開講年度2022
開講学科法学研究科法律学専攻博士前期課程-2005
科目名憲法研究(Ⅱ) 講義 (夜間・土曜日)
担当教員飯野 賢一
学期曜日時限通年 金曜日 6時限
チームコード
科目区分
授業形態
対象学年1年
単位数4
科目ナンバー
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
人権と統治機構に関する基本原理を理解する
授業の概要
この科目のねらいは、憲法に関する専門的な知識を身につけ、憲法問題について論理的な思考ができるようになることである。このような知識や論理的思考力をつけるために、人権と統治機構に関して、身近な問題から考えていく。
授業の進め方は、事前に授業で扱う内容についての質問・課題を出しておくので、質疑応答を中心に進めていくつもりである(ただし、1回目の授業は除く)。
授業の到達
目標
この科目の到達目標は、つぎのとおりである。
1.憲法に関する基本原理および主要論点に関する判例・学説を理解し、説明できるようになる。
2.現在生じている様々な憲法問題について論理的に考え、妥当と思われる結論を導くことができるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
レポートなどの課題を出した場合は、コメントを付して返却する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画(春)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1立憲主義と憲法 
憲法の存在意義を考える。
【予習】教科書の3-17頁を読み、要点・疑問点を整理する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
2日本憲法史 
憲法はGHQから押し付けられたのかを考える。
【予習】教科書の18-32頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
3人権総論(1) 人権の享有主体
外国人や法人に憲法の人権規定が適用されるのか考える。
【予習】教科書の87-98頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
4人権総論(2) 公共の福祉/人権の私人間効力
公共の福祉の意義と人権規定の私人間効力の問題とはどのようなものかを考える。 
【予習】教科書の99-107、111-119頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
5幸福追求権
プライバシーの権利をはじめとする「新しい人権」について学ぶ。
【予習】教科書の120-129頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
6法の下の平等 
平等とは何かについて、判例を通して考える。
【予習】教科書の129-153頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
7精神的自由権(1) 思想の自由
日の丸と君が代をめぐる問題を考える。 
【予習】教科書の154-158頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
8精神的自由権(2) 信教の自由
判例を素材として、信教の自由と政教分離の関係を考える。
【予習】教科書の158-173頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
9精神的自由権(3) 表現の自由①
二重の基準と知る権利について学ぶ。 
【予習】教科書の180-185、202-207頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
10精神的自由権(4) 表現の自由② 
わいせつ規制は表現の自由を侵害しないのかを考える。
【予習】教科書の197-201頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
11経済的自由権(1) 職業選択の自由
職業選択の自由についての規制立法の違憲審査基準について考える。 
【予習】教科書の233-239頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
12経済的自由権(2) 財産権
財産権保障の意義を考える。
 
【予習】教科書の242-250頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
13人身の自由
適正手続など人身の自由に関する基本原則を学ぶ。
【予習】教科書の251-265頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
14社会権(1) 生存権
生存権の法的性格について考える。
【予習】教科書の277-283頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
15社会権(2) 教育を受ける権利と労働基本権
教育権の所在と労働基本権の意義について学ぶ。
【予習】教科書の283-294頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
試験実施方法(春)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法(春)
評価方法割合評価基準
授業における受講態度80%質疑応答における質問や答えの的確さ
レポートその他20%学説や判例についての理解の正確さ、自己の視点からの評価の的確さ
授業計画(秋)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1国民主権
国民主権の意義を考える。
【予習】教科書の35-43頁を読み、要点・疑問点を整理する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
2権力分立
権力分立の意義とその役割の変化について学ぶ。
【予習】教科書の297-299頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
3国会(1) 国会の地位 
国民代表とは何かについて考える。
【予習】教科書の302-309頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
4国会(2) 選挙制度と政党の役割
現行の選挙制度の在り方を理解する。
【予習】教科書の311-318頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
5国会(3) 国会の組織と活動 
二院制について考える。
【予習】教科書の310-311、320-323頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
6国会(4) 国会と議院の権能
国政調査権などについて学ぶ。
【予習】教科書の324-332頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
7内閣(1) 議院内閣制 
大統領制と比較しつつ、議院内閣制の特徴を検討する。
【予習】教科書の341-346頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
8内閣(2) 行政権の意義・内閣の組織と権能  
内閣の組織と権能について学ぶ。
【予習】教科書の333-341頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
9裁判所(1) 司法権の概念
法律上の争訟の意義について学ぶ。
【予習】教科書の347-352頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
10裁判所(2) 司法権の限界/裁判所の構成・権限
統治行為論や裁判所の構成について学ぶ。 
【予習】教科書の352-367頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
11裁判所(3) 司法権の独立
司法権の独立の意義について学ぶ。   
【予習】教科書の367-370頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
12地方自治と財政 
地方自治の本旨と財政民主主義について学ぶ。
【予習】教科書の371-385頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
13憲法の保障と違憲審査制(1) 
違憲審査制の歴史と特色について学ぶ。
【予習】教科書の386-396頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
14憲法の保障と違憲審査制(2) 
違憲審査の主体と対象及び違憲判断の方法について学ぶ。
【予習】教科書の396-404頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
15平和主義 
憲法9条の意味について考える。 
【予習】教科書の54-72頁を読み、要点・疑問点を整理する。質問に答えられるように準備する(120)。
【復習】今回の範囲で学んだことを復習する(120)。
試験実施方法(秋)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法(秋)
評価方法割合評価基準
授業における受講態度80%質疑応答における質問や答えの的確さ
レポートその他20%学説や判例についての理解の正確さ、自己の視点からの評価の的確さ
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『憲法〔第7版〕』芦部信喜岩波書店3520円978-4000613224
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『とくに指定しない』
参考URL
1.とくにない
質疑応答
質問は、授業中でも授業後でもかまわない。疑問に思うことがあったら質問してほしい。
備考
とくにない。
画像
ファイル
更新日付2022/02/02 12:59:22