの作成その3:サムネイルに従い、パワーポイントデータの作成を行う第13講復習:資料およびシナリオの補強、発表の役割分担を進めておく(120)
第14講予習:シナリオの最終確認とグループ内の合意形成、役割分担を進めておく(120)
14⑭グループ発表(1) :グループごとに清水学区で求められる地域ビジネスの発表を行う。第14講復習:質疑応答を元に修正を行う(120)
第15講予習:シナリオの最終確認とグループ内の合意形成、役割分担を進めておく(120)
15⑮グループ発表(2) :グループごとに清水学区で求められる地域ビジネスの発表を行う。第15講復習:質疑応答を元に修正を行うとともに報告書の作成を完了する(240)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
授業に対する取組みの積極性・参加度30出席率およびグループにおける役割分担と役割への積極的対応
都市およびコミュニティ、コミュニティビジネスに関する知識15授業で教示された知識内容についての理解(口答試験時に確認)
地域課題抽出のプロセス15課題抽出の手法的妥当性を中間レポートで確認
地域課題の妥当性20グループで抽出した課題の妥当性の説明におけるデータ活用、客観性
コミュニティビジネス提案の妥当性20提案と課題の整合性、提案の効果
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『資料提供』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
1.国土交通省ホームページ-都市-
2.国土交通白書
3.名古屋市の人口
質疑応答
講義に関する質問がある場合には、第1回授業で教員が示すメールアドレス、電話番号に問い合わせる。その後、必要に応じて大学構内(名城公園キャンパス、日進キャンパス)における面談を行う。
備考
講義内容は、課題解決型演習Ⅱ、産官学連携講座Ⅴと連動しているところから、現代の地域社会問題に関心のある学生は、それらの講義を合わせて受講することによってより立体的に理解を深めることが可能。
講義の際に提供する資料は当日配布のみとし、理由のいかんにかかわらず、後日配付は行わない。
画像
ファイル
更新日付2023/02/07 09:40:38