開講年度2023
開講学科商学科 2013年度以降入学
経営学科 2013年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
法律学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
2020年度法学部現代社会法学科
2020年度法学部法律学科
2020年度経済学部経済学科
2020年度商学部商学科
科目名人間の尊厳と平等Ⅰ
担当教員松井 真一
学期曜日時限春学期 火曜日 4時限
チームコードyppd3v7
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーB231-261-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP1-1 倫理性と人間性 ◎
B-DP2-2 協調性 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
孤立する人々――社会からの「排除」と「包摂」
授業の概要
本講義では、社会学および社会福祉学の視点から「社会的排除」、「社会的包摂」を学びます。これらの概念を学ぶことで、全ての人が人格と個性を尊重し支えあう社会を実現するために何が必要であるかを考えていきます。具体的には「社会階層」における格差問題から今日の生活リスクについて確認した後に、「社会的排除」にある人々の生活、「ノーマライゼーション」の思想、「社会的包摂」の方法までを学びます。また同時に、具体的な「社会的排除」の事例を考えることで、現代社会における社会的排除とその課題について説明できるようになることを目指します。
授業の到達
目標
1.「社会階層」の概念を説明できること
2.「社会的排除」および「社会的包摂」の概念を説明できること
3.「ノーマライゼーション」について説明できること
4.社会的排除の具体例を挙げてその課題について説明できること
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日から一週間以内を目処として希望者には研究室にて答案を返却する
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1社会階層と格差Ⅰ
・社会階層とは何か
・格差とは何か
【予習】「格差」がある状態とはどのような状態であるか自分で考えておく(120)
【復習】社会階層についてまとめる(120)
2社会階層と格差Ⅱ
・結果の不平等
・機会の不平等
【復習】「結果の不平等」と「機会の不平等」の関連について説明できるようにしておく(240)
3社会階層と格差Ⅲ
・ネオリベラリズムの台頭
・個人化する格差
・メリトクラシー・ハイパーメリトクラシー
【予習】「リベラリズム」とは何か調べておく(120)
【復習】「格差」の個人化について説明できるようにしておく(120)
4社会階層と格差Ⅳ
・不平等の再生産
・集合的主体の不在
・アンダークラス
【復習】不平等が再生産される仕組みについて説明できるようにしておく(240)
5社会階層と格差まとめ【予習】社会階層と格差の授業のなかで理解できなかった事柄をまとめておく(240)
6社会参加
・社会参加とは何か
・社会参加と能力
【予習】「社会参加」とはどのような状態を指しているのかについて自分で考えておく(240)
7社会的排除
・社会参加の欠如
・社会的排除の過程
・社会的排除と複合的不利益の関連
【予習】どのような状態ならば社会に参加していると言えるか考えておく(120)
【復習】「社会的排除」が生じる過程を理解し、それによってもたらされる不利益について説明できるようにしておく(120)
8社会的排除と貧困
・貧困
・社会課題としての「貧困」―「社会」/「個人」
・社会的排除と諸概念の違い
【復習】「貧困」によってもたらされる個人的課題と社会的課題について説明できるようにしておく(240)
9社会的排除の具体的検討
・社会的排除についてのグループワーク/個人ワーク
【予習】社会的排除についての具体例を考える。また排除が起きる過程とその帰結について考える(240)
10社会的排除と路上生活者Ⅰ
・異質性
・イメージ
【予習】路上生活者について自分が持つイメージをまとめておく(240)
11社会的排除と路上生活者Ⅱ
・路上生活者の生活実態
・空間からの疎外
・隠ぺいと隔離
【復習】路上生活者がどのような形で疎外されていくのかについて説明できるようにしておく(240)
12社会的排除と障がいⅠ
・障害者/障がい者/persons with disabilities
・個性と属性
【予習】自分の個性についてまとめておく(120)
【復習】個性と属性の違いについて確認しておく(120)
13社会的排除と障がいⅡ
・障がい者の生活実態
・ノーマライぜ―ション
・ソーシャルインクルージョン
【復習】ノーマライぜ―ションとソーシャルインクルージョンについて説明できるようにしておく(240)
14社会的排除まとめ【予習】社会的排除の授業のなかで理解できなかった事柄をまとめておく(240)
15確認テスト【復習】これまでの学習内容について確認する(240)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験100%授業で取り扱った事柄の理解度および学んだ知識を用いて現代社会の課題を自分の言葉で説明できるかどうかで評価する
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『社会学』長谷川公一ほか有斐閣3,500円+税2147483647
2.『社会的排除』岩田正美有斐閣1,500円+税4641178038
参考URL
質疑応答
研究室:2414(2号館4階)
オフィスアワー:水曜日3限(13:30-15:00)
備考
本講義は社会学もしくは社会学関連科目を履修済みであることを前提として講義を行います。同科目を履修済みでない者は、基本的な考え方や用語の理解等で相当量の自習が求められることを理解したうえで履修してください。
他の受講生の受講の妨げになる行為を繰り返す者は退室してもらうことがあります。
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更新日付2023/02/14 16:58:49