開講年度2023
開講学科総合政策学科 2013年度以降入学
2022年度総合政策学部総合政策学科
科目名情報法
担当教員花田 経子
学期曜日時限春学期 金曜日 2時限
チームコードf6269wp
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーG231-217-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
G-DP3 社会参加 ○ G-DP4 課題発見力 △
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
ICTやインターネット、情報セキュリティと法律の関係性について講義する
授業の概要
この科目は、ICT化が進展しさまざまな場面でICTが用いられ、データが電子化されてネットワーク上で流通する社会の中で、電子化された情報(電子情報)をインターネット経由で提供・利用することに伴う様々な法的問題を理解することを目的とする講義である。とくに、通信と放送の融合、プロバイダの責任、個人情報の保護、違法情報や有害情報の規制、情報財取引、著作権の保護などをめぐる法的問題について、具体的に考察する。
インフラやセキュリティ、個人情報の保護、違法情報等の規制、情報財取引、著作権保護などをめぐる法的問題について、裁判例などを通して具体的に考察することが、この科目のねらいでする。
原則として講義形式で実施するが、参考となる動画教材等を視聴することもある。
授業の到達
目標
・情報に関係して、どのような法律があるのかを理解すること。
・主要な法律の内容を理解すること。
・インターネット上で発生する事件が、法律とどのようにかかわるのか、判断できるようにすること。
・インターネット上の情報を利活用するのに必要な法的な知識、リテラシーを身につけること。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
毎時の講義終了後にWebCampusやTeams等をつかってミニレポートを課す。
このミニレポートには質問コーナーを設け、その内容を次回講義で解説する。
また、WebCampusやTeams等でさらに細かくフィードバックを行う。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
愛知県青少年保護育成審議会審議委員を務める担当者が、その実務経験を生かして講義を行う。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1講義ガイダンス・情報法制の基礎情報法の構造と、e-Gov法令検索の使い方を理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
2情報化社会の構造情報について高等学校で学んだ情報教科の内容を復習し、身近な情報化社会の進展の例を調べる。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
3知的財産権(1)〜知的財産権とは・実用新案・特許・意匠・商標知的財産権の特質を理解し、実用新案、特許、意匠、商標等に関する法律の条文を読み、内容を理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
4知的財産権(2)〜著作権知的財産権の特質を理解し、著作権に関する法律の条文を読み、内容を理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
5知的財産権(3)〜著作権のさまざまな判例・不正競争防止法知的財産権の特質を理解し、著作権に関する係争事例・判例を理解する。不正競争防止法の条文を読み、内容を理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
6電子商取引と電子署名電子商取引の仕組みと実態を理解し、電子署名法など関連する法律の条文を読み、内容を理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
7通信の秘密と通信ネットワーク電気通信事業法、放送法等の法律の条文を読み、内容を理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
8プライバシーと個人情報保護(1)〜プライバシー概念の成立経緯憲法、個人情報の保護に関する法律、マイナンバー法等の関連する法律の条文を読み、内容を理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
9プライバシーと個人情報保護(2)〜OECDガイドラインから個人情報保護法まで憲法、個人情報の保護に関する法律、マイナンバー法等の関連する法律の条文を読み、内容を理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
10プライバシーと個人情報保護(3)〜現行個人情報保護法の概要憲法、個人情報の保護に関する法律、マイナンバー法等の関連する法律の条文を読み、内容を理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
11ネットワークにおける媒介者責任電気通信事業法、放送法、プロバイダ責任制限法等の法律の条文を読み、内容を理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
12違法・有害情報の規制と青少年保護刑法、青少年インターネット環境整備法、児童ポルノ禁止法等の関連する法律の条文を読み、内容を理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
13サイバーセキュリティと法サイバーセキュリティ基本法、不正アクセス禁止法、刑法等の関連する法律の条文を読み、内容を理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
14IoT、ロボットと法IoTやロボットの仕組みや構造と社会への影響を理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
15今後の展望これまで学んできた法律を見直し、それらが情報化社会の中でどのように影響を与えているのかを理解する。(120)
授業後に実施するミニレポートに回答する。(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
2
評価方法
評価方法割合評価基準
授業後レポート(15回)60%1回のレポート4点満点。授業内容を理解しているか、現実の事象との関係性を理解できているかを評価する。
レポート試験40%授業の到達目標に達しているかを評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『個人情報保護法の知識(第5版)』岡村久道日本経済新聞社12002147483647
2.『情報法入門【第6版】』小向太郎NTT出版33002147483647
3.『情報法概説【第2版】』曽我部 真裕,林 秀弥,栗田 昌裕弘文堂39602147483647
参考URL
1.e-Gov法令検索法令を検索するためのサイト
質疑応答
担当者は非常勤講師のため、授業日の授業後に講義室において質疑応答に答える。それ以外で質問や相談をしたい場合は、Teamsのチャット機能を用いて相談を行うか、面談の予約を取ってほしい。
備考
画像
ファイル
更新日付2023/01/31 17:57:01