開講年度2023
開講学科総合政策学科 2013年度以降入学
2022年度総合政策学部総合政策学科
科目名心理学実験Ⅰ
担当教員高松 礼奈
学期曜日時限春学期 月曜日 2時限
チームコードuzt4xka
科目区分選択
授業形態実験・実習
対象学年2年
単位数1
科目ナンバーG233-287-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
G-DP1 多様性への理解 △
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
心理学の実験計画からレポート執筆まで土台となるスキルを習得する
授業の概要
この授業では、心理学の研究方法の1つ「実験法」について、実験者として心理学の古典的な実験を実施し、参加者として体験しながらデータを回収して学びます。一連の流れのなかで、実験計画と仮説の立て方、データ整理・分析、図表の作成、心理学レポート・論文に適切な書き方を習得します。
授業の到達
目標
心理学の実験法を実験者と参加者の両面から体験し、方法上の基礎を理解できる。
Excelを使い、結果の図表を作成することができる。
簡単な統計分析を行い、結果を決まった書式で報告することができる。
心理学レポートに適切な文章や段落構成でレポートを書くことができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
実験レポート採点後、点数やコメントが明記されたレポートを個別に返却する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1<ガイダンス、心理学実験について>
講義スケジュールを確認した後、心理学実験の基本的な考え方について学ぶ。
【予習】シラバスを熟読し、履修のルールや心理学用語の確認を行う(60)
【復習】配布資料を読み、心理学実験について理解する(120)
【課題】授業内で指示のあった課題を行う(60)
2<レポートの書き方、文献を調べる方法>
心理学実験レポートの執筆
文献の検索方法
【予習】配布資料を読む(120)
【復習】配布資料を振り返り、実験1の理解を深める(120)
3<実験1-1>
実験の実施と解説(記憶のふしぎを実験しよう)
集団実験を実施する。実験実施上の注意点について学ぶ。
【予習】配布資料を読む(120)
【復習】配布資料を振り返り、実験1の理解を深める(120)
4<実験1-2>
データ整理と結果の説明
【予習】配布資料を読む(30)
【復習】実験1テーマについて参考書や文献を読んで調べる(120)
【課題】結果をグラフにまとめる(60)
5<実験1-3>
実験結果と考察をレポート①にまとめる。
【予習】配布資料を読む(120)
【課題】実験レポート①を執筆する(120)
6<実験2-1>
実験の実施と解説(動きのふしぎを実験しよう)
2人1組になって実験2を実施する。
【予習】配布資料を読む(60)
【復習】配布資料を振り返り、実験1の理解を深める(120)
【課題】実験テーマ2について先行研究を調べる(120)
7<実験2-2>
データを整理する。簡単な統計検定を行う。
【予習】配布資料を読む(60)
【復習】配布資料を読み、授業内容の理解を深める(120)
【課題】統計検定の結果を記述する(60)
8<実験2-3>
実験結果をレポート②にまとめる。
【予習】配布資料を読む(30)
【復習】配布資料を読み、授業内容の理解を深める(60)
【課題】実験レポート②を執筆する(240)
9<実験3-1>
実験の実施と解説(ものの見え方のふしぎを実験しよう)
3人1組になって実験3を実施する。
【予習】配布資料を読む(60)
【復習】配布資料を読み、授業内容の理解を深める(60)
【課題】実験3のテーマについて先行研究を調べる(120)
10<実験3-2>
実験結果について簡単な統計的検定を行う。
結果を整理し、表にまとめる。
【予習】配布資料を読む(60)
【課題】統計検定の結果を記述する(120)
【復習】配布資料を読み、授業内容の理解を深める(60)
11<実験3-3>
実験結果と考察をレポート③にまとめる。
【課題】実験レポート③を執筆する(180)
【課題】クラスで実施する実験にオンライン投票する(30)
12<実験4-1>
明らかにしたい心理現象をクラスで1つ挙げ、その現象についての先行研究を調べ、仮説をたてる。
【課題】実験実施に必要な材料を準備する(60)
【課題】仮説の根拠となる先行研究を調べる(120)
【復習】配布資料を読み、授業内容の理解を深める(60)
13<実験4-2>
実験に必要な材料を準備し、手続きを確認する。
実験者役と実験参加者役に分かれて実験を実施し、データを収集する。
【予習】配布資料を読む(60)
【復習】配布資料を読み、授業内容の理解を深める(60)
【課題】先行研究を調べ、内容を要約する(120)
14<実験4-3>
実験結果について簡単な統計的検定を行う。
結果を整理し、図表にまとめる。
【予習】配布資料を読む(60)
【復習】配布資料を読み、授業内容の理解を深める(60)
【課題】統計検定の結果を記述し、図表にまとめる(120)
15<実験4-4>
実験4の結果を振り返り、考察を深める。
レポート④を完成させる。
【課題】実験レポート④を完成させ、提出する(240)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
実験レポートの内容(4本)50心理学レポートに適切な文章や段落構成で書けているか
所定のフォーマットで図表が作成できているかなど
(評価項目は事前に開示します)
出席・授業への取り組み50出席 + 授業内の課題 = 1点を加点します
遅刻 = 0.5点、欠席 = 0点
ただし、15分以上の遅刻は欠席とみなします。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『心理学基礎実験を学ぶ-データ収集からレポート執筆まで』大和田智文・鈴木公啓北樹出版2400円+税978-4-7793-0483
2.『心理学論文の書き方ー卒業論文や修士論文を書くためにー』松井豊河出書房新社1925円978-4-3092-54494
参考URL
質疑応答
授業中に質問できる時間を設けています。わからないことは、早めに聞いて解決しよう。
授業外では、オフィスアワー(水曜と木曜の昼休み)に質問を受けつけます。
備考
日本心理学会認定の「認定心理士」の資格を取得希望の学生は、必ず履修して下さい。単位は1単位です。
授業内容は積立式となっています。やむおえず遅刻・欠席する場合は、教員に連絡をとって授業内容や課題について確認し、次回までに遅れを取り戻しておいてください。
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更新日付2023/01/31 09:21:33