開講年度2023
開講学科商学科 2013年度以降入学
経営学科 2013年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
法律学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
2020年度法学部現代社会法学科
2020年度法学部法律学科
2020年度経済学部経済学科
2023年度経営学部経営学科
2020年度商学部商学科
科目名哲学Ⅰ
担当教員星 揚一郎
学期曜日時限春学期 金曜日 2時限
チームコード3cnvx55
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB131-111-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP3-3 課題発見力 ◎
B-DP3-4 論理的思考力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
正義・平等・自由について、古代から近代の哲学史をふまえて考える
授業の概要
3年にわたるコロナ禍で尊い自由が奪われただけでなく、少子化の進行により、若い世代により大きな負担がこれからかかることが予想される。格差もいっそう拡大している。いま、正義・平等・自由といった人間の本質にかかわることが問い直されねばならない。哲学1では、古代から近代の哲学史を題材にして、社会や日常生活を考えるうえでの基本や、科学や経済と生活との関係を、できるだけ平易な言葉と時事的な例で紹介し、次代を担う学生とともに、どのような社会を構築していくべきか、いかに生きるべきかを考えてみたい。のちに哲学2を受講すれば哲学史をほぼ概観することになる(2、1の順でも可)。受講生の理解度を見て復習しつつ進めていくので、シラバスにある順番がずれることもある。
授業の到達
目標
1、社会・道徳哲学を中心とした古代から近代の哲学史の流れを理解する。
2、哲学の専門書の記述に慣れる。
3、レポート執筆のルールに則り、根拠をもって自ら哲学し、意見を論述することができるようになる。 
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業内でお願いするレポートは、授業内の展開に利用し、授業中に質問にも答える。Teamsのメッセージ機能も積極的に利用してほしい。期末レポートについては、執筆のルールを丁寧に教えたうえで、希望者には事前に添削する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ソクラテスからの問題提起 プラトン『ソクラテスの弁明』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
2「ひとは哲学を学ぶことはできない、哲学することを学ぶのみ」(カント)。自分で哲学すること=レポートを書くことの意味と形式を学ぶ。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(240)。
3古代ギリシャ(1) プラトン『パイドン』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(240)。
4古代ギリシャ(2) プラトン『国家』『ティマイオス』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(240)。
5古代ギリシャ(3) アリストテレス『二コマコス倫理学』『政治学』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(240)。
6イタリア・ルネッサンス マキャヴェッリ『君主論』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(240)。
7大陸合理論(1) デカルト『方法序説』『情念論』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(240)。
8大陸合理論(2) スピノザ『エチカ』とライプニッツ『モナドロジー』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(240)。
9社会契約論(1) ホッブズ『リヴァイアサン』とロック『市民政府二論』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(240)。
10社会契約論(2) ルソー『社会契約論』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(240)。
11スコットランド啓蒙主義 ヒューム『市民の国について』とアダム・スミス『道徳感情論』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(240)。
12義務論 カント『実践理性批判』と『永遠平和のために』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(240)。
13ドイツ観念論 ヘーゲル『精神現象学』と『法哲学』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(240)。
14宗教と社会 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』とマルクス『資本論』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(240)。
15近代の終わりに ニーチェ『(権)力への意志』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。この日までにレポートの目途をたてておくこと(420)。
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
期末レポート70%授業の核心をふまえ、執筆のルールにしたがい、十分な根拠をもって、考えを展開していることを合格の基準とする。
学期中に家でやって、授業で提出してもらうレポート、もしくは、授業で発表してもらう準備30%誠意をもって思索してレポートを作成していること、発表に先立ちノートなどに十分な準備してあることを合格の条件とする。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない。資料をTeamsで配布する。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『適宜紹介する』
参考URL
質疑応答
質問や意見があれば、授業の前後、授業中を問わず、申し出ること。希望者には、レポートの作成指導も個別にする。そのほか、Teamsのメッセージ機能を利用して、質問を受け、回答する。
備考
1、お互いに気持ちよく授業が成立するように協力していただきたい。
2、個別に何か配慮することがあれば気軽に相談してほしい。事情があれば遠隔で対応する。
3、受け身では理解しにくい。条件に沿ったレポートが書けるように、積極的に勉強してほしい。
4、授業に対する姿勢があまりにふさわしくない場合は、そのつど注意をする。
5、授業計画の内容は必ず紹介するが、時事的な出来事や受講生の理解度を見て授業内容以上の情報も提供する。また、全体と部分を往復しながら進んでいくことを、あらかじめ了承してほしい。
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更新日付2023/02/06 16:02:42