開講年度2023
開講学科2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
科目名音声学総論・各論
担当教員赤塚 麻里
学期曜日時限春学期 金曜日 4時限
チームコード49vmncs
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーZ231-136-02
Y231-136-03
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
Z-DP1 指導力・実践力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
音声学の体系的・理論習得と音の聴取・識別・表記、発音の実践的習得
授業の概要
主に日本語の音声を総体的に学び、その音声を分析するための知識を身に付けます。授業では、音声を詳細に解説し、音声の弁別、聴取、表記、発話訓練を行います。そのため、出席者に授業への積極的な参加が求められます。
授業の到達
目標
音声の特徴について、基礎的な事項を説明できるようになること、音声学的に観察できるようになることを目指します。以下の項目について、基礎から発展的に学習します。

1.音声学とは
2.発声発話器官と構音(調音)
3.音声記号・音調符号・IPA
4.分節音
5.超分節的要素(プロソディ)
6.日本語音声学
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
講義内に口頭でフィードバックを行います。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
特になし
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1序論:講義の進め方・予習・復習・参考図書について【復習 30分】授業内で学習したことを確認する。
【課題 30分】音声学の知識を得る。
2音声学とは(1):音声の基本的な性質【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】聴取・発音訓練。
【課題 20分】音声学の知識を得る。
3音声学とは(2): 国際音声記号(IPA)とその他の音声記号【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】IPAの表記訓練。
【課題 20分】IPAの知識を得る。
4音声学とは(3): 音声と音韻、音声と音素、調音音声学【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】授業内で学習した概念を確認し定着させる。
【課題 20分】音声と音韻の知識を得る。
5音の構造と発声発語器官【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】発声器官をの確認。発声と表記訓練。
【課題 20分】発音器官の知識を得る。
6分節音1:母音【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】母音の聴取・発音訓練。
【課題 20分】母音の知識を得る。
7分節音2:子音①閉鎖(破裂)音・摩擦音・破擦音【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】子音の聴取・発音・表記訓練。
【課題 20分】閉鎖音・摩擦音・破擦音の知識を得る。
8分節音3:子音②鼻音・流音・半母音【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】子音の聴取・発音・表記訓練。
【課題 20分】鼻音・流音・半母音の知識を得る。
9分節音4:日本語の分節音、特殊音素(撥音・促音・長音・母音の無声化など)【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】分節音の聴取・発音・表記訓練。
【課題 20分】日本語の分節音・特殊音素の知識を得る。
10分節音5:音声連続(調音結合など)【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】音声連続に関する聴取・発音・表記訓練。
【課題 20分】音声連続(調音結合)の知識を得る。
11超分節的特徴(1)アクセント:ピッチアクセント・ストレスアクセント、日本語の調分節的特徴【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】プロソディの聴取・発音・表記訓練。
【課題 20分】アクセントの知識を得る。
12超分節的特徴(2):イントネーション・リズム、日本語の超分節的特徴【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】プロソディの聴取・発音・表記訓練。
【課題 20分】イントネーション・リズムの知識を得る。
13音響音声学:実際の音声の音響特性(構音の動態と観察)【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】授業内で学習した概念を確認し定着させる。
【課題 20分】音響特性の知識を得る。
14知覚音声学:音響から知覚へ、構音の測定と分析【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】授業内で学習した概念を確認し定着させる。
【課題 20分】音声現象を分析的に観察し、まとめる。
15講義内容の理解度や到達度、学習の進展をチェック、フィードバック、ペア・グループワーク、総括【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】応用訓練。
【課題 20分】音声学の知識をいかに応用するか。
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
授業参加度、課題(発音・聞き取り)、小テスト30%授業時の課題への取り組み方、課題の提出(10回満たないものは失格)、上達度により客観的に評価する。
定期試験70%音声学の基礎知識を踏まえ、音声現象、記述ができる。テスト得点70%をあてる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『音声の地平を拓く』赤塚麻里ほか文化書房博文社2,000+税別 978-4-8301-1317-8
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『日本語音声学入門(改訂版)』斎藤純男三省堂2,000+税別
2.『子どもとはじめる英語発音とフォニックス』山見由紀子ほか南雲堂2,000+税別
3.『ビジュアル音声学』川原繁人三省堂2,300円+税別
参考URL
1.授業時に指示。
質疑応答
授業中に質問したい場合は挙手してください。また、授業に関する個人的な質問は授業の前後に教員のところへ来てください。メールでの質問も受け付けます。
備考
・言語聴覚士を目指す学生のほか、音声記号や音調符号の読めない音全般の苦手な学生、教職希望の学生にも対応します。
・授業中の私語、携帯電話の操作は厳禁とします。
画像
ファイル
更新日付2023/02/01 09:34:55