開講年度2023
開講学科2018年度心身科学部健康科学科
科目名バイオメカニクス演習
担当教員坂本 慶子
学期曜日時限春学期 金曜日 3時限
チームコードq7i4yh4
科目区分選択
授業形態演習
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーZ332-592-32
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
Z-DP1 指導力・実践力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
身体動作の原理を理解し、合理的な動作を考える
授業の概要
スポーツバイオメカニクスの領域で用いられる分析の基本的手法の実践と評価・分析を行う。計測、データ分析および考察を行うことで身体動作の原理を深く理解し、トレーニングや指導を合理的に行うことのできる素地を身につける。授業では、学生自身が験者および被験者となり、走、跳、投といった基本的な動作を対象とし、ビデオカメラや床反力計などの機器を用いて計測を行う(アクティブラーニング)。さらに、取得したデータの分析と考察を行い、レポートとしてまとめる。
授業の到達
目標
身体動作の計測・分析・考察を実践することにより、身体動作の基本原理を力学・機能解剖学・筋生理学の観点から総合的に理解すること。また、機器の使用法を学び、実践できるようになること。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
課題について、学生からの質問があれば随時回答する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス【予習】バイオメカニクスの内容を確認する。(120分)
【復習】学習した内容を確認する。(120分)
2バイオメカニクスの研究手法に関する概要【予習】配布資料を確認し、理解する。(120分)
【復習】授業内容を復習する。(120分)
3動作分析の基礎 計測と分析①
2次元動作解析するための撮影手法
【予習】配布資料を確認し、理解する。(120分)
【復習】身体動作の計測用撮影法について復習する。(120分)
4動作分析の基礎 計測と分析②
身体重心位置データを計測し、姿勢と身体重心位置との関係を確認する
【予習】配布資料を確認し、理解する。(120分)
【復習】身体重心の算出法について復習する。(120分)
5動作分析の基礎 計測と分析③
特異点の位置と速度を求める
【予習】配布資料を確認し、理解する。(120分)
【復習】幾何学、線型代数学について復習する。(120分)
6身体動作の計測と分析①
スポーツ時の身体動作の撮影を行う
【予習】配布資料を確認し、理解する。(120分)
【復習】身体動作の計測用撮影法について復習する。(120分)
7身体動作の計測と分析②
スポーツ時の動作を撮影した映像から、身体のランドマークの位置データを計測する
【予習】配布資料を確認し、理解する。(120分)
【復習】位置データの計測法について復習する。(120分)
8身体動作の計測と分析③
スポーツ時の上肢または下肢の各関節の速度データを算出して分析する。ただし、平面に投影した2次元的な分析とする。
【予習】配布資料を確認し、理解する。(120分)
【復習】サッカーのキック動作におけるメカニズムについて復習する。(120分)
9力の計測と分析①
跳躍動作の撮影及び床反力計測を行う
【予習】配布資料を確認し、理解する。(120分)
【復習】跳躍における床反力の特徴について復習する。(120分)
10力の計測と分析②
条件の異なる跳躍動作(スクワットジャンプ、リバウンドジャンプ、ドロップジャンプ)の速度を算出し、各跳躍動作の違いを分析する
【予習】配布資料を確認し、理解する。(120分)
【復習】跳躍条件の違いと跳躍高との関係について復習する。(120分)
11力の計測と分析③
床反力の最大値や力積を算出し、身体重心運動との関係を分析する
【予習】配布資料を確認し、理解する。(120分)
【復習】床反力と跳躍高との関係について復習する。(120分)
12筋活動の計測と分析①
膝関節伸展における等尺性最大筋力発揮中の大腿直筋と大腿二頭筋の筋活動を計測する
【予習】配布資料を確認し、理解する。(120分)
【復習】筋電図の仕組みについて復習する。(120分)
13筋活動の計測と分析②
筋電図を分析する
【予習】配布資料を確認し、理解する。(120分)
【復習】筋電図の分析について復習する。(120分)
14総合的な分析と考察①
グループ毎にバイオメカニクス的手法を用いた研究デザインを考える
【予習】学習した内容を確認する。(120分)
【復習】研究デザインについて考えをまとめる。(120分)
15総合的な分析と考察②
グループ毎に身体動作の分析結果と考察についてプレゼンテーションを行い、受講者全体でディスカッションし考察を深める
【予習】発表の準備をする。(120分)
【復習】発表内容を振り返る。(120分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
レポート課題70%学習内容が理解できているかを評価する。
発表30%学習内容が理解できているか、ならびに得られた結果について論理的な考察ができているかを評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『「使用しない」』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
オフィスアワーに訪問、またはチームスやメールで連絡すること。
坂本研究室(14号館6階 14606) ksaka@dpc.agu.ac.jp
オフィスアワー:火曜日15:00-17:00、木曜日13:00-17:00
備考
バイオメカニクスを受講していることが履修条件となる。
画像
ファイル
更新日付2023/02/15 19:59:04