開講年度2022
開講学科法学研究科法律学専攻博士前期課程-2005
科目名民事訴訟法研究 講義
担当教員高木 敬一
学期曜日時限通年 金曜日 4時限
チームコード
科目区分
授業形態
対象学年1年
単位数4
科目ナンバー
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
民事訴訟法の理論的解明
授業の概要
 民事手続法のうち、判決手続を講義する。とりわけ、学説・判例を概観して、民事訴訟法理論の現在の到達点を明らかにしたい。可能であれば、代表的な文献や判例なども取上げて行きたいと考えている。
授業の到達
目標
 民事訴訟に関する知識は、民商法を代表とする実体法を理解するためにも必要である。また、税務訴訟も行政訴訟の一種であるから、原則として民事訴訟法が準用される。従って、税理士志望の諸君にとっても、税務訴訟を正しく理解するために、民事訴訟法の知識は不可欠といえる。この講義では、今後の研究と論文作成において民事訴訟手続についての専門知識を正しく用いることができるようにすることを目標とする。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業最終回に、受講者の今後の学修に関するアドバイスを与える。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画(春)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1民事訴訟の基礎概念(予習)テキストなどで、訴え及び請求の意義、判決の種類について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、訴え、請求、判決について再度確認する(60)
2訴訟類型1 給付訴訟(予習)テキストなどで、給付訴訟について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、給付訴訟について確認する(60)
3訴訟類型2 確認訴訟(予習)テキストなどで、確認訴訟について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、確認訴訟について確認する(60)
4訴訟類型3 形成訴訟(予習)テキストなどで、形成訴訟について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、形成訴訟の意義と特徴、形成判決の効力について確認する(60)
5訴訟類型4 三類型以外の訴訟類型(予習)テキストなどで、各訴訟類型の特徴について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、訴訟類型について確認する(60)
6訴えの利益1 確認対象適格(予習)テキストなどで、確認対象適格について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、確認対象適格について確認する(60)
7訴えの利益2 確認の利益(即時確定の利益)(予習)テキストなどで、確認の利益について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、確認の利益について確認する(60)
8要件事実と主要事実(予習)民法総則の概説書などで、法律要件と法律効果について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、要件事実、主要事実について確認する(60)
9民事訴訟の事実認定(予習)テキストなどで事実上の主張と証明、間接事実について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、事実上の主張と証明、間接事実について確認する(60)
10証明責任1 証明責任の意義(予習)テキストなどで、自由心証主義、証明責任の意義についてを調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、自由心証主義、証明責任の意義について確認する(60)
11証明責任2 証明責任の分配(予習)テキストなどで、証明責任の分配について調べる(60)
(復習)テキストやレジュメなどで、証明責任の分配について確認する(60)
12証明責任3 証明責任の法的性質(予習)テキストなどで、証明責任について復習する(60)
(復習)テキストやレジュメなどで、証明責任に関する諸学説について確認する(60)
13裁判上の自白1 裁判上の自白の効力(予習)テキストなどで、裁判上の自白がどのような効力を持つかについて調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、裁判上の自白の効力について確認する(60)
14裁判上の自白2 裁判上の自白の意義(予習)テキストなどで、裁判上の自白の要件について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、裁判上の自白の要件について確認する(60)
15裁判上の自白3 間接事実の自白と権利自白(予習)テキストなどで、間接事実、権利自白、請求の認諾について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、間接事実の自白と権利自白について確認する(60)
試験実施方法(春)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法(春)
評価方法割合評価基準
授業中の質疑応答などの態度100%質問等に対して適切に応答でき、民事訴訟法の専門知識を用いて、論理的な議論ができる。
授業計画(秋)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1弁論主義1 弁論主義の諸原則(予習)テキストなどで、弁論主義とは何か、いかなる内容を持っているかについて調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、弁論主義の意義とその第一原則について確認する(60)
2弁論主義2 弁論主義の根拠(予習)テキストなどで、弁論主義の根拠について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、弁論主義の根拠について確認する(60)
3口頭弁論1 口頭弁論の諸原則(予習)テキストなどで、口頭弁論の意義、口頭弁論を支配する諸原則について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、口頭弁論を支配する諸原則について確認する(60)
4口頭弁論2 適時提出主義(予習)テキストなどで、口頭弁論の手続の流れについて調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、適時提出主義について確認する(60)
5上訴の利益(予習)テキストなどで、我が国の上訴制度、審級制度について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、上訴の利益について確認する(60)
6不利益変更禁止の原則(予習)テキストなどで、上訴審の手続、特に審理手続について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、不利益変更禁止の原則について確認する(60)
7既判力の作用(予習)テキストなどで、本案判決、訴訟判決、訴訟要件について確認する(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、既判力の作用について確認する(60)
8既判力の本質(予習)テキストなどで、既判力の本質について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、既判力の本質について確認する(60)
9既判力の時間的範囲(予習)テキストなどで、既判力の時間的範囲について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、既判力の時間的範囲について確認する(60)
10既判力の失権効(予習)テキストなどで、既判力の失権効について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、既判力の失権効について確認する(60)
11既判力の客観的範囲(予習)テキストなどで、既判力の客観的範囲について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、既判力の客観的範囲と争点効について確認する(60)
12訴訟物理論(予習)テキストなどで、訴訟物理論について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、訴訟物理論について確認する(60)
13既判力の主観的範囲 相対性の原則と既判力の拡張(予習)参考書などで、既判力の主観的範囲について調べる(30)
(復習)参考書や配付されたレジュメで、既判力の主観的範囲の原則と例外について確認する(60)
14既判力の主観的範囲 承継人と訴訟物理論(予習)テキストなどで、既判力が拡張される第三者について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、承継人と訴訟物理論との関わりについて確認する(60)
15当事者適格(予習)テキストなどで、当事者適格の意義について調べる(30)
(復習)テキストやレジュメなどで、第三者の訴訟担当について確認する(60)
試験実施方法(秋)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法(秋)
評価方法割合評価基準
授業中の質疑応答などの態度100%質問に対して適切に解答でき、民事訴訟法の専門知識を用いて、論理的な議論ができる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない予定である。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『新民事訴訟法講義 第3版』中野貞一郎ほか編有斐閣大学双書4900円+税978-4-641-09379-9
参考URL
質疑応答
 質問等には研究室でオフィスアワーの曜日・時間に対応する。但し、余裕があれば、その他の時間でも対応することがある。
備考
 研究室はアリスタワー9階7902室である。
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更新日付2022/02/02 18:39:05