開講年度2022
科目名実習:人体の機能 (秋)
科目ナンバーD213-571-03
開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
歯学部歯学科 2002-2014年度入学
2020年度歯学部歯学科
部門専門  
開講種別
対象学年2年
担当者平場 勝成
実務経験教員
関連性が高いディプロマ・ポリシー②倫理観・生命科学の基本的知識 ③科学的視点・思考・行動
単位数0.5
曜日・時限秋学期 金曜日 3時限
秋学期 金曜日 4時限


コーディネーター
担当講座
生理学講座  〔質問用メールアドレス: physi-st@dpc.agu.ac.jp

注: 質問メールを送る際は 「学年、番号、氏名」 を記入し、内容を簡潔に記入すること。
担当者
主任教授:平場勝成,准教授:片倉伸郎,森田 匠,講師:横田たつ子,松永知子
授業の概要
(目的)
 講義で修得した知識が実際にどのような方法を用いて得られたかを体験する。よく用いられる測定技術を修得すると共に、それら技術の限界や内在する誤差、危険性をも併せて知る。
教材(教科書、
参考書等)
『教科書』
「生理学 実習テキスト」(2022年度版)愛知学院大学歯学部生理学講座

『参考書』
「基礎歯科生理学 第7版」(医歯薬出版)
「標準生理学 第9版」(医学書院)
「脳からみた言語」(中山出版)
「医学者のためのエレクトロニクス」(南江堂)
「生理学テキスト 第8版」大地陸男(文光堂)
「咀しゃくの話」(日本歯科評論)
「カラー図解 人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版 第4版」 (日本医事新報社)
その他、実習の進捗や到達度にあわせて適宜紹介する。
講義(実習)
の方法・形式
課題は8項目ある。実習では学習したことを基に、各課題においてグループの中で被験者と験者の役割を分担し、実際にデータを採取する。採取したデータシートの解析を行い、課題を完成させる。
実習テキストは、実習を行うにあたって必要な基礎知識や、得られるデータの解析の方法等を解説している。したがって、実習に臨むにあたっては、事前に実習テキストの該当項目を一読し、必ず予習しておくこと。
必要機器
白衣、筆記具、定規、電卓、実習テキスト、iPad
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
試験終了後、掲示する。
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1-2【実習項目】
心電図/脈波と血圧

【一般目標(GIO)】
・心臓の電気現象を理解するために、心電図を計測し波形解析を行う。
・血液循環と血圧の調整機構を理解するために、血圧測定を行い、測定の際の注意点を修得する。
・血液循環と血管運動の関係について理解するために、脈波と筋電図を同時に計測する。
【実習内容】
心電図の計測と血圧測定

【到達目標(SBOs)】
A. 心電図の波形と誘導法による違いを説明できる。
B. アイントーベンの正三角形を作成し、心電気軸の概念を説明できる。
C. 最高血圧、最低血圧の測定原理を説明できる。
D. 指尖脈波と心電図の関係を説明できる。

【予習・復習】
予習:
・実習テキストの『心電図/脈波』、『血圧』の各項目を読み、実習の目的と概要を確認する。(10分)
・実習テキストの『心電図/脈波』、『血圧』の各項目を読み、 実習手順を把握する。また、実習で使用する器材の名称、操作方法および用語について確認しておく。(15分)
・実習テキストの注意事項をよく読み、実習時の持ち物を用意する。(5分)
・実習内容に関連する項目をシラバスで確認し、生理学重要語句集より該当する範囲の用語を確認する。(10分)
復習:
・実習内容について、講義で作成した学習ノートを参照し、内容について整理し、知識を再確認する。(10分)
・講義で修得した知識が、実際にどのような方法を用いて得られたかについて再確認する。(5分)
・実際に実習で得られたデータの意義について、再確認する。(10分)
・実習の『心電図/脈波』、『血圧』の内容に関連する生理学重要語句集の項目を、再確認する。(10分)
・生理学重要語句集のあらかじめ指定された範囲の小テストを行う。(15分)


【コアカリ】
C-3-4)-(4)①~③
平場 勝成他
3-4【実習項目】
開口反射

【一般目標(GIO)】
下顎反射を理解するために、口腔への痛み刺激による開口反射を誘発し、咬筋筋電図の応答から、その反射弓と抑制機序を学ぶ。
【実習内容】
開口反射の記録

【到達目標(SBOs)】
A. 開口筋の興奮と、閉口筋の抑制が誘発される相反性神経支配を説明できる。
B. 閉口筋の第一抑制と第二抑制の潜時と持続時間の特徴と、反射弓の相異との関連を説明できる。

【予習・復習】
予習:
・実習テキストの『開口反射』の項目を読み、実習の目的と概要を確認する。(10分)
・実習テキストの『開口反射』の項目を読み、 実習手順を把握する。また、実習で使用する器材の名称、操作方法および用語について確認しておく。(15分)
・実習テキストの注意事項をよく読み、実習時の持ち物を用意する。(5分)
・実習内容に関連する項目をシラバスで確認し、生理学重要語句集より該当する範囲の用語を確認する。(10分)
復習:
・実習内容について、講義で作成した学習ノートを参照し、内容について整理し、知識を再確認する。(10分)
・講義で修得した知識が、実際にどのような方法を用いて得られたかについて再確認する。(5分)
・実際に実習で得られたデータの意義について、再確認する。(10分)
・実習の『開口反射』の内容に関連する生理学重要語句集の項目を、再確認する。(10分)
・生理学重要語句集のあらかじめ指定された範囲の小テストを行う。(15分)


【コアカリ】
E-2-1)⑦
平場 勝成他
5-6【実習項目】
音声と呼吸

【一般目標(GIO)】
・発声された母音がどのように特徴づけられるのかを理解するために、音声記録を解析し、構音母音の周波数特性と構音機構の役割を学ぶ。
・呼吸運動の調節機序を理解するために、深呼吸や息こらえにともなう呼吸運動や、血中のHb酸素飽和度の変化を計測する。
【実習内容】
呼吸と音声の記録

【到達目標(SBOs)】
A. 母音のフォルマントを周波数分析により検出し、母音認識におけるフォルマントの意義について説明できる。
B. 母音発声に際しての声帯筋の役割を母音の基本周波数から説明できる。
C. 深呼吸や息こらえによって生じる呼吸運動の変化を説明できる。

【予習・復習】
予習:
・実習テキストの『音声』、『呼吸』の各項目を読み、実習の目的と概要を確認する。(10分)
・実習テキストの『音声』、『呼吸』の各項目を読み、 実習手順を把握する。また、実習で使用する器材の名称、操作方法および用語について確認しておく。(15分)
・実習テキストの注意事項をよく読み、実習時の持ち物を用意する。(5分)
・実習内容に関連する項目をシラバスで確認し、生理学重要語句集より該当する範囲の用語を確認する。(10分)
復習:
・実習内容について、講義で作成した学習ノートを参照し、内容について整理し、知識を再確認する。(10分)
・講義で修得した知識が、実際にどのような方法を用いて得られたかについて再確認する。(5分)
・実際に実習で得られたデータの意義について、再確認する。(10分)
・実習の『音声』、『呼吸』の内容に関連する生理学重要語句集の項目を、再確認する。(10分)
・生理学重要語句集のあらかじめ指定された範囲の小テストを行う。(15分)


【コアカリ】
C-3-4)-(8)
E-2-1)⑪
E-2-2)⑧
平場 勝成他
7-8【実習項目】
口腔感覚と皮膚感覚

【一般目標(GIO)】
・口腔および体幹の触圧覚の感度の違いを理解するために、二点弁別閾を計測する。
・歯根膜感覚の感度を理解するために、物性の異なる薄板に対する厚み識別能を検査する。
【実習内容】
口腔感覚と皮膚感覚

【到達目標(SBOs)】
A. 感覚受容器の種類と分布密度を説明できる。
B. 口腔および体幹の触圧覚の感度を説明できる。
C. 歯根膜の構造と機能を説明できる。
D. 咀嚼時における歯根膜の働きを説明できる。

【予習・復習】
予習:
・実習テキストの『口腔感覚と皮膚感覚』の項目を読み、実習の目的と概要を確認する。(10分)
・実習テキストの『口腔感覚と皮膚感覚』の項目を読み、 実習手順を把握する。また、実習で使用する器材の名称、操作方法および用語について確認しておく。(15分)
・実習テキストの注意事項をよく読み、実習時の持ち物を用意する。(5分)
・実習内容に関連する項目をシラバスで確認し、生理学重要語句集より該当する範囲の用語を確認する。(10分)
復習:
・実習内容について、講義で作成した学習ノートを参照し、内容について整理し、知識を再確認する。(10分)
・講義で修得した知識が、実際にどのような方法を用いて得られたかについて再確認する。(5分)
・実際に実習で得られたデータの意義について、再確認する。(10分)
・実習の『口腔感覚と皮膚感覚』の内容に関連する生理学重要語句集の項目を、再確認する。(10分)
・生理学重要語句集のあらかじめ指定された範囲の小テストを行う。(15分)


【コアカリ】
C-3-4)-(6)②
E-2-2)⑨
平場 勝成他
9-10【実習項目】
H反射

【一般目標(GIO)】
末梢神経の機能を理解するために、誘発筋電図(H反射)記録し、末梢神経伝導速度を推定する。
【実習内容】
H反射

【到達目標(SBOs)】
A. 神経の刺激強度の変化に対応した、H波とM波の振幅の変化を刺激された神経の種類を区別しながら説明できる。
B. 神経線維を伝導する活動電位の伝導速度を計算できる。

【予習・復習】
予習:
・実習テキストの『H反射』の項目を読み、実習の目的と概要を確認する。(10分)
・実習テキストの『H反射』の項目を読み、 実習手順を把握する。また、実習で使用する器材の名称、操作方法および用語について確認しておく。(15分)
・実習テキストの注意事項をよく読み、実習時の持ち物を用意する。(5分)
・実習内容に関連する項目をシラバスで確認し、生理学重要語句集より該当する範囲の用語を確認する。(10分)
復習:
・実習内容について、講義で作成した学習ノートを参照し、内容について整理し、知識を再確認する。(10分)
・講義で修得した知識が、実際にどのような方法を用いて得られたかについて再確認する。(5分)
・実際に実習で得られたデータの意義について、再確認する。(10分)
・実習の『H反射』の内容に関連する生理学重要語句集の項目を、再確認する。(10分)
・生理学重要語句集のあらかじめ指定された範囲の小テストを行う。(15分)


【コアカリ】
C-3-4)-(3)
C-3-4)-(5)①⑥⑧⑨
平場 勝成他
11-12【実習項目】
味覚

【一般目標(GIO)】
・味細胞膜での味覚受容機構を理解するために、味覚の認知閾値を計測するとともに、甘味抑制物質による認知閾値の変化を観察する。
【実習内容】
味覚の閾値検査

【到達目標(SBOs)】
A. 味覚細胞の受容体タンパクおよび、イオンチャネルを介する味覚受容機構を説明できる。
B. 味覚障害の症状とその検査方法を説明できる。

【予習・復習】
予習:
・実習テキストの『味覚』の項目を読み、実習の目的と概要を確認する。(10分)
・実習テキストの『味覚』の項目を読み、 実習手順を把握する。また、実習で使用する器材の名称、操作方法および用語について確認しておく。(15分)
・実習テキストの注意事項をよく読み、実習時の持ち物を用意する。(5分)
・実習内容に関連する項目をシラバスで確認し、生理学重要語句集より該当する範囲の用語を確認する。(10分)
復習:
・実習内容について、講義で作成した学習ノートを参照し、内容について整理し、知識を再確認する。(10分)
・講義で修得した知識が、実際にどのような方法を用いて得られたかについて再確認する。(5分)
・実際に実習で得られたデータの意義について、再確認する。(10分)
・実習の『味覚』の内容に関連する生理学重要語句集の項目を、再確認する。(10分)
・生理学重要語句集のあらかじめ指定された範囲の小テストを行う。(15分)


【コアカリ】
E-2-2)⑩
平場 勝成他
留意事項
・実習に先立って実習書を熟読し、実習内容を把握しておくこと。
・実習の項目によっては服装を指示している場合があるため、適切な服装で実習に臨むこと。
・実習課題を完成させるために必要な生理学的知識を事前に復習しておくこと。
・実習書は必ず持参すること。
授業以外の
学習方法
興味を持った項目については参考書等を用いて能動的に学習を進めること。
成績評価方法
毎回該当課題のレポートを提出する。
全課題終了後、筆記テストを行い、各課題60点以上あれば合格とする。
筆記テストの受験資格は全課題のレポートが合格していること。
参照ホーム
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更新日付2022/02/24 17:40:48