開講年度2023
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
科目名坐禅Ⅰ
担当教員河合 泰弘
学期曜日時限春学期 木曜日 4時限
チームコードty3xv0u
科目区分選択
授業形態実験・実習
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーR231-112-41
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
R-DP4 高度かつ専門的な知識・技能を実践に生かすことができる。 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
坐禅に親しむ
授業の概要
 この授業では、曹洞宗の規範に準じて坐禅を行ずる。坐禅は、釈尊のさとりに直接つながった実践であり、中国でも日本おいても智慧を得るための修行法として、広く仏教界で重視された。禅宗では日常の生活すべてが修行と捉えられているが、その中でも特に坐禅がその中心をなしている。日本曹洞宗の高祖道元は、坐禅を単なる修行法ではなく、坐禅を行ずることはそのまま仏を行ずることであり、坐禅する姿は仏の姿であると述べている。このように、仏道修行の根幹をなす坐禅を実際に組んでみて、仏の行を体感することを目標とする。
 坐禅においては、「調身」・「調息」・「調心」を基本とする。まずこれに努める。次に、『普勧坐禅儀』の講読を通じて坐禅の意義を学んでゆく。
 なお、この科目は宗内生資格取得科目になっているので、宗内生は4年次までに必ず修得すること。もちろん宗内生以外の履修も大いに歓迎する。
授業の到達
目標
1、坐禅の作法を身につける
2、正しい姿勢で坐れるようになる
3、『普勧坐禅儀』の講読を通じて坐禅の意義を理解する

※「坐禅の実習Ⅱ」の単位を修得した者は、上記1~3をより一層深めることを目標とする
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
気づいた点を授業中に指摘して、改善を促す
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
この授業では、担当教員が禅院での修行経験・実務経験を踏まえて、坐禅の仕方・心得を指導する
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1受講するにあたって―坐禅の作法予習:只管打坐の意味を考える(120)
復習:作法に従って坐れるようイメージトレーニングをする(120)
2坐禅の実習―只管打坐に努める
○坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:正しく座れるよう、作法を確認する(120)
復習:『普勧坐禅儀』の内容を振り返り、自宅でも実践する(120)
3坐禅の実習―只管打坐に努める
○坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:正しく座れるよう、作法を確認する(120)
復習:『普勧坐禅儀』の内容を振り返り、自宅でも実践する(120)
4坐禅の実習―只管打坐に努める
○坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:正しく座れるよう、作法を確認する(120)
復習:『普勧坐禅儀』の内容を振り返り、自宅でも実践する(120)
5坐禅の実習―只管打坐に努める
○坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:正しく座れるよう、作法を確認する(120)
復習:『普勧坐禅儀』の内容を振り返り、自宅でも実践する(120)
6坐禅の実習―只管打坐に努める
○坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:直堂の作法を確認する(120)
復習:『普勧坐禅儀』の内容を振り返り、自宅でも実践する(120)
7坐禅の実習―只管打坐に努める
○坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:直堂の作法を確認する(120)
復習:『普勧坐禅儀』の内容を振り返り、自宅でも実践する(120)
8坐禅の実習―只管打坐に努める
○坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:直堂の作法を確認する(120)
復習:『普勧坐禅儀』の内容を振り返り、自宅でも実践する(120)
9坐禅の実習―只管打坐に努める
○坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:直堂の作法を確認する(120)
復習:『普勧坐禅儀』の内容を振り返り、自宅でも実践する(120)
10坐禅の実習―只管打坐に努める
○坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:直堂の作法を確認する(120)
復習:『普勧坐禅儀』の内容を振り返り、自宅でも実践する(120)
11坐禅の実習―只管打坐に努める
 坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:直堂の作法を確認する(120)
復習:『普勧坐禅儀』の内容を振り返り、自宅でも実践する(120)
12坐禅の実習―只管打坐に努める
○坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:直堂の作法を確認する(120)
復習:『普勧坐禅儀』の内容を振り返り、自宅でも実践する(120)
13坐禅の実習―只管打坐に努める
○坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:直堂の作法を確認する(120)
復習:『普勧坐禅儀』の内容を振り返り、自宅でも実践する(120)
14坐禅の実習―只管打坐に努める
○坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:直堂の作法を確認する(120)
復習:『普勧坐禅儀』の内容を振り返り、自宅でも実践する(120)
15坐禅の実習―只管打坐に努める
○坐禅(30分)→経行(10分)→坐禅(30分:『普勧坐禅儀』講読)
予習:直堂の作法を確認する(120)
復習:これまでの授業を振り返り、坐禅の意義を考える(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
受講状況80%習熟度や取り組み度を中心に評価。坐り方だけではなく、靴やスリッパの扱い方、坐禅堂への出入り、さらには服装なども評価する
レポート20%坐禅の意義を十分に理解しているかを評価
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『参禅のしおり』曹洞宗宗務庁60円授業時に配付する
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『宗教と人間―真の生き方を求めて―』愛知学院大学宗教研究会大東出版社1200円+税978-4-500-00702-8
参考URL
1.愛知学院大学禅研究所禅研究所オリジナルサイト
2.曹洞禅ネット曹洞宗公式サイト
質疑応答
オフィスアワーを確認の上、訪問すること
Teamsのチャット、Eメールにても対応する
研究室:2427(2号館4階)および禅研究所
Eメール:taiko@dpc.agu.ac.jp
備考
遅刻した者の入堂は許可しない
坐禅にふさわしい服装で出席すること
いかなる理由があろうとも、履修変更者も含め、出席数が11回未満の者は失格とする
公欠も出席とは認めない(公欠の場合は補講を行う場合があるので、必ず相談すること)

※第5回目より直堂当番(警策まわし)を交代で担当する
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更新日付2023/01/31 11:33:30